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茅の輪くぐりで疫病退散!コロナ禍ならではの取り組みもご紹介

茅の輪くぐりで疫病退散!コロナ禍ならではの取り組みもご紹介

6月に入ると、神社の境内に、大きな輪が設置されているのを見かけたことはありませんか?これは、茅の輪(ちのわ)と呼ばれるもので、厄払いを目的としています。今、世の中は、コロナ禍の真っ只中にあります。疫病を鎮め退散させるために、茅の輪くぐりはまさに的を射たご祈願のかけ方です。茅の輪くぐりについて解説しつつ、コロナ禍ならではの茅の輪くぐりの情報もあわせてご紹介します。

茅の輪くぐりとは

茅の輪くぐりとは、6月と12月の末に神社で行われる厄払いの神事をいいます。6月のそれは夏越(なごし)の大祓いとも呼ばれます。茅は「かや」とも読みますが、茅の輪に利用される植物の事で、昔から身についた厄を払う力があると考えられてきました。その中を歩きながらくぐることによって、無病息災、厄難消除、開運厄除を祈願します。

参拝者は、「祓(はら)へ給え、清め給え、守り給え、幸へ給え」という祝詞を唱えながら、茅の輪の下を左、右、左方向へ八の字に歩いてくぐります。そうすることで、半年の間に身についた厄を祓い、新たに良い半年を迎えることができるのです。

コロナ禍ならではの取り組み

新型コロナウイルスの感染力はすさまじく、世界的に蔓延しています。日本では、外出自粛、県境をまたいでの移動を控える事などが指針として示されました。毎年、茅の輪くぐりをしてきた方々も、この情勢下では神社へのお詣りもはばかられますよね。そこで、感染のリスクをまぬかれながらできる茅の輪くぐりをご紹介します。

京都市伏見区「城南宮」ドライブスルー茅の輪くぐり

城南宮では、7月初旬、駐車場に直径5メートルほどの茅の輪が設置されます。
7月1日から7日の間、車に乗ったまま茅の輪くぐりをすることができます。まず神職が車を1台ずつお祓いします。その後、ドライバーは交通安全を祈念しながら、車両に乗ったままこの巨大な茅の輪をくぐります。まさにドライブスルーの茅の輪くぐり。これは全国的にも珍しい神社のサービスです。

茅の輪のお守りを提供する神社も

夏越の大祓では、茅の輪をかたどった小さい茅の輪お守りを授与してくれる神社があります。

・東京都墨田区にある高木神社
こちらでは、小さな茅の輪を毎年7月1日から授与してくれます。茅の輪はビニールカバーに入っていて、そのまま玄関に飾ることで家族の半年間の無病息災を祈願します。

・京都府南丹市にある生身(いきみ)天満宮
6月いっぱい、小型の茅の輪お守りが授与されます。災厄除、無病息災、延命長寿のご利益があります。

夏越の大祓いに脚を運ぶことができなくても、各神社の社務所にお願いすれば、お守りを送ってくれます。茅の輪守りを玄関に飾ったり、手元に置いたりして災厄を逃れましょう。

夏越の大祓いにかかわらず厄病除けとして設置する神社も

京都の八坂神社では、新型コロナウイルス感染症の終息を願い、コロナ禍の3月に茅の輪が設置されました。参拝客が次々に輪をくぐり、コロナの終息を祈っています。
こちらの神職さんによれば、明治10年にコレラが流行した際にも、臨時に茅の輪が置かれたとのことで、茅の輪は夏越の祓に限ったものではなく、疫病が流行った時に厄病除けとして設置されることもあるようです。

まとめ

日本ならではの伝統行事である夏越の祓い。今年特に災厄から身を守りたい年ですよね。外出自粛や他人との距離と取る事が推奨されている今は、大勢の人が集まる夏越の祭りに行くのはためらわれるでしょう。そんな方々には、ドライブスルー茅の輪くぐりや、小さい茅の輪での厄病除けがおすすめです。長い歴史を持つ伝統ある神社も、時代の要請に対応した便利なサービスを提供しているので、利用してみてはいかがでしょうか。

オマツリジャパン編集部
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
オマツリジャパン編集部からは全国のおすすめのお祭りの情報を発信していきます

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