湯村温泉まつり 湯村の菖蒲綱引き
お祭りの1週間ぐらい前から、春来川沿いの柱にはお祭りを伝える「武者のぼり」が、立てられます。湯村温泉の開祖、慈覚大師を偲び、旧暦の端午の節句に行われる伝統行事で、温泉の恵みに感謝するとともに、五穀豊穣、子どもの健やかな成長を祈る祭りとして行われます。
約700年前から伝わる菖蒲大綱引きは、直径約50cm、長さ100m、重さ4トンの大綱を住民や観光客が引き合います。勝運を占うものとして大変縁起が良いとされており、まちを上組(南側)と下組(北側)に二分し、「上組から下組に嫁いでも、綱引きの時は実家側(上組)を引く」といわれています。
上組と下組の境は喫茶とみやさんの南端(「よろずや」と「出雲屋」の間とされている)で、上組が勝てば「豊作」、下組が勝てば「商売繁盛」と言われており、終了後は縁起を担いで綱の一部を持ち帰るのが良いとされています。
観光客の方も参加できますので、ぜひ一緒に盛り上がってください。
2024/6月上旬頃(予定)
兵庫県美方郡新温泉町湯