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例大祭ってなに?他のお祭りとどう違うの?

例大祭ってなに?他のお祭りとどう違うの?

「お祭り」と「例大祭」の違いってご存知ですか?例大祭(あるいは例祭)と呼ばれるお祭りは、なにが特別なのでしょうか?親等の性格や歴史も合わせてご紹介します。

例大祭とは

神社にて一年に一度行われる特別な祭りを「例大祭」と言います。大抵は神社に由緒のある日が選ばれますが、ない場合は一定の時期を祭りの日と定めます。
祭りの時期に法則性はあらず、春日大社は3月13日、八坂神社は6月15日、明治神宮は11月3日です。また、諏訪大社のように年に2回執り行う神社もあるそうです。

例大祭の様子/通常の祭りとの違い

神社にとって「祭り」とは年中あるものですが、大抵は祭りの目的が決まっています。たとえば、祈年祭なら豊作を祈る祭り、大祓なら体にこびりついた「ケガレ」を払うための祭りです。

例大祭では、神社にもよりますが、神への供物が盛大に捧げられ、祈祷者や地域の子孫、豊作などを包括して祈るのが習わしです。「例」という言葉自体に「ならわし」という言葉がありますが、神社ごとに設定された「ハレ」の日だと思えば良いでしょう。

なぜ例大祭は存在するのか

最近では行わないところも増えてきましたが、新築の家をたてる前に、地鎮祭というものを行いますよね。あれは日本に限ったことではなく、アジアやアフリカ、ヨーロッパでも神父さんなどが集まり行っています。

少し話がさかのぼりますが、日本神話にてアマテラスが祠(岩戸)に隠れると言ったエピソードがあります。この際にアメノウズメはアマテラスをもてなすために裸で踊ったとされていますが、この際に見られる踊りや催しは、古代から現代に連なる祭りに通じるそうです。

「例大祭」という概念は明治以降に神道が国家の管理下に置かれるようになってからのものとのこと。

創始者がしっかりと文献に残り、教祖や団体が式典をしきる宗教ではないとのことなので、「神社で一年に一度か二度行われる大きな祭りを、例祭または例大祭として区別する」と覚えれば良いのではないでしょうか。

神輿には神が座っている

例大祭とは

人々が担ぐ神輿ですが、その神輿の中は空洞になっています。乗っているのは神様で、わっしょいわっしょいと担いで上下させるのは、「天に少しでも近づけるため」あるいは「霊魂を呼び覚ますため」「霊魂を元気づけるため」などと言われているようです。

例大祭でなにをするのか

例大祭の共通項とは、「神社の典型的祭り」の共通項でもあります。千年以上の藤崎八旛宮では、イベントが固有名で「放生会」と呼ばれています。儀式=祭りに際に神が神社に舞い降りて、そこで神主らは神を迎え入れるわけですが、鎧や馬子を加え盛大に祝います。
また、神楽を呼び神前に舞を踊るのもおそよ共通する例大祭での振る舞いです。

例大祭は「大祭」に区別される

神社のお祭は、小祭、中祭、大祭に分類されます。季節の節目節目に行われる祭りは(春祭りや秋祭りなど)は大方「大祭」に分類されます。

祈年祭

ややこしいですが、「例大祭」のみが大祭ではありません。その一年の豊作を願う「祈年祭」も、大祭に分類されています。過去には旧暦2月4日に行われていたようですが、現在ではてんでバラバラに行われています。本来は、地元の住民がそれこそ地鎮祭のように、神に祈りを捧げる祭りでしたが、だんだんと意味合いが変わっていき、国家安護を願うものへと変わっていきました。諸説ありますが、食料を失う恐怖が薄らいだ結果、最大のリスクである国家の崩壊を防ぐための祈りに変化していったと言われています。

(この流れは、廃物稀釈後の神道の国家神道化で顕著になります)

この祭りは伊勢神宮で行われておりますが、公式で「大祭」に分類されています。

新嘗祭

こちらも、有名な宮中祭祀の儀式の一つです。祈年祭は神に祈りを捧げ豊作を願うものですが、こちらは収穫を神に感謝する祭りとなっています。伊勢神宮で行われ、今上天皇によって執り行われます。

一度GHQによって廃止されますが、その後も残り、勤労感謝の日となって残っています。

天皇と祭祀

神社全てが天皇家とつながるわけではありませんが、伊勢神宮は天皇家にとって特別な神社です。かつては皇室の者以外は参拝不可能でした。

天皇の祖先は直接には神武天皇とされていますが、その神武天皇の5代前の先祖は天照大神です。そして、伊勢神宮の御祭神は天照大神です。

例大祭は、明治以降は少なからずこの伊勢神宮に連なるよう統括されています。なんとなくのお祭りであるかもしれませんが、伊勢神宮が全ての頂点に立つようできていますので、それは無視できないとのことです。
 

例大祭は、単なる大きなお祭りではありません。参加者も神主もそれほど意識はしないかも知れませんが「それぞれのお祭りにちゃんとテーマがある」ということは確かですね。

written by
オマツリジャパン編集部

オマツリジャパン編集部

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