今回の社員インタビューは、オマツリジャパンで公共営業を担当する大山勝廣(オオヤマ・カツヒロ 通称:カツ君)。セールスの中で「公共営業」を任されている彼は、どのようなマインドセットで業務に取り組んでいるのか?持ち味を存分に生かした彼の営業スタイルを、神輿好きの聖地と言われる神田明神で聞いた。

「祭りで日本を盛り上げる」という、オマツリジャパンのビジョンを実現させるために。

年に2回程度開催される「社員合宿」での一コマ。合宿中は担当部門の垣根を越えて語り合う。2019年春は神奈川県の三崎で合宿を行った。

ー早速ですが、カツ君が任されている「公共営業」の業務内容について具体的に教えて下さい。

お祭り専門サポート会社であるオマツリジャパンにおいて「公共営業」とは、お祭りの主催者や自治体に対する営業ということになります。全国のお祭りの主催者やその地域の自治体の方々に会いに行って、お祭りの様々な支援を提案し受注、その後のプロジェクトマネジメントまでを担当する…というのが大まかな流れですね。

主催者の抱えるお悩みとしては、プロモーション不足、あるいは高齢化による担い手不足のどちらかであることが多いのですが、こうした課題をしっかりとヒアリングして、予算との相談をしながらどうしたらそのお祭りを支援できるかを提案をしていきます。具体的には、お祭りの記事作成やSNSを活用したプロモーションを提案したり、お祭りの体験コンテンツとして「お祭り体験ツアー」を提案したり。

中でもフォトコンテストは複数の主催者で採用されていますが、僕たちがプロモーションしたところ、わざわざフォトコンテストのためにセミプロの写真家の方が遠方から参加してくれて。セミプロの方ですから投稿する写真もSNS映えしてキレイなんですよ。もちろん、優勝賞品のために参加者は頑張るわけですが(笑)フォトコンテストを行うことで質の良いお祭り写真が拡散され、お祭りの認知度UPにもつながるんですね。

実はお祭りのフォトコンテストは未だに「ネガを郵送」とか「ファイルをアップロード」という方法が多く、SNSを活用するような運用はまだ少ないです。SNSを活用したいという主催者は多いんですけれど「どうやったらよいか分からない」という方がほとんどで…。そんな声にもしっかり向き合い、主催者の方の想いに寄り添いながら、提案を繰り返して信頼関係を築いていっています。

伝統をどう伝える?をテーマに開催したトークイベントで司会進行を担当するカツ君。祭りを後世に残す方法を皆で考えるため、実際に行われている取り組みの事例を紹介した。

ー中には、「うちのお祭りによそ者が参加するなんて…けしからん!」という主催者さんもいそうな気がしますが…。

そうですね。確かに「お祭りは、地元の方達だけで!」という主催者もいます。お祭りにも神社仏閣の祭礼行事としてのお祭りと、市民祭りと2種類あると思っていて。後者は観光活用しやすいけれど、前者は「自分達の祭りは自分達で守ろう」とする動きもある。観光活用するなら地元の方を含め、地域外の方をどう呼び込むかという工夫が必要ですから、さっき話したようなプロモーションは大切になりますね。

一方でお祭りを残すにしても、残し方にも色々あるんですよね。まずはお祭り当日の参加者を集めたいのか、準備から参加してくれる担い手を増やしたいのか、映像として残したいのか。答えは一つではなくて様々な方法がある。お祭りを残す方法を模索するために、お祭りの保全の取り組みをピックアップして、トークイベントを開催する…ということも行っています。

主催者の想いに寄り添うためには、傾聴力と好奇心が欠かせない。

サポーター定例(オマツリジャパンの活動を支援してくれるボランティアスタッフとの定例ミーティング)にて、集まってくれたサポーターの皆さんと。このミーティングの取りまとめはカツ君が手掛けた。

ー今、業務内容を聞かせていただきましたが、熱い想いを持ったお祭り主催者に応えるべく、カツ君が大切にしていることや心掛けていることは何ですか?

まずは主催者の話を聞くことですが…。主催者の方への敬意はもちろん、好奇心を持ってヒアリングが出来ないとなかなか良い提案は出来ないですね。不確実性の高い案件がほとんどですし、そもそもオマツリジャパンのことを知らない主催者がほとんどですから。会社の看板で営業することは出来ません。そこへ飛び込んでいけるかどうかにかかっていますね。

ー先ほど、「高齢化」という話がありましたが、主催者の方も年配の方が多いですよね。27歳のカツ君にとって年配の方と折衝することに抵抗はありませんでしたか?

時には半世紀ほど年上の方と話すこともありますが…もともと4人兄弟の末っ子で一番上の兄とは8歳年が離れているんです。いとこの中でも僕が最年少で。そういった家庭環境もあって、あまり年上の方と話すことに抵抗はなかったですね。

もっと言えば、中学生の頃から地域の卓球クラブチームに所属していて。小学生から70代の方までが分け隔てなくコミュニケーションを取る環境なんです(笑)実際に小学生の子と、僕と、70代の方でチームを組んで卓球の試合に参加することもありましたから、世代を超えた人とのコミュニケーションは慣れていました。幅広い世代と接した経験は今の仕事で活かされていると思いますね。

自分よりもまずチームを優先。持ち味が今の仕事に活かされている。

神田祭でお神輿を担いだ時の一コマ。定期的にサポーター(オマツリジャパンの活動を支援してくれるボランティアスタッフ)向けにこうしたお祭り体験イベントを開催している。メンバーからは「お神輿を担ぐとカツ君の目つきが変わる…」と評判だ。

ーここからはカツ君の「素」に迫ってみたいと思いますが…小さい頃はどんな子供だったのでしょうか?

‟一度興味を持ったことはとことん掘り下げる”という、オタク気質な子供でした。あ、それは今も変わってないですね(笑)僕の兄は研究職ですし、家族・親戚の中にも様々な専門職に就く人が多かったです。家族そろって突き詰めるクセがあるのだと思います。

僕自身も中学校から大学までずっと卓球をやっていました。お祭りにハマったきっかけは小学生の時です。祖母の家に遊びに行った時に参加した立川のお祭りで見たお神輿の感動が忘れられなくて、以来ずっとお神輿にハマっています。

卓球に関しては、中~高校では部長を務めて、大学では副主将でした。「僕が部長やりたいです!」という気持ちもありましたが、部全体を見た時に、「僕が部長をやるならチームをこうやって盛り上げたい」と考える癖がありました。常に僕個人よりも、チーム全体としてのパフォーマンスを第一に考えています。なので、オマツリジャパンでは皆が真面目に仕事をしているので、あえて(?)テキトーなことを言う様にしています(笑)

単に好きが高じただけではない。「この人たちと一緒に働きたい」と思ったから。

阿波踊りの体験イベントにて、鳴り物の体験をするカツ君。阿波踊りのプロに指南を受けた。

ー先ほど、「子供のころから神輿好きだった」という話がありましたが、オマツリジャパンへの転職理由も「神輿好きが高じて」ということでしょうか。

それもありますが…さすがにそれだけで転職には踏み切れませんでしたね。

そもそもオマツリジャパンを知ったのはある日の日経新聞だったんです。女性起業家の特集が毎週月曜日に組まれているんですが、そこにはっぴ姿の女性が載っていて。びっくりして記事を読んだらオマツリジャパンの代表の加藤だったんですよね。

僕は小学生の頃から神輿好きでしたが、あまり周りにお祭り好きな人がいなくて。それがオマツリジャパンにはお祭り好きなサポーター(※オマツリジャパンの活動を支援してくれるボランティアスタッフ)が沢山いるし、何よりお祭りを仕事にしていることに衝撃を受けました。

最初は前職を続けながら、僕自身もお祭りサポーターとして活動していたんですが、ある時社員募集がかかることを知って僕も手を挙げた…といういきさつです。

不確実性の高い案件をこなすには、「今を楽しむ」ことが出来るかどうかにかかっている。

神田明神にて展示中のお神輿について、氏子の方に質問をするカツ君。興味を持ったことはとことん突き詰める性分だ。

ー最後に、公共営業を担当するカツ君から、これからオマツリジャパンにJOINする方に向けてアドバイスをお願い致します!

オマツリジャパンは「祭りで日本を元気にする」をビジョンとしています!このビジョンに共感してもらえることはもちろんですが、不確実性の高い案件が多いので、「今を楽しめるかどうか」が仕事に取り組む上で大切だと思います。新しい案件・地域・お祭り・人と出会う事にワクワクできるかどうかが大切です。その代わり、新しいことにチャレンジできる環境なので、どんどん自分のアイディアを出してみるとより楽しめるのではないでしょうか。

この仕事の醍醐味は何と言っても「自分の地域を元気にしたいと思っている人と、一緒に働ける」ということですね。色んな人と関わっていくことが出来るので、それが面白いと思える人が向いていると思います。

僕はもともとお神輿が小学生の頃から好きで。今は「お神輿エバンジェリスト」を名乗るべく日々努力していますので(笑)お祭りの知識不足で不安…という方には、僕からお神輿情報を提供しますのでどうぞご安心を!

株式会社オマツリジャパン

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