秋田県を代表する観光地の一つ、角館。県東部の仙北市に位置し、市内には日本一深い湖として有名な田沢湖のある土地です。
角館は江戸時代の武家屋敷が残る通りが人気観光スポットとして知られ、「みちのくの小京都」とも称される美しい街並みには、毎年多くの観光客がやってきます。
この角館の城下町を舞台に毎年9月7日から9日の三日間で開催されているお祭りがあるんです。その名も「角館のお祭り」!
角館のお祭りは、「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコの無形文化遺産にも登録されているお祭りです。その歴史は400年以上と伝わり、お祭り当日は歌舞伎人形や武者人形の飾られた曳山が威勢良く角館城下町を行き交います。最終日の9月9日に現地へとやってくると、武家屋敷の通りで巡行を待つ曳山に遭遇しました!
18丁内から曳山が出ているとのことで、城下町を歩くと至る所で曳山に会うことができます。こちらは川原町若者の曳山。「三河物語“家康初陣”」の場面が人形で表現され、今川義元と松平元信(後の徳川家康)が勇ましく乗っています。
続いては横町若者の曳山です。武者姿と火を持つ様子が猛々しいこちらは、「源平盛衰記 倶利伽羅峠の戦い」を題材にしています。
「壽 柱建曽我」という題材を乗せた曳山は、西勝楽町若者のもの。歌舞伎の名場面が再現されていますね。
新田義貞の武者姿に惹きつけられるこちらは、西部若者の「曙の月 神なる道 鎌倉攻め」です。
今年の大河ドラマ「どうする家康」でも大活躍の酒井忠次をメインに据えた曳山もありました。酒井忠次が太鼓を打ち鳴らし敵を退散させた名場面が表現されています。
日も傾き始め、曳山の動きも慌ただしくなってきました。
釣鐘が特徴的な下岩瀬町若者の曳山と先ほどの横町若者の曳山が狭い道路上で出会い対峙する場面も。
こうなった時に行われるのが「交渉」です。曳山の運行には上り山(参拝等の目的地へ向かっている曳山)を優先するというルールがあるのですが、最終日の夕方ともなるとどの曳山も目的は終えているためお互いに優先権が無くなっています。
そんな時はこの交渉をして交通整理を行うのですが、決裂してしまうこともあるんです。その場合に実施されるのが、角館のお祭りの見どころの一つにもなっている「やまぶっつけ」。激しく曳山がぶつかり合う様子には圧倒されますよ!
下岩瀬町と横町の曳山が押し問答の末、交渉となりました!果たして、やまぶっつけになるのでしょうか。#角館のお祭り #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/L3ETzCIdSR
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) September 9, 2023
違う場所でも交渉が!長い場所では数時間にも渡り交渉をする場合もあり、曳山の移動経路含めどのような動きとなるか定まっていないのも角館のお祭りの醍醐味の一つなんです。
あっちこっちで行われる交渉。この頃合いにはだいぶ日も暮れてきました。日が完全に暮れ夜を迎えると、お祭りは激しさを増してきますよ。
闇夜に包まれた角館。交渉となり対峙していた曳山の後方に、棒が設置されていきます。
あちこちの曳山に付けられていく棒。こちらの棒がこの後に重要な役割を果たしていくんです。曳山に次々と棒が付けられていく中、各丁内の若者の盛り上がりもどんどん上がっていきますよ!
暗くなり、交渉を行う曳山の後方も盛り上がってきました!#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/62UJWmvdJZ
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) September 9, 2023
こちらで向き合うのは中央通りと西勝楽町若者の曳山。曳山と曳山の中央に集う男達はまだ落ち着いた雰囲気です。
そうこうしているうちに交渉へと移りました。いよいよ「やまぶっつけ」が行われるのでしょうか。
雰囲気が変わり、ついに「やまぶっつけ」がはじまりました!曳山の上でも下でも提灯を掲げて煽っていきます。
そして「ガツーン!」とぶつかり合う曳山。これは大迫力です!そしてそのまま後方の棒を下に押して、テコの原理で両者同時に曳山が勢いよく跳ね上がりました。
跳ね上がった状態で、再びぶつけ合います。
どんどんと押し合われる曳山。
まだまだぶつけ合います。どうなっていくのでしょうか。
お囃子の音と共に、男達の「ヨーイサノヤー!」の掛け声が響き渡っていきますよ。
曳山の周りでは、曳山に繋がれた綱をたくさんの人が引っ張って、ジリジリと曳山を動かしているんです。
やまぶっつけ本番がはじまりました!曳山をぶつけ合って、こんなににじり動くものなのか。すごい迫力です!#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/EDawc9aPta
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少しずつずれてきた両者の曳山は、一点で接するのみに。絶妙なテンションでバランスを取り合っています。
激しいぶつけ合いです。綱を引っ張るのに合わせて、曳山がぎゅーっと動いていきます。
曳山をぶつけ合うと、こんなに一気にずれ動くものなのですね!#やまぶっつけ #角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/d16MnzatPq
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「ギギーッ!バーンッ!」という、曳山がぶつかり合う音もすごい!
笛の音もですが、「ギギーッ!バーンッ!」という曳山がぶつかり合った時の音がものすごい。#やまぶっつけ #角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/niWGqCnxtY
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これは熱くなりますね!
もう皆様この表情です。ここぞとばかりに気合が入ります。
勢い余って、曳山が浮いちゃうシーンも。この激しさから角館のお祭りは、「日本三大喧嘩祭り」の一つとする説もあるんですよ。この勇姿を見たら納得ですね!
角館のお祭りの曳山って、やまぶっつけの時浮くんですか!#オマツリジャパン pic.twitter.com/t7Bi8nXL0M
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綱を引っ張って、両者どんどん押していきます。
この熱量、空気感、たまりませんね!
場所を移し、北部丁内若者と大塚若者の「やまぶっつけ」へ。こちらも盛り上がっています!
ぶつけられた曳山の先端で、提灯を振り合う両者。
北部と大塚もやまぶっつけしていました!#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/itpmbkLAJw
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止めどなくぶつかり合い、周りの見物客も歓声を上げていました。
城下町を再び歩くと、桜美町若者と横町若者は交渉をちょうどはじめたところ。
さらに進むと、駅前若者と上新町若者がちょうど「やまぶっつけ」をはじめようとしています。これは見ない訳にはいきません!
この大迫力です!
駅前と上新町の、やまぶっつけ本番の瞬間です!勢いよくぶつかり合いました!#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/6EvEfNPcFE
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跳ね上げられた曳山の先端で繰り返し振られ合う提灯。闇夜にぼやっと提灯の明かりが飛び交う様子はどこか幻想的でもあります。
逆サイドからも見てみましょう。威勢の良いぶつかり合いは止まりません。長い場所では、夜通し明け方まで「やまぶっつけ」が行われることもあるというから驚きですよね。
駅前と上新町のやまぶっつけを逆サイドから!#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/lJfo5IrqFb
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ちなみに曳山の位置は、本部に設置されたこちらのボードで分かるようになっているんです。「やまぶっつけ」勃発の所には赤い印が付けられ、リアルタイムで状況が分かるのがありがたいですね。
「やまぶっつけ」が「動」の楽しみ方なら、「手踊り」は「静」の楽しみ方と言ってよいかもしれません。城下町を練り歩き各所で停止した曳山では、二人一組での手踊りが披露されます。
手踊りの踊り手は、紫色の「紋付」か「かすり」の二種類の着物を着ています。「紋付」の方が格式が高いとされ、奉納等で踊る際はこちらを着た踊り手によって手踊り行われるそうです。
手だけではなく、手拭いを使用して踊る場面も。
手拭いを使った手踊りもあるんですね!#角館のお祭り #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/ij577BqK1p
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人形を背に手踊りが優雅に行われていきます!
角館のお祭り、三日目の最終日を迎えています。武家屋敷の残る城下町各地では、曳山の上で手踊りが披露され華やかな雰囲気です!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/XXR1NoaN2N
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) September 9, 2023
夜になっても要所要所で手踊りが披露されていました。お昼とはまた違った雰囲気の中で楽しめますね。扇子を使っての踊りも見応えがあります。
やまぶっつけがまだはじまる前で、平和だった頃の手踊り笑
奥ではやまぶっつけを今かと待つ二つの曳山が並んでいました。#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/3wjvsaIkhg— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) September 9, 2023
手踊りが行われる曳山の後方にもご注目。勇壮な前方の人形とは打って変わって、後方には酒樽と共に滑稽な人形が置かれることが多いんです。この人形は「送り人形」や「送りっこ」と呼ばれ、毎年楽しみにしている人もいるんですよ。
再びの人気で話題になったマツケンサンバIIのような人形も。その年の話題の人を乗せることもあるそうで、甲子園で活躍した地元の高校球児が登場した年もあるんだとか。
紅葉に囲まれた、花咲かじいさんのような送りっこもいました。
人形の見どころは他にもあるんです。城下町の拠点に置かれた巨大な置山も見逃せないポイントですよ。
今年は曳山の参拝のある薬師堂と神明社、そして本部近くの立町に設置されていました。こちらは薬師堂に設置された「忠義の導き 長篠の合戦」です!
大河ドラマ「どうする家康」でも描かれた、鳥居強右衛門の命をかけた忠義の一場面が表現されており、見応えのある内容になっています。高さもかなりあり、スケールの大きな置山です。
お次は神明社の置山。こちらは「桶狭間の合戦 大高城兵糧入れ」。こちらも「どうする家康」で序盤に登場していたシーンですが、金色の甲冑を着た徳川家康が特徴的ですね。織田信長や今川義元の姿も見えます。
最後は立町の「神霊矢口渡」。歌舞伎や人形浄瑠璃の題材にもなっているもので、川に現れた新田義興の霊にご注目。
立町の置山の横にはステージが設けられ、手踊りやお囃子等の披露も行われていました。
本部近くのステージでは、奉納舞が披露される時間も。こちらは扇子を使用した拳囃子が踊られています!#角館のお祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/k6pX64frFF
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お祭りへやって来たら、露店も楽しみたいですよね。定番お祭りグルメを提供するお店から、スーパーボールすくいのような遊べるお店まで、曳山の運行ルートに立ち並んでいました。
また秋田へやって来たら、ご当地グルメも楽しみたいところ。きりたんぽや稲庭うどんを提供するお店がいくつもあり、秋田名物を角館で味わうこともできますよ!
■角館駅へのアクセス
・東京駅から秋田新幹線で180分
・盛岡駅から秋田新幹線で45分
・秋田駅から秋田新幹線で42分
毎年9月7日から9日の三日間で開催されている、角館のお祭り。ぜひ「やまぶっつけ」の迫力を味わいに角館へ来てみてください!
2023年11月4日、5日の日程で、埼玉県飯能市で「飯能まつり」が開催されます。
明治時代には近隣随一といわれた山車・屋台も華やかな歴史あるこの祭り。この記事では2022年の現地レポートとともに、2023年の開催情報をお届けします。
埼玉県南西部の街、飯能市。古くから林業で栄えた街であり、度々火災の起きていた江戸に向けて材木の供給を行なってきた歴史があり、その木材は「西川材」と呼ばれ重宝されてきました。また明治に入り飯能駅(現在の西武池袋線。当時は武蔵野鉄道)ができると材木の集積地としての役割も大きくなっていくなど、森林との繋がりの深い街です。
そんな飯能市で、毎年11月第一土日に行われるお祭りをご紹介していきます。「飯能まつり」です!
2022年の飯能まつりは11月5、6日の二日間で開催されています。新型コロナウイルスの影響から、実に3年ぶりの開催となりました。なお今年は感染症対策から、例年とのスケジュール等の変更、露店の出店は中止等の対応をしての実施となっています。試行錯誤しながらお祭りを開催してくれている関係者の皆さまには感謝ですね!
山車の巡行のある二日目、6日に飯能まつりへとやってきましたので、その様子をお伝えしていきます!
飯能駅を出て目の前の通りへやってくると、14時半からの山車総覧・引き合わせに向けて山車が集結しているところでした。飯能駅側で各町の山車を出迎えているのは、今年の当番町の二丁目です!二丁目の山車は1871年(明治4年)頃に建造されたもので、江戸の風合いが感じられる素木彫刻は見事で目を惹かれます。
山車が一列に並ぶ山車総覧。10基の山車がそれぞれのパフォーマンスを見せながら並んでいますよ。(本来飯能まつりに参加する山車は11基ですが、今年は1町が不参加となりました。)
天狐がアクロバットに舞う山車も。
こちらは獅子舞です。子どもが近づくとアピールしてきます!
一旦お囃子が鳴り止み、一斉にスタートさせての引き合わせがはじまりました。山車の前では団扇による盛り上げも行われ、一層お祭りの熱量が上がっていきます!
原町の山車です。獅子舞が出てきて盛り上がっています!#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/GcP8wdtBeQ
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
青い服に身を包んだおかめも登場。柔らかな踊りを見せてくれますね!
おかめもいい味を出しています!#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/mssLXJv24X
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
お次は外道。外道の舞は、飯能まつりの特徴の一つでもあります!
3年ぶりの飯能まつり。山車総覧からの引き合わせが行われていますよ!名物の白テープもこの通り出されました!#祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/qCpCXKsY60
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
こちらも飯能まつりの特徴の一つ、花万灯です。
このカラフルな花万灯が山車を先導して練り歩く姿も見どころ。ゆさゆさと花が揺れながら、山車を導いていきます。例年は同様に少女たちによる手古舞も先導していますが、今年こちらは中止となりました。
さあ、引き合わせを終えた山車が飯能の街中を進んでいきます。こちらは宮本町の山車です。山車の前にのびる紐をうまく引っ張り、山車をカーブさせていくのも見応えがありますね!
当番町の二丁目も一番奥から進んできます。山車の上に乗るのは神功皇后像です。
花万灯がきれいですね!
続いては原町。こちらの上に乗るのは神武天皇像になります!
舞台で舞が行われる中、見事にカーブしていきますよ!
青梅飯能線の道路を進む山車。3年ぶりと言うこともあり、たくさんの方が来場していますね。
全ての山車が揃いお囃子などを奏でることを引き合わせと言うことに対し、辻々でいくつかの山車が出会って行うことを曳っかわせと言うそうな飯能まつり。曳っかわせは各所で行われますが、広小路交差点で3基が揃う場面に遭遇しました!
山車を近づけ、お囃子の鳴らし合いです!
踊りや団扇の扇ぎ方にも熱が入ります。
飯能まつりでは度々各地の辻々で、複数の山車が集まってお囃子を鳴らし合う、曳っかわせが行われ見どころです!#祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/EOwzoW1R05
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
各所を練り歩いている山車は、こんな細い通りにも。
外道や獅子舞がパフォーマンスをしている山車もありました!
獅子舞が出てきて、さらに盛り上がる!しかも2体も!#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/7GxbPWxRTY
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
またお祭り会場には5箇所に居囃子が設置され、こちらでもお囃子や踊りを楽しむことができるんです。居囃子は動かないので、いつでも楽しむことができる飯能まつりの見どころの一つとして知られています!
2つの居囃子が並び合う場所も。これは盛り上がりますね!
岩渕囃子連の居囃子では、飯能市内にテーマパークがあるあのキャラクターの姿も!お囃子に合わせて踊っていました。
17時が近づき日も暮れてくると、山車には提灯が設置され明かりが灯されていきます。
昼間とは一風変わった雰囲気に。幻想的な夜のお祭りがはじまります。
暗くなりはじめ、提灯に明かりが灯ってからの曳っかわせも幻想的で良いですねえ。#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/hCx6LMbzj0
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
17時15分からの最後の引き合わせに向け、各山車のテンションはどんどん上がっていきますよ!
10基の山車が今度は青梅飯能線へ一列に並んできています。
外道が登場して会場が盛り上がる!
飯能まつり、今年の当番町の二丁目の山車です。どっこいの掛け声がいいですねえ。団扇であおるのも特徴的です!#祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/re0lvIiZC0
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
いよいよ2022年、3年ぶりの飯能まつり最後の引き合わせです。カウントダウンが終わると共に、一斉にお囃子が奏でられはじめました!
夜の引き合わせ、カウントダウンからはじまりました!山車の提灯には明かりが灯り、お祭りの雰囲気が上がってきますね!#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/osiON9Xwqb
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
緑と橙が特徴的な前田の山車。ひょっとこをはじめ、すごい盛り上がりです!団扇を扇ぐのにも気合が入ります。
前田の山車は緑と橙が美しく舞います!そしてそれをひょっとこがさらに盛り上げものすごい!#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/H8ywmtaDLS
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各町の山車も負けじと盛り上がります。10町それぞれの特徴、魅力があり、見て回るのは楽しいですね!
柳原の山車では盛り上がる中、獅子舞からの鬼が登場!#飯能まつり #祭り #オマツリジャパン #埼玉 pic.twitter.com/GUoi6hlTmh
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 6, 2022
飯能名物と言えばいろいろありますが、その中で飯能駅前でカジュアルに手に入るのがこちら「甘太郎焼」です!
今川焼のような見た目ですが、飯能では甘太郎焼と呼ばれています。目の前での焼き立てを購入することができ、熱々を食べてみると中の黒あんと生地の相性が絶品。ぜひ飯能まつりに合わせてお試しください!
■飯能市へのアクセス
・池袋駅より西武池袋・秩父線急行で飯能駅まで約50分
・秩父駅より西武秩父線 特急ちちぶで飯能駅まで37分
・川越駅よりJR川越線で東飯能駅まで29分
・八王子駅よりJR八高線で東飯能駅まで約40分
毎年11月第一土日に行われる飯能まつり。ぜひ山車やお囃子を楽しみに来てみてください!
日時:2023年11月4日(土)12:00~21:00、5日(日)9:00~21:00
場所:飯能駅北口・東飯能駅西口周辺
主な催し:
<11月4日>
12:30〜13:00 オープニングセレモニー
13:00〜15:00 パレード
13:00〜19:00 ステージイベント
16:00〜17:00 よさこい流し演技
17:00〜20:00 底抜け屋台巡行 ほか
<11月5日>
11:00〜17:00※20:30 居囃子
12:40〜、15:00〜 獅子舞
12:05〜、14:50〜、15:10〜、19:30 〜山車巡行引っかわせ
西日本一の歓楽街とも称される、中洲。福岡市内の博多と天神の間に流れる那珂川と博多川のその名の通り中洲に当たる地域です。飲食店が一面に広がり、その中でも川沿いに屋台が連なる光景は人気の観光地として知られています。
この中洲で毎年10月に開催され、博多の秋の風物詩と呼ばれているお祭りがあるんです。そのお祭りの名は「中洲まつり」。今年は10月27、28日の二日間で開催されており昨日の一日目に現地へと行ってきましたので、ここからはお祭りの様子をご紹介していきます!
中洲まつりは今年で48回目になるお祭りで、歓楽街ならではの要素が盛り込まれ毎年開催されています。その中でも注目なのが「女神輿」。
ということで、お神輿の出発地点となる國廣稲荷神社前へ、出発間近の19時過ぎにやってきました。お稲荷さんらしく、朱色の千本鳥居が出迎えてくれる神社です。
出発の時間を目前に鳥居前が慌ただしくなってきました。半纏を着た女性の方がどんどん集まってきますよ。「中洲」と書かれた半纏がかっこいいですね。
その横では沿道を行き交う人への振る舞い酒も!このサービスは嬉しいですね。お神輿の発御を前に、お祭り気分が上がってくるようです。振る舞われているお酒は地元、博多百年蔵の樽酒というのもたまりません。
さあ、神職の方が出てきてお祭りがスタートしますよ。
まずはお祓いや祝詞奏上等の神事が執り行われました。
神事が終わると、お神輿の周りを女性の皆様が取り囲みます。ここでお祭りの支援者に向けての手打ちが行われる場面も。拍子木と拍手の音が響くのが良いですね。
女神輿の皆様による手打ちよ良いですね!#中洲まつり #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/zFUpsRcCkP
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) October 27, 2023
19時半になり、いよいよ女神輿が出発。「ソイヤ!」の声で担ぎ上げられました!
中洲まつり、女神輿担ぎ上げの瞬間です!西日本一の歓楽街に「ソイヤ!」の声が響きますよ!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/9ooLp57tBC
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) October 27, 2023
中洲の歓楽街を進んでいく女神輿。赤提灯に照らされながら、威勢良く練り歩きますよ。
「ソイヤ!ソイヤ!」と沿道のお店を盛り上げながら進みます!
お神輿の前後へ合計4人の女性が乗っているのも注目ポイント。手に持つ扇子には、「中洲國廣」と神社名が記載されています。
広い中洲をどんどん盛り上げていきましょう!
中洲の真ん中を東西にのびる、中洲中央通りへも女神輿がやってきました。
扇子を振って、気合が入りますね。
歓楽街の中洲ということで、ギラギラしたゾーンへも女神輿は踏み込んでいきます。
キラキラ光るネオンとお神輿のコントラスト。全国的にもなかなか見られない、珍しい光景かもしれません!
中洲の歓楽街の中でも担ぎ上げ!女神輿が盛り上げてくれますねえ!#中洲まつり #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/j24xlOiWqH
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) October 28, 2023
福岡は博多芸妓が今に残る地域ですが、その中で中洲は花街としての歴史を重ねてきた土地です。そのような歴史があることから中洲まつりでは花魁道中を毎年開催。今年は5名の花魁が参加し、中洲の夜を盛り上げます!
女神輿の発御と時を同じくして、花魁の皆様が人力車で登場しました。
2名で乗る人力車も。まずは花魁道中のスタート地点へ。
花魁道中の行列となり出発した一行は、纏を先頭に進んできます。見事な纏回しを披露していますね。
人力車を降りた花魁がやってきました!朱色の着物が目を惹きます。
そのまま人力車で進む花魁もいました。沿道には写真を撮る見物客が集まります!
いろいろな催しを行うリソルステージ前では、花魁道中と女神輿が合流する場面も。この日一番の活気です!
あいにく大雨が降ってきてしまいましたが、花魁道中と女神輿が合同で手打ちを実施。盛り上がりました!
手打ちが終わると花魁道中チームで集合写真を。着飾った花魁が5名並ぶと迫力がありますね。
中洲まつりの中でも、毎年こちらを楽しみに待っている人も多いかもしれません。恒例となった、九州産業大学プロレス研究部による学生プロレスです!
キャナルシティ博多横の清流公園に設置されたリングには、たくさんのファンが押し寄せていました。
マスクを被った男達による、激闘がリングの上では行われていきます。
ロープへと逃げる、こんな場面も見どころ!
エルボー・ドロップが決まりました。間近にプロレスの技を見られ、これは迫力があります。
当たり合う時の音もすごいんです。ぜひ動画でもご覧ください!
中洲まつりはプロレスまでやっちゃうんですね。肉と肉のぶつかり合う音がすごい!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/tjOX7Q50ZW
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) October 28, 2023
女神輿と花魁道中の合同手打ちが行われたリソルステージでは、歌姫発掘プロジェクトが開催。歌自慢の皆様による歌が披露され、最後には表彰式が行われました。
中洲の夜空へ美しい歌声が響き渡ります。歌声に引き寄せられ、たくさんの人が足を運んでいましたよ。
中洲中央通りの一部は歩行者天国になり、飲食ワゴンが登場。中洲の飲食店等が出店し、博多グルメが楽しめる嬉しいゾーンになっていました。
・福岡市地下鉄 中洲川端駅3番出口から徒歩2分
・福岡市地下鉄 天神駅16番出口から徒歩7分
・福岡市地下鉄 櫛田神社駅3番出口から徒歩10分
中洲まつりは本日10月28日も開催します。本日の女神輿の出発は19時、学生プロレスのゴングは19時半に鳴る予定です。ぜひ見どころたくさんの中洲まつりを味わいに来てみてください!
東北のンマイ食べ物と飲み物をたらふく味わいながら、東北の祭りもまとめて一か所で見られる!そんな夢みたいなことってないよね…とお嘆きのあなた、実はあるんです!
しかも場所は東京・中野。JR中野駅から徒歩1分という近さで、今週末の10月28日(土)、29日(日)の2日間「なかの東北絆まつり」が開催されます。
実際どんなお祭りなのか?という参考に、ここからは2018年開催時のリエコさんの現地レポートをお届け!
コロナ禍を経て祭りはさらにパワーアップし、今年は7月に閉館した中野サンプラザが解体に入る前のラストイヤーでもあります。貴重な機会に、ぜひ中野に遊びにいってみてください。記事の最後に今年の開催情報もお伝えします。
2011年の東日本大震災を契機に、東北の復興を後押しする意を込め、震災翌年の2012年に始まったこのお祭り。中野のランドマーク、中野サンプラザ・区役所周辺エリアで毎年10月末に開催。青森ねぶたをはじめ、東北各地のお祭りが都内に大集結し、参加し、食べ、楽しめるイベントとして定着してきています。
青森で4年間過ごしたこともあり、このお祭りを一年中心待ちにしている私が、跳ね、食べ、参加者の皆さんにお話しを聞いてきました。
なんどわど、あばなが~(みなさんも私と参りましょう!)今年はパワーアップ!東北のお祭りカモーン!
中野駅北口を出ると目に入ってくる中野のランドマーク、中野サンプラザ。この前の広場がメインステージになります。
中野区民のお楽しみは何といっても青森ねぶた。幅7メートルの中型ねぶたが毎年登場!それ以外にも
岩手県 盛岡さんさ踊り
山形県 山形花笠まつり
宮城県 仙台すずめ踊り
青森県黒石市 黒石よされ
秋田県 竿燈まつり <初登場!>
福島県 福島わらじまつり <初登場!>
と、常連さんに加え、新しいお祭りも満載!これらのお祭りが舞台演舞を披露。一緒に踊ることもできます。
他にもステージでは
津軽三味線演奏 めっちゃロックだ!悦に入ったときのニヒルな笑いが堪らない。
民謡 秋田音頭。日本最古のラップだって!吉幾三の「おらこんな村イヤだ~」より古い!
津軽三味線ハードロックバンドに、地元小学校鼓笛隊が演奏するねぶた囃しも。素晴らしい!ここにいるだけでも飽きない。たくさーんのことを学ぶことができます。
でもでも、ほかにも見るとこいっぱい!スケジュールしっかりチェックして、へば、行がねばまいね(さあ、行かなくちゃ)!
毎年このお祭りでは、中野駅北口の「四季の森公園」北側の道路にてねぶたが運行されますが、今年はさらにパワーアップ。各地のお祭りの流し踊りが見られました。
毎年土曜は夕方、日曜は昼間に運行。夜は熱狂的かつ幻想的ですが、動画にはわかりやすい昼運行バージョンをご紹介。
こちらは青森の「ねぶた囃し」。この音を聞くと津軽人は「心じゃわめぐ(心がざわめく、うずうずする)」んです。このうしろにねぶたの山車&跳人もいるよ。
仙台「すずめ踊り」はとっても軽快!衣装がシンプルな分、動きも大きく、ステージで行う組踊はフォーメーションが凝っていて見ていて飽きません!
山形「花笠踊り」の掛け声は「ヤッショ、カマショ!」。太鼓の勇壮な音と、かわいらしい踊りが特徴。ピンクの衣装が華やかで、花笠ガールズは屋台でお買い物中もひと際目立っていました。
盛岡「さんさ踊り」。このお祭りは必ず「ミスさんさ踊り」推しで来るのよ。だから、男子カメラ率ハンパない。動きがアイドルっぽくて、相当な練習量を感じます。
福島「わらじまつり」は打って変わって、おとーさんたちが頑張ってます。これは遠征用の小型わらじ(といっても3メートルくらいあるけどね!)。本場は12メートルあるらしいよ!いいおっちゃんたちなの。
青森県黒石市の「黒石よされ」は私にとって一番のヒット!「エッチャホー、エッチャホー、ホゥホゥホゥ!」と謎の奇声を発しながら踊る、東北の概念を覆すラテンな踊り。おねーさん方もめちゃくちゃノリが良くて、一度輪に入ったら脱出不可能です!
動画 Special Thanks to Yasu World Peace
さて、ねぶた運行に参加して踊ることを「跳ねる」、その参加者を「跳人(はねと)」と言います。ねぶたは見るのも楽しいけど、その醍醐味は一緒に「跳ねる」こと。このお祭りでは、本場と同じように衣装を着て跳ねることができます(各日先着50名)。
サンプラザ前で受付し、区役所で着替えます。衣装のレンタルは着付け込み、自前の衣装でも希望者には着付けもしてくれる(有料)ので安心。
早めに衣装を着てお祭りを見て回るのも楽しい。お天気によってはちょっと寒いけど、跳ねれば汗だく!跳ね方は事前にレクチャーしてくれるので、安心して参加してください!
ちなみに購入すると6,000円ほど。2回跳ねれば元が取れます!一着いかが~?
ステージやパレードを見て、一緒に踊ったら当然お腹が減ります!のどが渇きます!区役所および中野駅北口広場では、東北各地のグルメも充実。へば、行ぐべし(さあ、行くよ)!
グルメも、東北お祭り関係者も一堂に会するこのイベント。いろんな方にお話を伺ってきました。
まずは、ねぶた跳人衣装受付所で出会った、青森市の洋品店「甲州屋」の内藤さん。甲州屋さんは、8月初頭に行われる本場のお祭りでも衣装レンタルや販売をされていて、毎年中野にも来ていただいています。ねぶたTシャツや文具など、お土産はビックリするほどスタイリッシュ!このお祭りについて伺うと
「7年前に始まったときには、跳人として参加する人もすごく少なかったのが、だんだん定着して、跳ねてみたい!という人が増えた。これが東北への誘導につながっているかはわからないけど、発信し続けることに意味があると思う。
都内で東北を味わえるところはたくさんあるけど、ぜひ実際に足を運んでほしい。確かに遠いけれど、一度来たらもう『やられちゃう』ひとが多い。春夏秋冬、それぞれの魅力に『やられちゃって』ほしい。」
青森で4年間過ごした私もまったく同感!東北を見ず、日本を語ることなかれ!その魅力にあてられてください!
次に登場いただくのは、秋田竿燈まつりを率いる観光文化スポーツ部観光振興課の河村勝課長補佐。
秋田竿燈まつりも8月初頭に行われ、なんと280本の竿燈。イケメン課長補佐、キラキラした目で竿燈について熱く語ってくださいます。
「竿燈は非常に大きく、重く、高さ12メートル(3階建てのビルくらい)、重さは50キロにもなります。小さいころからやっているので、ここに来ている人たちはわかいけど、みな竿燈歴10年以上のベテランばかり。名人と呼ばれる人たちは年がら年中トレーニングをしています。
差し方は、腰に置くのが一番難しくて(視界に入らないから)、手のひら、肩、おでこなど、いろんなところで支えます。見ている人は『いつ倒れるのか、折れないのか』というスリルを味わいに来ていますが、差し手の中では、安定してじっと支えられる差し手に憧れるんですよね。
面白いのが、秋田では祭りの後はおでこに丸い跡がついている人を見かけます。そういう人は「差し手」なんですよ。
まあ、僕はこんな格好してるけど、差せないんですけどね 笑」
って、お茶目すぎるじゃないか!
どんどん竹を接ぎ足して、どんどん高く伸びる竿燈。もう高くし始めたら引くに引けなくなっちゃった系だね。この感じが堪らない、にやにやが止まらない。
頑張って差してるから、「どっこいしょー、どっこいしょ」の声で応援してね!
お次は福島わらじまつりの気のいいお兄さん方。福島商工会議所事業推進部の課長補佐の森藤さんと、白坂塗装店の白坂社長に伺いました。
「本当は7メートルのを30人くらいで担ぐんですよ。今回はね、小型わらじで来たから恥ずかしくてね。でも撮影用にキンキラの持って来たんです。わらじだから、健脚、旅の安全を願うお祭りなんだけどね、これはキンキラの『商売繁盛』。ちょっと盛っちゃった。
おねーさん、写真撮る?え、俺らだけで?おっさんばっかでいいの?インスタ映えするかな~。合図は『ヘイ、わらじぃ!』で。え?昔からある掛け声?いやいや、作っちゃった。写真撮影用にね。
あ、ほんとに本場はもっとすごい大わらじだから。小さいの持ってきたからなぁ、大きいの持ってきたかった。福島、来てね。」
って、もうほんとにキュートです。
そして最後は黒石レクリエーション協会事務局の北山さん。「ヒャァァァァァァホォウ!」「(巻き舌で)ルルルルルルルルルウェイィィィィ!」と何ともファンキーな雄叫びで会場を盛り上げる、よされレディースのパワフルな代表。
「黒石よされはね、流し踊り、輪踊り、それに舞台演舞があるのよ。もともと盆踊りだから、どんどん入って一緒に踊ってちょうだい。ほら、花笠をかぶっている人と、花の付いていない笠の人がいるでしょ。(中略。いや、もうほんとに話が止まらないから。黒石よされは面白すぎたので、また別の特集します!)
黒石から30人くらいで来たのよ、だからしっかり遊んできたわよ。迎賓館に行って、六本木に行って、中野に来たのよ。この後は打ち上げよ。それが楽しみなのよ。さあ、始まるから、入って踊っていきなさい!」
って。はい~、わかりました、踊ります!
もう東北のお祭りにかかわる皆さんは、魅力的な人たちばかり!
東京の東北各県人会と中野区が共催し、2011年東日本大震災直後に始まったこの祭り。今後の展望について中野区長酒井直人さんに伺ったところ
「東北のほかの県と比べると被害の少なかった青森が中心になってやってきました。青森が復興をリードし、貢献していきたいという思いで始まり、ねぶたも中野にすっかり定着しました。
震災から7年、各地の祭りをめぐる状況も変わってきました。今後は東北のより広い範囲の祭りも知っていただき、支援につなげたい。」
と語っていました。
被災地の現状を伝える展示もあるので、ぜひ見て行ってくださいね。
東北の大きなお祭りは、8月初頭に集中しています。中野でその楽しさに触れたら、ぜひその時期本場に行って、体感してください!
へばな~(またね~)!
【日時】
10月28日(土曜日) 午前10時から午後8時まで
10月29日(日曜日) 午前10時から午後5時まで
【会場/催し内容】
A会場:中野サンプラザ広場/ステージイベント・東北各地の物産展
B会場:中野駅北口バスロータリー横/東北各地の物産展・グルメ
C会場:中野区役所正面玄関広場・区役所1階ロビー/東北各地の物産展・グルメ、震災復興祈念展
D会場:中野四季の森公園イベントエリア・公園前道路/東北絆まつりイベント(パレード・ねぶた展示等)
※詳細情報は中野区公式サイトの案内ページか、祭りのプログラムのPDFをダウンロードしてご確認ください。
■A会場&B会場 グルメ店・物販店と配置
【ブース配置と出店者が決まりました!】
今年は昨年を超える出店数で、たくさんの屋台が登場します!
中野のまちで、東北の名物をはじめとする様々なグルメをご堪能いただけます!🍻
東北の特産品が購入できる物産展も!
当日は是非、お楽しみください😊🪅#なかの東北絆まつり pic.twitter.com/mLujubCTHT— なかの東北絆まつり実行委員会【公式】 (@daisaiten) September 28, 2023
■A会場 ステージイベントのタイムテーブル
【2023なかの東北絆まつり】
A会場(中野サンプラザ広場)ステージのタイムテーブルが決まりました!
バラエティ豊かな出演者によるパフォーマンスを是非ご覧ください!!#なかの東北絆まつり #中野区 #青森ねぶた #秋田竿燈 #山形花笠 #福島わらじまつり #盛岡さんさ #仙台すずめ pic.twitter.com/STN3B7rEUV— なかの東北絆まつり実行委員会【公式】 (@daisaiten) October 17, 2023
■D会場の展示・イベント・ねぶた運行とパレード
● 運行ねぶた展示(青森ねぶた祭)
10月28日(土)10:00 ~ 18:40
10月29日(日)10:00 ~ 14:30
※パレード、秋田竿燈まつりの準備、演技中は除く
● 金わらじ展示(福島わらじまつり)
10月28日(土)13:00 ~ 17:00
10月29日(日)10:00 ~ 13:00
※パレード、秋田竿燈まつりの準備、演技中は除く
● 秋田竿燈まつり妙技披露(長さ12mの竿燈で妙技を披露します)
10月28日(土)13:00~、14:00~、19:00~(各回30分 演技15分、ふれあい15分)※19:00~は、提灯に灯りが入ります。
10月29日(日)10:00~、11:00~(各回30分 演技15分、ふれあい15分)
※天候により、出演ができない場合があります。竿燈は風等により倒れる場合があります。危険ですのでご観覧の際は十分ご注意ください
●パレード・ねぶた運行
10月28日(土)17:00~18:30(ねぶた運行17:40~18:30)
10月29日(日)13:00~14:20(ねぶた運行13:30~14:20)
パレード参加団体・まつり:盛岡さんさ踊り、仙台すずめ踊り、山形花笠まつり、福島わらじまつり、黒石よされ、青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり
※秋田竿燈まつりは、28日(土)のみ
※天候、その他の事情により出演ができない場合があります
※ねぶたと一緒に跳人として参加したい方は、申し込み受付場所、受付時間、着替え場所、衣装レンタル・着付け料金などを、必ず中野区公式サイトの案内ページにてご確認のうえご参加ください
名古屋市の西側にあり、市の一部が庄内川を挟んで名古屋市と隣接するあま市。尾張四観音の一つに数えられる甚目寺観音があることや、蜂須賀小六に福島正則といった戦国武将を多数生み出す等、古くからの歴史がある街です。このあま市で同様に長い歴史を持つ神社が今回のお祭りの舞台となります。萱津神社(かやづ じんじゃ)です。
萱津神社は日本広しといえども、ここにしか無いことを行う珍しい神社として知られています。何を行うのかというと、日本で唯一の漬物のお祭りを開催するんです!そのお祭りとは、毎年8月21日に開催される「香乃物祭(こうのもの まつり)」。
香乃物祭は、一説には起源が古代まで遡るというお祭りです。というのも古代の皇子である日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に萱津神社に立ち寄っていて、その際に村人が漬物を出してもてなしたところ、「藪ニ神物(やぶに こうのもの)」と言い喜ばれたと伝わっているためです。
この日本武尊が発した言葉から、現代につながる「香の物」という呼び名が生まれたと言われています。また、この出来事から萱津神社は漬物発祥の地として知られ、漬物業界の方々からの崇敬の篤い神社でもあるんですよ。なお、香乃物祭は記録によると、少なくとも室町時代に行われていたことが確認されています。
さらに萱津神社の御祭神は、鹿屋野比売神(かやぬひめのかみ)。特に萱津神社では日本で唯一の漬物の祖人として祀っているのが特徴的です。
ここからは今年の香乃物祭の様子を見ていきましょう!
お祭りが行われる萱津神社の境内へとやってきました。本殿横を通り右奥へと進むと現れるのがこちらの茅葺きの建物。香の物殿です。
香の物殿はその名の通り、漬物を納めるための建物になります。中を覗くと複数の漬物石が置かれていました。
そして香の物殿の前に並べられているのが、野菜の数々と漬物を入れる4つの壺。香乃物祭のために用意されたもので、後ほどの漬込神事でこちらが活躍していきますよ。
香乃物祭のメインは本殿祭とその後に行われる漬込神事。本殿祭が行われる14時前に本殿の方へやってくると、関係者の皆様が集合していました。これから本殿祭を行い、そのままの流れで漬込神事が行われます。
行列がスタートです!まずは祓所で修祓を行い、ご一行が本殿へと進みます。
本殿に到着しました!ご一行は続々と中へと入っていきます。
行列には巫女や神物を運ぶ皆様も。
運ばれる籠の中には何が入っているかというと、野菜です。ウリ、ナス、タデの三種が入れられているのが特徴的。
本殿前に置かれた籠の中を見てみると、きれいな三種の野菜が入っていました。古くから肥沃な土地だった尾張平野で取れる初生(はつなり)のこれらの野菜と、当時は海岸線に位置していたため海から取れる藻塩を神前にお供えしてきた歴史があるそうです。この行為には五穀豊穣の願いが込められていたんだとか。
ちなみにこのウリは愛知県の伝統野菜で「かりもり」と呼ばれ、漬物用のウリなのもポイントです。
本殿祭の最中には、巫女舞(浦安舞)が奉納される場面もありました。
香乃物祭、本殿では巫女舞の浦安舞が奉納されました!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/x5OnUTlqA7
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) August 21, 2023
萱津神社特有の「みこ太鼓」が地元の子どもたちによって披露される時間も!リズミカルな太鼓の音が響き渡ります。
香乃物祭の本殿祭の要所要所で、みこ太鼓の演奏もありした!地元の子どもたちの演奏に聞き入ってしまいますね!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/4f06T4fuVz
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) August 21, 2023
本殿祭が終わり、香の物殿の前へとお祭りの舞台が移りました。こちらで行われるのが「漬込神事」。一同が並び、野菜を正面に祝詞が読み上げられていきます。
野菜に対して行われるお祓い。
続いて参加者の皆様へも。
白装束の神職の方も読み上げを行います。こちらの方は熱田神宮から派遣されてきた方なんですよ。というのも熱田神宮の御祭神の一柱に日本武尊がいて、この神事で漬け込んだ漬物を熱田神宮へ供進しているからなんです。日本武尊でつながるご縁を感じますね。
一通りの儀式が終わると、いよいよ漬け込みです!行列の方が運んできた箱の中から、塩が取り出されました。
はじめは神職の方々が野菜と塩を手に取り、壺の方へ。
そして壺の中へ野菜と塩を入れ、漬け込んでいきます。
行列の方々が続々と野菜を漬け込みます。これはここでしか見られない珍しいお祭りの光景ですね!
日本でもここにしかないという、萱津神社の「香乃物祭」に参加してきました!こちらは漬物発祥の地としても知られ、毎年8月21日のお祭りでは漬込神事が実施されます。ウリ、ナス、タデ等が四つの甕に漬け込まれる貴重な瞬間に立ち会えました!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/H8ekttxZ1X
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) August 21, 2023
野菜を手に取り、塩も手に取り、壺の中へ。
こんなに大きな白菜もすっぽり入っちゃうんですよ。
野菜を壺へ入れたら、優しく塩をまぶしていきましょう。
地元の子どもたちも挑戦です。神職の方や漬物関係者の皆様の漬け込みが終わると、一般の方も漬込神事へ参加することができました。
大根にも白菜にもしっかり塩をなじませていきます。
途中経過の壺の中の様子はこんな感じ。これは美味しい漬物ができそうですね。
たくさん並べられていた野菜もだいぶ少なくなってきましたが、まだまだ漬け込みは続きますよ。
甕いっぱいに野菜が詰め込まれていきます!#香乃物祭 #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/Rp1Tm2pmPw
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) August 21, 2023
4つの壺ともに、だいぶ満杯になってきました。
次々に甕へ入れられていく野菜。白菜のような大きな野菜もしっかり入ります。#香乃物祭 #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/TwE63qoqw8
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たっぷり壺の中へ野菜が詰め込まれ、漬込神事は終了です!
この後漬物は二ヶ月ほど熟成され、熱田神宮へと奉納されます。
香乃物祭の開催に合わせて萱津神社の境内には露店が出店しています。たこやきや愛知名物のたませんが食べられるのはもちろん、漬物の販売が行われているのも魅力なんです!
まずはこちら。かりもりの粕漬けです。愛知県の郷土料理でべっこう色に染まった見た目が美しい、夏を代表する漬物の一つになります。
かりっとした食感で、ご飯がもりもり食べられるから「かりもり」という名前になったという説もあるこちら。ぜひ見つけたら食べてみてください!
いろいろなラインナップが楽しめる、漬物の即売会も開かれています!定番のたくあんから、高菜に福神漬け、らっきょう等も販売されていました。
ぬか床も並びます。お家で漬物を作るのも良いですね。
また、社務所では、お札付きのぬか床の頒布もありました。こちらも注目してください。
毎年8月21日に開催される、香乃物祭。ぜひ漬物のルーツに触れに萱津神社へ来てみてください!
・名鉄名古屋本線、津島線 須ヶ口駅南口より徒歩で約18分
・名鉄津島線 甚目寺駅南口より徒歩で約21分
・あま市巡回バス 上萱津バス停より徒歩で3分
\6月16日は、和菓子の日!/
毎年6月16日は「和菓子の日」。その始まりはなんと西暦848年までさかのぼります。当時の天皇が6月16日に16の数にちなんだお菓子や餅などを神前に供え、疫病除けや健康を祈願したことが始まりで、その文化を現代風にしたのが「和菓子の日」なんだそうです。今回はこの「和菓子の日」にちなんで、和菓子といえば!のとらやで購入できる超レアな和菓子「嘉祥饅頭」をご紹介します。
「嘉祥饅頭」とは、2023年6月10日から2023年6月16日までの7日間のみ発売されるお菓子。縁起の良いマークが印象的な、3種のかわいらしいお饅頭たちです。
黄色で小銭の印が押されているのは「薯蕷饅頭」、小槌の焼印でピンク色をした「新饅」、茶色の「利休饅」に押された焼き印はなんと「全国和菓子協会」のマークなんだそうです。
とらや店頭で購入したところ「厄除招福」と書かれたお札もついてきました。こちらはとらやが、お客さまの無病息災を願って東京都の日枝神社でご祈祷をしてくださったお札とのこと。こちらも縁起がよさそう~!
それぞれ、生地の材料や中の餡が違っているとのことで食べるのが楽しみ!早速実食です。
2023年のとらや「嘉祥饅頭」は、中の餡と生地がそれぞれ3つとも異なる材料でできているとのこと。大きさも手のひらにすっぽり収まるくらいの小ぶりな大きさなので、食べ比べがオススメですよ!
まずは「嘉定通宝」という小銭のマークが描かれた黄色の薯蕷饅頭。生地に芋が使われているとのことで、確かに食べてみると生地が比較的ねちっとしています。中には上品なこしあんがたっぷり。日本茶がほしくなるクラシックなお饅頭といった感じで美味しいです。
続いては小槌マークのピンク色「新饅」です。黄色のお饅頭より濃い色味の粒あん入り。こちらは甘味がハッキリしていて、食べ応えがある味だと感じました。やっぱりとらやはあんこが美味しい!小さいお饅頭でも格の違い(!?)がわかる感じがします。
最後は「全国和菓子協会」マークの焼印がついた茶色い「利休饅」。こちらは、餡子は黄色と同じで、生地が白下糖(竹糖の搾り汁のアクを取りながら煮詰め、冷却したもの)という特別なお砂糖を使ったものになっています。正直、筆者には特別なお砂糖の味わいまでは判別がつきにくかったのですが・・・。お上品な美味しさは理解できました!
3つそれぞれ個性が異なるカラフルなお饅頭たち。ジメジメした気候のなか疲れも出やすい最近でしたが、縁起物をいただいて、なんだかいいことがありそうな気がしてきました◎
とらやの店名にちなみ、虎にまつわる祭りを一つ紹介したいと思います。
岩手県の大槌町で毎年9月に開催される”大槌まつり”。そこではおみこし、神楽、七福神、手踊りなどの郷土芸能に加えて、”虎舞”という、獅子舞が虎になったようなものを使った舞が披露されます。
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「虎はどこだ!?」「おせ!おせ!」そんな勇ましく威勢のいい掛け声に合わせて披露される虎舞ですが、特に岩手県の沿岸部で披露される虎舞は、「虎は一日にして千里いって、千里帰る」ということわざをもとに、漁師さんたちが無事に航海から帰ってこられるように願って伝承されているとされています。
2023年の大槌まつりは、2023年9月15・16・17日の3日間で開催が決定!勇壮な”虎舞”をぜひ一度見てみたいですね◎
こちらの記事では、2023年の和菓子の日に食べたい、とらやの6日間だけゲットできる「嘉祥饅頭」と、とらやの「虎」にちなんで、大槌まつりの「虎舞」をご紹介しました◎
もともとは厄除けや健康祈願がルーツになっているという、歴史のある”和菓子の日”。特別な和菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。
富山県南砺市で砺波平野の南端に位置する井波地区。南北朝時代の1390年に建立された、瑞泉寺の門前町として発展してきた土地です。また井波は古くから木彫りの里として知られ、ノミと彫刻刀で作られる見事な木彫りは”井波彫刻”と呼ばれ伝統が受け継がれてきています。
この井波を舞台に毎年5月3日に開催されているお祭りがあります。「よいやさ祭り」です!
よいやさ祭りは井波八幡宮の春季大祭として開催されているお祭りで、1833年(天保4年)に当時の井波の方々が商売繁盛と家内安全を祈念し神輿渡御がはじまりました。お祭り当日は門前町を勇壮に練り歩くお神輿の姿や獅子舞を楽しめ、見る者は惹きつけられます!
また今年は、4年ぶりに女性だけで担ぐ”華みこし“も出るとのこと。それではここからは、今年のよいやさ祭りの様子をお伝えしていきます!
5月3日の朝9時からお神輿で渡御をスタートしたよいやさ祭り。その祭り名にもなっている「よいやさ!」の掛け声が井波の街中に響き渡っています。よいやさ祭りのお神輿は大の輿3基と子の輿3基の計6基があり、今年は5基が練り歩いていました。そのお神輿行列の先頭を行くのがこちら。猿田彦の面や四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)を乗せた飾り、各町の笠鉾等が進みます。
お神輿もやってきました!こちらは四角形の壱ノ輿です。1831年(天保2年)の建造と伝わり、重厚感があります。
威風堂々とした佇まい!かなり重量もありそうです。
続いては、4年ぶりに復活した女性だけで担ぐ”華みこし”。華やかに、そして威勢良く渡御しています!
井波よいやさ祭り名物、女性だけで担ぐ華みこしが4年ぶりに渡御してます!気合いが入っていていいですね!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/wmGK9wfT44
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) May 3, 2023
子ども達で担ぐ華みこしもありました!
壱ノ輿に続いて進んでいく場面も。子ども達ならではの活気があり、場が華やぎます!
男の子だけで担ぐ子ども神輿もありますよ!
子ども神輿が連なり家々の間を進んでいきます。
お神輿同士が交差するような地点も!
壱ノ輿はこれだけたくさんの人で担いでいますが、やはりどっしりしています。
後方からは弐ノ輿がやってきました!こちらの姿は八角形。建造年は1841年(天保12年)になります。
弐ノ輿もかなりの大きさですね!
村落をよいやさの声と共に進むお神輿。絵になります!
瑞泉寺門前に真っ直ぐと伸びる八日町通り。木彫りのお店が立ち並ぶこの通りへお神輿が入ってきました!
八日町通りの中腹にある御旅所を目指して歩みを進めていきます。
この時の渡御の仕方がすごいんです!八日町通りは結構な急坂なのですが、御旅所と瑞泉寺門前との間を何度も行ったり来たりするのです。
100m以上あるこの順路。その様子を見る沿道の方々からは、切り返しの度に拍手が起こっていました。
井波八幡宮の大神輿が、よいやさの声と共に渡御しています。井波よいやさ祭りの由来は、掛け声だったのですね!
大きくて重そうなお神輿。御旅所へ到着する前には、急坂の八日町通りを上へ下へ何度も行ったり来たりでものすごいです!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/eiIcxPvOxy— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) May 3, 2023
弐ノ輿も続きます!
上って下っての繰り返し。これは迫力がありますね!
無事、御旅所に到着したお神輿。右側には、今年は御旅所でお留守番となっていた参ノ輿も並びます。こちらは六角形なんですよ!3基全て形状が違うというのはユニークですね。
横には「子の輿」2基と「華の輿(華みこし)」も並びます。一足先にお供えがされていました。井波の地酒「若駒」も添えられます。
もう日も暮れかかり、夕日が差し込むようになってきたこの時間。御旅所での神事が執り行われます。
祝詞が読まれ、お祓い等がされていきました。
ここで中入りとなりましたが、よいやさ祭りはまだまだ続きます。この後は街中をもう少し渡御し、井波八幡宮での宮入へと向かっていく流れです。
お神輿と合わせてよいやさ祭りの魅力の一つとして知られるのが、獅子舞。お神輿の渡御に先行し、各所を露払いしている存在です。
井波の獅子舞は、軽やかなお囃子に合わせて飛び跳ねるのが特徴的。地元の小学生が務める童子との相性も抜群です!
童子二人と掛け合う瞬間もありました!
井波よいやさ祭りの獅子舞がすごすぎ!カラフルな獅子の佇まいもさることながら、童子の舞との相性が抜群です!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/GBeK08oIrg
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) May 3, 2023
また女子児童による日舞の披露も行われるんです!
今年は4名が日舞を披露し、屋体上で華やかな舞を見せてくれました。
屋体は随時移動し、各所で演舞が行われておりました。
井波彫刻の凄さを体感できる場所は、やはり瑞泉寺です。1785年(天明5年)に建造がはじまった山門には、その技が至る所に散りばめられています。ぜひお祭りと合わせて見てみてください。
また木彫りの町井波の威勢は、旧井波駅舎からも感じられます。かつての井波の玄関口を飾っていた、国の登録有形文化財にも指定されている木造建築です。
お祭りの後は、地元の味も楽しみたいですよね。そんな時は八日町通りにある若駒酒造馬がおすすめです!地酒を購入して帰ることができますよ。
■井波へのアクセス
高岡駅、新高岡駅、砺波駅、福野駅、福光駅、城端駅、また県外からは金沢駅より直通の路線バスが出ています。発地に合わせてバス会社情報等を調べてみてください。
間もなく5月5日の端午の節句(こどもの日)。空を見上げればこいのぼりが泳いでいますが、実はこの時期には、大きな凧を空高くあげるお祭りも日本各地で開かれます。なかでも、
◎春日部大凧あげ祭り(埼玉県春日部市)
◎相模の大凧まつり(神奈川県相模原市)
◎東近江大凧まつり(滋賀県東近江市)
の3つは「日本三大大凧祭り」と称されています(諸説あります)。
この記事では、大凧や大凧祭りとはどのようなものなのか、また、日本三大大凧祭りそれぞれについて紹介します。
現代でも凧あげは、ポピュラーな娯楽の一つ。特にお正月には、広い野原や河川敷などで和凧や洋凧をあげる子どもたちの姿を見かけますよね。
時代をずっとさかのぼって江戸時代には、男の子が生まれるとその誕生祝いとして凧をあげる風習がありました。お正月だけでなく、2月の初午(はつうま)や5月5日の端午、お盆など季節の変わり目、節目に凧をあげていたといいます。
なかでも、5月5日の端午の節供の凧あげは「初凧」とも呼ばれていました。その年に生まれた男子の初節供を祝って大きな凧を作り、子どもの健やかな成長と将来の多幸を、勇壮に大空を舞う凧の姿に重ねあわせて祈願したのです。
現在、こどもの日前後に行われている大凧祭りは、その土地ならではの由来もありますが、おおむね江戸時代のこの初凧の風習が元になっています。各家庭で行われていた風習は、地域の皆で子どもの成長を喜び祝う行事になり、凧はより巨大になって地域の皆の力と心を一つにして空高くあげるお祭りへと発展しました。
それではここから、日本三大大凧祭りを一つずつ紹介しましょう。
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江戸川の河川敷で毎年5月3日と5日に開催される「春日部大凧あげ祭り」は、江戸時代後期に始まりました。
天保12年(1841年)、浄信という僧が各地巡礼をした折に宝珠花(ほうしゅばな。現在の春日部市西宝珠花)の小流寺に宿泊します。その際に人々を集め、当時盛んだった養蚕(ようさん)について「凧があがる」と「繭(まゆ)の値段があがる」をかけた豊作占いの話をしたため、数十個の凧をあげて豊作を占うようになったそうです。その後は男子誕生のお祝いとして凧があげられるようになりました。
現代の祭りではまず大凧をあげる前に、その年で初節供を迎える子どもの健康と成長を願う儀式が行われます。その後に上若組と下若組が、それぞれ百数十人で縦15m×横11m、重さ800㎏にもおよぶ大凧をあげます。巨大な凧が空に舞い上がると例年10万人規模で訪れる観客からは大きな歓声があがります。
2023年は例年どおり、5月3日(水・祝)と5月5日(金・祝)に、宝珠花橋下流の江戸川河川敷で開催されます!
お祭りでは大凧あげを見物できるほか、模擬店なども出店。詳しくは春日部市公式サイトの大凧あげ祭り案内ページからご確認ください。
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「相模の大凧まつり」は毎年5月4日と5日、相模川の河川敷で行われます。
江戸時代の天保年間(1830年頃)に凧あげが始まったとされ、大凧があがるようになったのは明治時代から。子どもの誕生祝いとしてあげられていたものが、次第に地域に広がっていき、豊穣祈願や将来の夢などさまざまな思いを題字に込めてあげるようになりました。
現在、新戸会場の8間凧は大きさ14.5m四方のサイズで、毎年あげているものとしては日本一の大きさです。毎年公募で選ばれた題字が書かれ、2023年は「勝風」と書かれた大凧が空に舞いあがります。
2023年、相模の大凧まつりは4年ぶりの通常開催となり、5月4日(木・祝)と5日(金・祝)に行われます!
詳しくは相模原の観光サイト「いい~さがみはら」の相模の大凧まつりの案内ページなどからご確認ください。
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「東近江大凧まつり」は、例年5月の最終日曜日に開催されるお祭りです。
江戸時代の中期頃から、男子の誕生祝いとして5月にこいのぼりと同様にあげられるようになったのが始まりといわれています。村落で競って凧をあげていたため、凧が次第に大きくなっていきました。明治15年には、240畳敷きという巨大な大凧があげられたと記録されており、これは日本の記録上では最大のサイズです。
現在では縦14m、横13mの100畳敷の大凧を、100人もの引き手であげます。巨大で重い大凧をあげるため、切り抜き工法と呼ばれる文字と模様を切り抜く技術が使われ、風の抵抗も少なくしているのが特徴です。また、図柄と文字の組合せをなぞなぞのように読み解くと意味が通る「判じもん」というデザインの凧もあります。
お祭りでは大凧あげを見物できるほか、ステージショーや地元物販の販売などさまざまなイベントが開かれますが、2023年現在、お祭りは休止中となっています。
この記事では、日本三大大凧祭りについて紹介しました。いずれも男の子の誕生祝いが元となっていて、一生に一度の初節供がいかに大切にされてきたか、うかがい知ることができました。今年の端午の節句には、大凧祭りに足を運んでみてはいかがでしょうか。
1570年に浜松城を築城した徳川家康。青壮年期の29歳から45歳までの17年間の在城中に、生涯最大の敗戦ともいわれる「三方ヶ原合戦」などの苦難を経て、天下取りの第一歩を歩み始めます。また、江戸時代で歴代の浜松城主からは、幕府の要職である「老中」や「京都所司代」等に抜擢される人物が多く輩出されたことから、後に「出世城」と呼ばれるようになりました。
そんな浜松で5月3日~5日に開催される「浜松まつり」に、今年は大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康役を演じる松本潤さんが家康として騎馬武者行列に登場。さらに見逃せないおまつりとなりました。家康にとって浜松はどんな場所だったのか?乃至政彦さんにお伺いしました。
元亀元年(1570)、三河の岡崎城主だった徳川家康が、遠江の「引間(引馬、曳馬とも)」に居城を移した。そして天正6年(1578)に城名を「浜松」に改めたという。現地は改名前から「浜松」と呼ばれていて、その高原を「引間野」と呼んでいた。
現地には昔から「浜松」(10世紀に編纂された『和名類聚抄』に「波萬萬津[はままつ]」と記録されている)という地名があったが、その一部が「引間」で、そこに築かれていたことから「引間城」と名付けられていたのである。
ところが理由は詳らかでないが、家康は新しい城を引間から「浜松」へと改名した。そればかりか「引間原」と呼ばれる広原も異称である「味方原(三方原)」を積極的に使うことで、引間の名前は斥けられていった。
まるで「横浜市」の統治権を得た為政者が、政庁を同市に移して、「これからはここを神奈川市とする。もう横浜市ではない」と宣言するようなものである。
もともとこの地は今川氏真の勢力圏で、家康はこれを力づくで奪い取った。このため、今川時代の記憶を払底しようとしたとも考えられる。ただ、先の例でいうと、この為政者には横浜市だけでなく、神奈川全域を支配しているように印象づけたい野心があったのかもしれない。
引間から浜松への改名は、家康が引間だけでなく浜松一帯の統治者であることを内外に知らしめる意思もあったと考えられる。
改めて浜松を拠点とした家康は、甲斐の武田信玄・勝頼と戦いながらもこの地を守り通した。その後、天下を支配せんとする豊臣秀吉とも争ったが、やはりこの地を守り通した。これだけ強力な大名たちから攻められて、御家滅亡の危機に瀕していたのに、家康はこれらの困難を見事に乗り越え、浜松の地を守り通してきたのである。
その間、浜松城も大きく育てられた。三河・遠江両国を統治する戦国大名の居城にふさわしく、大きく改築されたのである。天正5年(1577)には規模を拡大。ここでもとの本丸より西側の高地に天守台が築かれ、浜松一帯を遠くまで見渡すことができるようになったという。
ちなみに同年3月、家康はもとの主君で、宿敵でもあった今川氏真をこの浜松城に客人として迎え入れ、歓待している。引間から浜松への改名はこの翌年のことと伝える史料もある。
氏真も浜松城の威容を目にして、「あの松平元康が、こんなに立派になったか」と過去のわだかまりを洗い流したのではないか。
それから8年後の天正14年(1586)末、家康は駿河の駿府城に拠点を移した。浜松城はそれまで約16年間、その艱難苦難を家康とともに歩み続けていた。三河岡崎から遠江浜松へ、浜松からまた駿河駿府城へ。家康の大きな出世ぶりを見守った浜松城は、現在「出世城」と称され、パワースポットめいている。
明治以降、浜松は工業都市としての歩みを進め、現在は政令指定都市にまで出世した。家康のみならず、家康が親しんだ人々と土地も大きく発展しているのである。
そして今年(2023)の5月5日、NHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康を演じる松本潤さんが、家康役として「浜松まつり」に参加することになっている。
きっと家康も松本さんの目を通して、久しぶりの浜松を楽しまれることだろう。
厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)──。家康は、後世を生きる我々が、今の世を「浄土」として楽しみあい、喜びを広めあうことを心より求め、願っておられるに違いない。
お正月にいただく「お屠蘇(おとそ)」。一年のはじまりに飲む縁起物のお酒「お屠蘇」ですが、「屠蘇散」の癖のある味は苦手な方も多いと思います。
そもそも「お屠蘇」はなぜお正月にいただくのでしょうか。この記事では、お屠蘇の由来や意味のほか、実際に「屠蘇散」を使ったお屠蘇の作り方や飲んだ感想もお届けします。
お屠蘇は一年の無病長寿を願ってお正月にいただく特別なお酒。
「邪気を払い、魂を蘇らせる」という説、「蘇」という悪鬼を屠るという説などいくつかの説があります。どの説でも悪い物を屠り、良い物を招き入れるという意味では同じといえるでしょう。
お屠蘇は、「屠蘇散(とそさん)」と呼ばれる漢方薬に使われる生薬を配合したものを、日本酒やみりんで漬け込んだ薬草酒です。この屠蘇散には、5~10種類もの生薬が使われています。
■主な屠蘇散の種類と効能
桂皮(ケイヒ)…発刊や解熱、整腸作用
山椒(サンショウ)…消化不良の改善
陳皮(チンピ)…消化促進、食欲増進、冷えの改善
桔梗(キキョウ)…鎮痛、鎮咳、去痰、抗炎症、解熱作用
浜防風(ハマボウフウ)…鎮咳去痰、清熱薬
この時期に必要な効能が多く含まれていますね。
ちなみに、最近では日本酒をお屠蘇代わりに用いることもあります。
先述したように、日本酒をお屠蘇代わりとして用いることが増えてきましたが、ドラッグストアやスーパーなどで、「屠蘇散」は購入できるので、それを使えば簡単に作ることができます。
オマツリジャパンでも、ドラッグストアで見つけた「屠蘇散」で、お屠蘇を作ってみました!
■用意するもの
・屠蘇散
・お酒(約1合 180ml)
・みりん(30~50ml)または砂糖(小さじ2~3杯)
■作り方
1.お酒と屠蘇散を6~7時間浸す。
2.浸したあとに、みりんまたは砂糖を加え、お好みで味を整える。
はい、簡単!!
浸す時間だけ念頭においておけば、いつでも気軽に飲むことができます!ぜひお試しくださいね。
早速飲んでみましょう!カンパーイ!?
「美味しいのか、と言われれば、個人的には甘くてちょっと苦手です。お猪口いっぱいくらいで十分です」
「正直マズイ… ですが、体によさそうなスパイシーな味がして、ハーブティ感覚で飲めば美味しいかも!」
「匂いがめちゃ漢方!これって罰ゲーム!?と思いながら飲んでみたら、やっぱり罰ゲームでした。。。体にいいもの、縁起物のとして、最後までいただきました。」
「アメ色の見た目が、ブランデーなどのハイアルコールのように見えるんですけど、口に含んだ感触はまろやか。アルコールの刺激はほとんどないですね」
「人によると思いますけど、僕はシナモンのような香りを強く感じました。なので、味はニッキ水みたいな感じですね」
「刺激になれた現代人なので、炭酸とかで割りたくなる優しい味わいです」
せっかくなら美味しくいただきたい!ということで、オススメのアレンジを2つを紹介します。
■炭酸でスッキリ爽やか
お屠蘇ってぐびぐび飲むもんじゃないからどうしたって持て余すよね。なので同じく正月要因で皮だけ取って余ってた柚子をぎゅーっと絞って炭酸で割ったらとても良い。屠蘇散のにおいがダメな人にもイケるかも。 pic.twitter.com/NAZrm2lf96
— ヒ⃬ロ⃬ヲ⃬カ⃬ (@shirlywang) January 3, 2022
炭酸で割れば、一気に飲みやすくなります。柑橘類を添えるとオシャレなハーブティのようです。辛口のジンジャーエールもオススメ!よりスパイシーさが増しますよ。
■オシャレにホットワイン風で
今年最初のワインは、屠蘇散MBA。香辛料が少し苦いので、甘めの酒に浸すのが良さそう。グリューワインもあるので心配していませんでしたが、やっぱり相性良かったです☺️ pic.twitter.com/AlTMgWCigZ
— くろうど。 (@KurabitoKuroudo) January 1, 2022
スパイスも多く入っている屠蘇散があれば、簡単にホットワインを作ることができます。特にシナモンの風味が抜群に合います。
オマツリジャパンでは、実飲するために、お正月前に楽しくお屠蘇をいただきましたが、お屠蘇には正式な作法があります。
まずは、家族との新年のあいさつをすませます。そのあと、全員で左の方角を向き、若い人から順に飲んでいきます。おせち料理やお雑煮といったお正月の御馳走は、お屠蘇のあとにいただきましょう。
ちなみに、お銚子と三段重ねにした朱塗りの盃を用意し、3回に分けて飲むのが正式な作法ですが、ない場合は普通の酒器でも代用できます。
一般的な作法を紹介しましたが、必ずしもこの飲み方が正解というものはありません。地域や家庭によって飲み方は異なりますので、それぞれの作法に合わせていただきましょう。
日本の古き良き伝統のお屠蘇。2023年はご家庭で「屠蘇散」を使った「お屠蘇」を作ってみてはいかがでしょうか?
2022年11月末、国連教育科学文化機関(UNESCO)は、日本政府が申請した民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」を、無形文化遺産として登録することを決めました。
日本各地で伝承されてきた、踊りを伴う民俗芸能41件が「風流踊」として登録されます。とはいえ、〝風流踊〟なんてあまりなじみのない言葉ですよね。
この記事では、改めて「風流踊」の特徴や、その歴史などについて解説します。
そもそも「風流踊」とはどのような踊りなのでしょうか。
日本全国で親しまれている盆踊りも風流踊の一つです。今回無形遺産に登録された41件の中には、盆踊り以外にも、中世〜近世に人々に広く愛唱された小歌を取り入れた小歌踊りや、修験道の影響がみられる剣舞(けんばい)などさまざまな踊りが含まれています。
つまり、「風流踊」は共通の型を持った踊りではなく、平安末期に広がった、「華やかでにぎやか」「人目をひく」さまを表す「風流(ふりゅう)」の精神を体現した踊りのこと。華美な衣装をまとい、にぎやかな囃子に合わせて歌い踊るなど、風流の精神に則る民俗芸能が総じて風流の芸能と呼ばれ、その中のひとつが「風流踊」なのです。茨城県日立市の「日立風流物」のようにからくり人形と山車が華やかになった例もあります。
それでは、なぜこれらの民俗芸能は、華美で人目を引く=風流化されてきたのでしょう。それは、各地の風流踊が、何を願って行われてきたのかをひも解くと見えてきます。
例えば、今回の41件にも含まれている京都市の紫野・上賀茂などで伝承されている「やすらい花」は、疫病神を鎮めるために行われてきたといわれています。古来より日本ではいまのコロナウイルス感染症のように、都を始め各地で伝染病が蔓延しました。病気はどこからやってくるのか、どうすれば治るのかも分からない中、人々はこれを祟り神の仕業と考えます。
当時は「御霊(ごりょう)信仰」と言って、不幸な死に方をした霊が、生きている者たちに天災や病といった災いをもたらすと広く信じられていたのです。
そこで、この神を鎮めるために、おもてなしをする心が生まれます。このおもてなしが年々華やかになって(風流化して)きたのだと、1180年ごろに編まれた『梁塵秘抄口伝集』が伝えています。
久寿3(1156)今宮神社 やすらい花「京ちかきもの男女紫野社へふうりやうのあそびをして」
※平安時代『梁塵秘抄口伝集』(12世紀後半成立)より
つまり人々は、神仏に自分たちが生きていくための願いを届けるため、派手に着飾り、鉦や太鼓を大きく打ち鳴らしながら、歌い、踊るようになったのです。
神仏への願いは、疫病退散の他に雨乞いであったり、稲の虫害を忌避して行われる虫送りなどの行事が風流化したものもあります。
東京都西多摩郡の「下平井の鳳凰の舞」は、京都から伝わった雨乞い踊りが風流化したもの。大太鼓を中心に、赤い頭巾をつけた男が力強く踊ります。江戸歌舞伎の所作や台詞まわしも取り入れられており、東西両都の影響を受けた特色ある民俗芸能です。
今回の41件の中でも多数を占めているのは、盆踊りが風流化したものです。ルーツは一遍上人が始めた「踊り念仏」にあると言われており、長野県佐久市の「跡部の踊り念仏」は往時の形を今日によく伝えている行事です。
当然、念仏は死者の供養のためにあげられるものですが、人々は、念仏を唱えながら踊ることで、法悦の境地=一種のトランス状態にも至ります。
先行して無形文化遺産に登録されていた神奈川県三浦市の「チャッキラコ」は、豊漁豊作祈願の行事が風流化したものです。室町時代には女児に流行歌を歌わせる小歌踊の芸能「ややこ踊り」が流行りました。「チャッキラコ」もそうした流行を取り入れた芸能で、楽器などは使われませんが、年配の女性の歌に合わせ、晴れ着で華やかに着飾った少女たちが踊ります。
一方、「風流踊」の「踊」の部分も重要です。日本の芸能には、能や神楽などにみられる“舞い”と、盆踊りなどにみられる“踊り”の二つの動きがあります。
この二つを比べると、「舞い」はすり足での旋回運動が中心となり、「踊り」は足の上下運動、あるいは跳躍の動きを伴います。
民俗学的解釈では、「舞い」の旋回運動は、実りなど神がもたらすと期待する良いものを大地に巻き込もうとする動きであり、一方の「踊り」には、私たちの生活を脅かす悪いもの(御霊がもたらす天災など)を生活圏外の向こうに飛ばしてしまおうという動きなのです。
例えば、岩手県盛岡市の「永井の大念仏剣舞」、北上市・奥州市などで伝承されている「鬼剣舞」。〝舞〟という名前ですが、修験道の「反閇(へんばい)」という、大地を踏み締める動きを取り入れたダイナミックな踊りです。
これらは死者、先祖供養、悪霊を祓う目的で行われてきましたが、芸能と結びついて風流化。得物を持って大地を踏み締め、足をけりあげる動きで邪気を払い、大地を踏みしめ悪いものをどこかへ送ろうとしているのでしょう。
送られるのは悪霊だけではありません。日本三大盆踊りの一つ、秋田県羽後町の「西馬音内(にしもない)の盆踊」は、優雅な踊りぶりでも有名ですが、編み笠や「彦左頭巾(ひこさずきん)」という黒い頭巾で覆面をして踊られることでも知られています。
この盆踊りは、別名〝亡者踊り〟ともいわれ、顔を隠すことで踊り手その人の個性を消し、踊り手自身が先祖の霊を受け入れて一緒に踊ることでもてなし、そして再びあの世へと送りだします。
三大盆踊りでは岐阜県の「郡上踊(ぐじょうおどり)」も登録されました。盂蘭盆の徹夜踊りでも有名な盆踊りですが、仮装して踊ることや、観光客の飛び入り参加も認められているなど、参加者が楽しむ踊りであるのも大きな特徴です。
そもそも供養や悪霊祓いの行事が風流化してきた背景には、神や霊を楽しませる理由の他にも、「その時期に人が集まれる」という側面があったことは否めません。
今回登録された41件の開催時期を見ると、田植を終え比較的農作業が少なくなる6月から9月に開催される行事が多いことがうかがえます。多くの人々が集まれるこの時期に、風流はじめ年中行事を集落で行うことでムラの結束を高めてきたとも言えるでしょう。
文化庁による「風流踊」の登録提案書には、「特に災害の多い日本では、被災地域の復興の精神的な基盤ともなるなど、文化的な意味だけでなく、社会的な機能も有する」と書かれています。近年も震災で人々がバラバラになってしまった自治体の人々が、祭の再開を復興のゴールに定めて頑張っていたという話もあります。
風流踊に限らず、祭と祭礼は、コミュニティの結束や再生の基盤として大切に伝承されてきたのです。
今回ユネスコ無形文化遺産に登録された41件以外にも、日本各地にはたくさんの風流踊があります。登録をきっかけに、地域色豊かな日本の祭に注目が集まることでしょう。
ぜひ皆さんも祭に足を運び、風流の精神と、祭の力を感じてみてください。
京都・醍醐寺の「五大力さん」の名で親しまれる「五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)」は、その年の無病息災を祈願するお祭りです。醍醐寺の開山以来1100年以上の歴史があり、京都に春の訪れを告げる年中行事としても大切に行われ続けています。
五大力さんで特に人気があるのが、餅上げ力奉納。そして、五大力尊御影(みえい)というお札の授与です。毎年多くの参拝者が醍醐寺に集いますが、2022年も感染症予防へ細心の注意を払いながら、大盛況のうちに開催されました。
五大力尊仁王会は、例年2月23日に醍醐寺で行われているお祭りです。その歴史は古く、西暦907年、醍醐天皇の時代まで遡ると言われています。
五大力尊とは五大明王。つまり、不動明王、降三世明王、大威徳明王、軍荼利明王、金剛夜叉明王です。中央と東西南北の全方位から家を守り、昼夜を問わずその人に影のように従い、身を守り、災難を払うと信じられています。
五大力さんでは、全ての人々の七難即滅と七福即生(すぐに災難が去り、幸福が訪れること)を願った仁王会法要や柴灯護摩祈願が行われます。そして、この日しか授与できない特別なお札である御影も有名です。災難・盗難除けのご利益が期待できる五大力尊の御影を求めて、多くの参拝者が集います。また、五大力さんに力を奉納して無病息災、身体堅固を祈る、五大力さん名物の餅上げ力奉納も大変に盛り上がる行事です。
餅上げ力奉納は、力自慢の男女が巨大な鏡餅を持ち上げる行事です。大人でも抱えきれないほど巨大な紅白の鏡餅が鎮座するステージは、さながら戦いのリングにも見えます。
定刻を迎えるとお坊さん方のご祈祷から、餅上げ力奉納が始まります。
五大力さんの餅上げ力奉納は、小学生の部、女性の部、男性の部の3部構成で行われます。
小学生の部は、子供たちがみなで力を合わせて60キロの鏡餅を持ち上げる、アットホームなものです。
しかし女性の部と男性の部になると、様相は一変します。なにしろ、餅上げ力奉納で持ち上げる鏡餅は、大人が両手を思いっきり伸ばして、やっと鏡餅が乗っている木製の台を掴めるほどのサイズです。しかも女性は重さ90kg、男性は150kgにも及ぶ鏡餅を持ち上げます。少しでもバランスを崩せば、鏡餅に押し潰されかねません。危険と隣り合わせの行事です。
力自慢の奉納者達は、巨大な鏡餅を持ち上げることで大きなエネルギーを奉納します。これにより無病息災のご利益を受け取ることができるとされています。参拝者みなが手に汗握り、一丸となって見守る、ドラマチックなお祭りです。
餅上げ力奉納は、力持ちであることはもちろんのこと、バランス感覚や強運であることも求められるようです。
まずは巨大な鏡餅の乗せられた木製の台を持ち上げて、手前に引きます。この段階で四苦八苦する人が続出し「こんなに重いなんて!」と悔しさを滲ませながらステージを降りる方々も見受けられました。
鏡餅が乗せられた木製の台の裏には、対角線状に木材が嵌め込まれています。この部分に膝を当てて台をお腹に抱え込むようにしながら、テコの原理でゆっくり腰を落として行く。これが、巨大な鏡餅を持ち上げるコツです。どの部分に力をかけると最小限の力で動かせるのか、力学的観点で鏡餅を捉えることが欠かせません。
とはいうものの、台座を掴む手はちぎれんばかりに痛み、足元は少しのバランスの乱れも許されません。なんとか持ち上がったとしても、ジワジワと時間の経過と共に身体中を蝕む重さと痛みをどうやってやり過ごすのか。その難しさは、過去に十数回も餅上げ力奉納を経験しているという猛者達ですら苦境に追い込まれていた様からもうかがえます。
頑張って鏡餅を持ち上げてほしいけれど、無理はしないでほしい。必死に巨大な鏡餅に立ち向かう奉納者を見守る参拝者にも、緊張感が走ります。
小柄な女性も奉納に参加する、その意気込みに参拝者みなから感動と祝福の拍手が巻き起こった
そしていつしか境内は、「頑張れー!」「あと少し!」「お疲れ様!」「よく頑張ったねー!」と、小さなお子さんから大人の方まで、温かな声援と拍手でいっぱいになっていました。
2022年の餅上げ力奉納は、感染症拡大防止に配慮し、例年と比べると2つの変更点がありました。
1つ目に、餅上げ力奉納で奉納するためには、事前登録が必要になりました。例年であれば、当日の飛び入り参加も受け付け。しかし2022年は、醍醐寺の公式サイトよりあらかじめ申し込みした人のみに変更となりました。
2つ目に、5分という時間制限が加わりました。例年であれば競技として餅上げ力奉納を行い、最も長い時間、餅を持ち上げた人は横綱として表彰されてきました。
しかし2022年は、あくまでも神事の一環として奉納のみという扱いになっています。横綱という格付けも、表彰もなく、5分を超えての餅上げ力奉納もできません。
それでも新しい形の餅上げ力奉納は、奉納者と参拝者が心をひとつに通わせるお祭りとして記憶に残ったことでしょう。
本堂の金堂前には「おかげ餅」という大鏡餅が奉納されています。このお餅に手をふれると、1年間無病息災でいられるという言い伝えもある鏡餅です。
2022年は、感染症対策のために直接触れることはできませんでしたが、日頃目にすることがないほど大きな鏡餅の数々は、それだけで特別でありがたく思えます。
五大力さんでは「五大力尊御影(みえい)」と呼ばれるお札が授与されます。五大力尊御影は、ご本尊である五大力尊の分身です。1年のうち1日だけ、五大力さんの日のみ授与される特別なお札とあって、ほとんどの参拝者が五大力尊御影の入った袋を大事そうに携えて参拝しておられました。
醍醐寺は修験道の寺でもあるため、五大力さんの日は全国から山伏が集結し、終日お焚き上げをします。お焚き上げの煙には厄祓いのご利益があるため、修験道の方に五大力尊御影をお渡しして煙に当ててもらい、お焚き上げの煙でより強力になった五大力尊御影を持ち帰る方々も多く見受けました。
京都醍醐寺の五大力さんは、厄祓いのご利益満載です。また餅上げ力奉納の奉納者になっても、参拝者であっても、熱狂と感動の物語を体験できる点も魅力的なお祭りといえます。
また同時に醍醐寺は、豊臣秀吉が最後の花見をしたとされる三宝院の他、国宝や重要な文化財を数多く擁しています。平成6年12月には世界文化遺産に認定された寺院でもあり、見どころ盛りだくさんです。
五重塔のそばでは、聖護院八ツ橋や力餅などの屋台も出店されていました。
美しい庭園を散策しながら、寒さも厄も吹き飛ばすような餅上げ力奉納の興奮と熱気に包まれてみませんか。
鬼は外福は内!節分に食べるものといえば豆や恵方巻が定番ですが、この時期に合わせてコンビニやお菓子チェーン店などから節分をモチーフにしたスイーツも販売されています。
こちらの記事ではコンビニから発売された「節分スイーツ」の情報をまとめてご紹介。実食した感想も紹介しますので、あなた好みの節分スイーツを選んで、福を招いてみませんか?
セブンイレブンで発売される2022年の節分スイーツは計5種類。
・節分マリトッツォ ストロベリー250円(税込270円)
・金棒クッキーサンド158円(税込170.64円)
・節分ロール158円(税込170.64円)
・節分 ミニ豆大福 3個入り220円(税込237.60円)
・節分 ミニ塩大福 3個入り220円(税込237.60円)
和菓子から洋菓子まで勢ぞろい!どれもリーズナブルなお値段なので、気軽に購入できるのも嬉しいですね!
中でも「節分マリトッツォ ストロベリー」すでにSNS等でも話題になっているのでご存じの方も多いかもしれませんね。
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どれも美味しそうな商品の中から今回購入したのはコチラ!
「節分マリトッツォ ストロベリー」「金棒クッキーサンド」「節分ロール」の3品です。
マリトッツォをみたらついつい買ってしまう筆者。数あるマリトッツォと食べてきましたが、もしかしたらこれまで食べてきたマリトッツォの中でもベスト3に入る美味しさです!
ピンク色のブリオッシュとクリームで美味しい予感しかしません!
ブリオッシュ生地はフワフワでほんのりと感じる塩っけとストロベリーに優しい甘さと香りがたまりません!
中のクリームはさらにフワフワ。口の中で一気にとろけます。口の中に残るのはオレンジピールの甘酸っぱい味と食感。
この日は他にもデザート3つを食べていましたが、余裕で1個食べてしまいました(笑)
金棒に模したクッキーサンドは、クッキー、チョコ、クリームで甘い物が好きな方にはたまらない組み合わせ!
クッキーというよりは、サブレに近いザクッとした食感が好み!たっぷりかかったチョコレートは甘すぎず、粗く刻まれたアーモンドとの組合せで完璧な仕上がりです!中にはさまれているクリームがほどよく甘さを増してくれています。
見た目以上に大人好みの味!ぜひコーヒーとご一緒にどうぞ♪
ココア生地のスポンジが海苔に見える錯覚が!!
ふわふわのココアの生地の中には、少し酸味を感じるクリームが入っています。キウイジャムとイチゴジャムの味でしょうか!フルーツ感もしっかり感じることができます。
大きさも十分!この味でたったの170円とは!安すぎる~
予約なしでも店頭に並ぶこともあるそうなので、見つけたら即買いですよ!
もうすぐ節分。節分に食べるものといえば豆や恵方巻が定番ですが、この時期に合わせてコンビニやお菓子チェーン店などから節分をモチーフにしたスイーツも販売されています。この記事では「ファミリーマート」でこの時期限定で発売される、節分に楽しみたいスイーツを実食・レポートいたします。
ファミリーマートで発売される2022年の節分スイーツは4種類。
・節分 チョコバナナクレープ 250円(税込270円)
・節分 7種のフルーツロール 278円(税込300円)
・節分 塩豆大福(2個入) 232円(税込250円)
・節分 和三盆入りクリームのカステラロール(かのこ豆入り) 278円(税込300円)
洋のクレープ、フルーツロール、カステラロールに和の大福まで、好みに合わせたスイーツが楽しめます!可愛い鬼のイラストもあしらわれ、お子様から大人まで、みんなで楽しめますね。
今回購入したのはコチラ!
「節分 チョコバナナクレープ」「和三盆入りクリームのカステラロール(かのこ豆入り)」の2品です。
さてそのお味は?
チョコとバナナに生クリームとカスタードクリーム、しっとりもちもちなクレープ生地、まさに王道のクレープ!
ほんのりビターなチョコがほどよいアクセントになっています。
甘すぎないので、恵方巻を食べたあとでも、1本まるっと食べることができました!
フワフワのカステラ生地は優しい味で、重さをまったく感じさせません。上品でまろやかな甘みの和三盆入りのクリームと、ほんのり塩気のあるかのこ豆とあわさって、高級感のある節分ロールとなっています。
これがたったの300円とは!!コンビニスイーツの恐るべし進化!
ファミリーマートの節分デザートを一部実食してご紹介しましたが、気になるものはありましたか?年中行事に合わせて定番の行事食を楽しむのも良いですが、手軽に楽しめるスイーツで季節感を味わうのもオススメですよ。
ファミリーマート公式HP 節分情報はこちら
https://www.family.co.jp/content/dam/family/campaign/2022_ehomaki/2022_ehomaki.pdf
いよいよ週末はクリスマス☆ 店頭でもクリスマス限定のケーキが並び始めました。中でも注目なのがコンビニのクリスマスケーキ!こちらの記事では、セブンイレブンから発売された女子ウケ間違いなし「ジェラートピケのクリスマスケーキ」と、クリスマスなら絶対食べたい「ななチキ」の食レポをお届けします!
「ファミリーマートのクリスマスグルメ」2021年実食レポはコチラ
2021年もセブンイレブンからはたくさんのクリスマスケーキが発売されました!
「ピエールエルメ」や「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」といったブランドケーキから、「クリスマスかまくら」や「ガトーフレーズ」といった定番ケーキまでたくさんの種類のケーキが揃っている中、オマツリジャパンでは「ジェラートピケ ブラウンベアの焦がしバターキャラメルケーキ」をチョイス!昨年の経験から予約での完売に備え、開始日当日に店頭で予約しました。
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では実食スタートです!
ジェラートピケのクリスマスケーキ専用の箱の上に、チョコレートベア柄のオリジナルランチョンマットが添えられています。テーブルの上にマットを広げれば一気にジェラートピケの可愛らしい世界に!
箱を開けてみるとミルクベージュ色のケーキが!星型のチョコレートもジェラピケっぽいですね!でも肝心のチョコレートベアが見当たらない……
ケーキのポイントになるチョコレートベア!ケーキやクリームと同じミルクベージュ色のベアがケーキの上にちょこんと座っていて見ているだけで癒されます。
ジェラピケ好きな人はもちろん、そうでない人も虜になること間違いなしの可愛さです。
肝心のお味は?
「ジェラピケがまさかのケーキを販売しているなんて!!!ふわふわ・もこもこで甘~~~いのかな?と思ったら、意外にもそこまでは甘くなくちょっと大人っぽい仕上がりのケーキです」
「スポンジは細かく砕いたナッツが入っているようなツブツブな食感があり、間に挟まったクリームはリキュール?どことなくラムレーズンのような味がしました。
周りのクリームはバタークリームかな?バターの風味が漂って、一つのケーキでいろいろなクリームの味が楽しめてちょっとお得な気分です」
「キャラメルの味は甘すぎず大人好みに仕上げられています。クリームにはうすくスライスされたナッツの食感も◎」
「バターとナッツの香りが濃厚。コリコリとナッツの粒を感じることができるし、クリームは口の中でとろけていきます。「ジェラートピケ」のネームバリューにテンションも上がるし、大人同士のホームパーティーに採用したいですね!」
スポンジとクリームが層をなすケーキ。見た目の可愛さに惑わされることのないように!実は大人好みのビターな甘さで、甘い物がちょっと苦手という人にもオススメのケーキでした。
クリスマスといえばやっぱりチキン!通年販売のセブンのななチキはクリスマスにもピッタリです!食べ応えのある下もも肉を独自のスパイスとハーブで味付けし、サクッとした軽い食感で仕上げています。
お味は?
「ジューシーでちょっとスパイシー。普段のご飯や軽食にも良いですが、ハレの日の食卓に並んでいてもテンション上がりますね!すこし冷めても衣がサクッとしているし、余ったら次の日でもいけそうです!」
「スパイスがしっかり聞いている味付けは、アルコールとの相性がバッチリのチキンです。」
骨付きのななチキは、某フライドチキンを買いそびれた人にもオススメできる一品ではないでしょうか。
北海道の雪といえばふわふわのパウダースノーをイメージする人も多いのでは?そんな北海道で毎年2月上旬に開催される雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」。2022年は、規模は縮小されますが開催することが発表されました。
コロナウイルス感染拡大防止策を実施した上で、イルミネーションや中小雪像を歩いて見て回る「通過鑑賞型」の会場構成で開催されます。今冬ならではの雪国らしい魅力ある都市景観はぜひ見てみたいですね。
また、オンラインでの企画もあり、通会場の雪像、制作風景の公開、市民参加型のフォトコンテストの実施が予定されています。
【2022年さっぽろ雪まつり】
期間:2022年2月5日(土)~2月12日(土)
会場:札幌市中央区大通西1~7丁目(例年は1~12丁目)
セブンイレブンの「ジェラートピケ ブラウンベアの焦がしバターキャラメルケーキ」と「ななチキ」の食レポをお届けしましたがいかがでしたか?
予約完売商品もあるセブンイレブンのケーキは、ケーキ専門店に負けない味とビジュアルで人気があるのも納得です。定番のななチキは、予約なしでも購入可能!予約がちょっとめんどくさかったり、予約しそびれた方は、お近くのセブンイレブンにいってみてはいかがでしょうか!
2021年のクリスマス、みなさんにとっても素晴らしい日になりますように☆