吉田秋祭
旧吉田藩3万石の陣屋町として栄えた宇和島市吉田町で開催される八幡神社祭礼で、毎年11月3日に行われます。
午前5時から神事が執り行われ、その後「卯之刻相撲」と呼ばれる相撲を奉納しますが、勝敗は決せず引き分けで翌年に勝負持越しとします。
祭礼は寛文4(1664)年に神輿の渡御が始まったと言われており、その後に牛鬼、鹿の子(鹿踊)、練車(人形、彫刻、刺繍で飾られた屋台)などの練り物が加わりました。吉田秋祭りは、江戸時代製作の絵巻から当時の様子が把握できます。本町、裡町、魚棚等の江戸時代と変わらない町割りの中で、鹿の子が舞い、牛鬼や練車、御船、宝多などが練り歩く祭礼絵巻さながらの「おねり行列」は圧巻です。
ぜひ会場に足を運んで、江戸時代の絵巻物の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
2024/11月上旬頃(予定)
愛媛県宇和島市吉田町