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祭りは続くよ1か月!京都「祇園祭」の楽しみ方

祭りは続くよ1か月!京都「祇園祭」の楽しみ方

今回は日本三大祭の一つ、京都で行われる「祇園祭」をご紹介します。

桜の季節、紅葉の季節には行ったことがあっても、夏の京都は行ったことがないという方に是非!「お祭り」という非日常空間で、荘厳かつ華麗な歴史絵巻を紐解いたかのような世界をのぞいてみませんか?

祇園祭とは?

JR京都駅より車で15分ほどの八坂神社をはじめ、京都市内中心部で行われます。

期間も規模もダイナミックで、7月1日の吉符入りから始まり31日の疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)まで1か月にわたって行われるので、この間まさに毎日祭日!

祇園祭は、前祭りと後祭りの二つに分かれていてメインイベントとなる「宵山(よいやま)」、「山鉾巡業(やまほこじゅんぎょう)」もそれぞれ前・後と両方行われるのです。

2018年のスケジュールは以下のとおりとなっています。

前祭り(さきまつり) 宵山行事7/14~7/16 巡業7/17

後祭り(あとまつり) 宵山行事7/21~7/23 巡業7/24

そぞろ歩きや闇の中に浮かぶ提灯を楽しむなら「宵山」、勇壮で華麗な鉾の姿を見物したいなら「巡業」、混雑を避けたい場合は神事の一つを近くでのぞいてみるなど楽しみ方が本当にたくさんあるのがこのお祭り。

スケジュールの詳細につきましては、京都市観光協会ホームページをご確認ください。

祇園祭の由来

さかのぼること1100年前、清和天皇の時代に京都で疫病が流行しました。人々はこれをたたりとして怖れ、当時の国の数と同じ66本の鉾を立てて祭りを行い、神輿を神泉苑に送ってたたりを祓おうとしたことが起源と言われています。

今では前祭り・後祭りと二つに分かれていますが、交通規制など時代の流れで一度一本化された後2014年に後祭りが復活!

約50年ぶりに後祭りが復活したことにより、前祭りで神様を八坂神社からお神輿にお乗せして御旅所へお送りし、一週間奉納囃子などでご接待してから後祭りでお帰り頂くという本来の姿に戻ったのです。

縮小していくお祭りもある中で後祭りを復活させた京都、伝統を次の時代に継承していこうという志を強く感じます。この記事を読んでくださっている方の中にも昔は2日やっていた地元のお祭り、今は1日だけ…なんてことありませんか?身近にこんなお祭りがあるよ!という声もぜひお聞かせください。

動く美術館

街中の邪気を集め、お神輿が通る前の露払いの役割を持つ鉾。本来の役割を忘れてしまいそうになるくらい美しい山鉾が巡業していく様は「動く美術館」とも言われており、まさにお祭りのハイライト!眼の前で豪華絢爛な装飾品を見ることができるのは貴重な機会です。

前祭には23基、後祭には10基とたくさんの山鉾が巡業するので、お目当ての鉾を決めて見るのもよいかもしれません。

前祭の山鉾巡業は17日、四条烏丸 (午前9:00)→四条河原町(9:35)→ 河原町御池 (10:20) → 新町御池(11:20)といったルートで進んで行きます。

一方後祭は24日、烏丸御池 (午前9:30)→河原町御池(10:00) → 四条河原町(10:40) →四条烏丸(11:20)と前祭とは逆のルートをたどります。

ここが見どころ!

山鉾のダイナミックな動きを見られるのが「辻回し」です。これは山鉾の方向転換のこと。山鉾は直進しかできず、また京都の道は碁盤目状になっているので、大きな方向転換が必要になるのです。重さ10トンとも言われる巨大な鉾を人の力のみで動かすので迫力満点です。

見物客が固唾をのんで見守るなか、見事に回りきると拍手喝采!

そして装飾品に目を向けてみると、あれ?と思うことがあるかもしれません。

鉾の中の一つ、函谷鉾(かんこぼこ)の前懸に使われているタペストリーには旧約聖書のモチーフが描かれているのです。仏教にキリスト教と色々な宗教が混ざり合っている情景が見られるお祭りは珍しいのではないでしょうか。清濁合わせて飲み込んで、独自の文化に取り込んできた日本の土壌が垣間見えるところでもあり、魅力の一つです。

お祭りに欠かせない食べ歩き

7月14日~16日に行われる前祭りの宵山行事の期間中15・16日は歩行者天国となり露天が立ち並びます。この期間しか食べられないものもあれば、一日限定なんていう大変貴重なものまで!16日にしか販売されない柏屋光貞さんの「行者餅」は予約を受けず、当日並んで買うようなので口にするのはなかなか難しそうですが、一度は食べてみたいですね。

ちなみに、21日~23日に行われる後祭りの宵山行事では歩行者天国、露店ともに設定はないのでご注意ください。それこそ「あとのまつり」ですが、露店がない様子もまた一層の風情があると楽しむ声もあるそうですよ。

個人的には鉾ごとに違ったご朱印もとても気になり…知れば知るほどディープで多彩な楽しみ方があるのが祇園祭。参加する、食べる、見る、一年の厄を祓い次の一年に思いを馳せるなどあなたなりの楽しみ方を見つけてみてください!

writen by
じゅり

じゅり

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