新しい時代が到来!おうちじかんを心をみつめる時間にー。
おうちの中からでも遠くの神社やお寺行けるようになりました。
そんな新しい試みを行っている神社やお寺の情報をまとめて公開いたします!
♪ オープニングテーマ曲 【テクノ法要】 福井 照恩寺 ♪
(URLが「show-on-g」ってオシャレすぎる…。)
「仏像、ロウソク、金箔、お経等の仏教美術は奈良時代の最先端芸術を集結させて作った「お浄土体験装置」だったそうです。」という【サイバー南無南無】もどうぞ
京都 高台寺 インターネット特別参拝
日本初の夜間拝観を始めたお寺、どこだかご存じでしょうか。
実はこの高台寺です。
最初は「お寺が夜も開けてどうする」と色々な方面から反対があり大変だったのだとか。
でも今は夜間ライトアップは普通になりました。
インターネット参拝もいち早く取り入れています。
↑「大般若祈祷会」↑というお釈迦様が説いた教えを転読(全部を読んだのと同じご利益がある)をYoutubeにて配信
おうちじかんには涅槃図が塗り絵になった「彩仏」のダウンロードができます。
「完成した彩仏はSNS等でどんどん発表していただければ嬉しいです」と高台寺よりコメントをいただきました。
#高台寺 #彩仏 などでぜひ作品をあげてみてください。
通常参拝に戻ったときはお寺の最先端・アンドロイド観音「マインダー」様にご参拝を。
「仏像の姿が描かれたレリーフの仏が絵を抜け出て仏像となったがその後の進化はない、目を合わせ、話し、動く観音に進化させたいー」。と誕生したアンドロイド観音。
和尚様のお話によると観音様はもともと馬頭観音などいろいろなものに変身するため、今回はアンドロイドに変身したのだそうです。

他にも「インターネット参拝」で検索すると神社やお寺でも新しい試みがありました。
京都 建仁寺塔頭 両足院
「Cloud sitting 雲是」オンライン坐禅会 (※イベント終了しています)
香港発の世界とつながる坐禅会。国をも超えた取り組みです。
宗派を超えたお坊さんたちの新しい取り組みが行われています。
私、フォトライター佐々木も実際に「フリースタイルな僧侶たち」略して「フリスタ」の『よりどころとチャレンジを育むコミュニティ「仏教オールトゥギャザー」』に参加してみました。
なんと「Slack」で掲示板上のやりとりをして、「zoom」でテレビ電話会議という、中小企業を超える勢いのミーティング方法!
どちらもはじめて使ってみましたが、私も主催している「アマビエまつり」の運営にとっても便利なのでとりいれました。

写真:アマビエまつりのSlack 各モデルとの衣装や撮影チームの進捗確認に使用
「フリスタ」の中でめちゃくちゃ気になった話題を少し取り上げます。
寺まんが
寺カフェ「ぶっカフェ」
お坊さんからみても「宗派の違いがよく出てる!」という漫画です。
スイーツ好きで占いのできる副店長の春海さんに萌え。
個性的なキャラクターたちに思わず引き込まれて一気に読んでしまいました。
スター坊主めくり
「若手僧侶が仏教用語(法語)をやさしいことばで語り、毎朝あなたに元気を届けます。」というカレンダー。次が楽しみです。
龍岸寺@KYOTO
#浄土系アイドル てら✳︎ぱるむす #ガチャ仏さま #ドローン仏
と凄いパワーワードなタグが並び、YoutubeやInstagramに思わず引き付けられます。
七万寺
・京都の二条城駅 徒歩2分
・コンテナの中にある自称世界一小さなお寺
・コンテナの家賃(月7万円)が払えないと終わってしまうので名前を七万寺と言います
・住職なし。僧・非僧問わず、誰もが日替わり住職になれます
・普通に来て意味もなく居られます
どれも気になりすぎるキーワードです。京都にいるのに知らなかった。一度お参りしに行きたい。
SOCIAL TEMPLEと画家・映水、また全国の宗派を超えた賛同寺院による共同プロジェクト。
山梨からスタートした企画で実際に写仏を賛同した全国のお寺に届けることで納経の証として御朱印がいただけるというのがポイントです。
毎日、参加している各地のお寺に写仏が届いており、中には海外から現地では高価な筆ペンを入手して丁寧に写仏を描いて送ってきてくれる方も。
写仏をお寺に郵送すると、蓮華のデザインが印刷された映水オリジナル御朱印用紙に各お寺の御朱印が押されて返送されてきます。
蓮華や飛天など繊細で美しい6種類のお手本が毎週1つずつアップされるので、色々なお手本に挑戦して、日本各地のお寺の御朱印をいただきたくなります!
静かにひとり心と向き合う時間になったといわれる方や、家族で楽しんで挑戦しましたといわれる方も。お家にいながらお寺と繋がることができる素敵な試みなので、一度試していただきたい本当に美しい絵のオンライン写仏です。
【ツナガリイム】
ツナガリイム・お手本第二弾は『飛天』です。#ツナガリイム #映水 #onlineshabutsu
お手本ダウンロードはこちら↓https://t.co/syWfCeStC3ツナガリイムって何?↓https://t.co/e0s7wLMJ8k
郵送するお寺リストはこちら↓https://t.co/jadXP8VzCi pic.twitter.com/O9lXe0yisO
— 映水 (@eisui022047) May 8, 2020
疫病退散のアマビエの出番到来!
急激な需要でワンオペの神社仏閣では一時中止にしているところもあるため、アマビエ御朱印のまとめ記事を書いてみました。
中にはアマビエ御朱印を動画で描いて法話までしてくださるお寺もありました。感激。
自由に歩けるようになったら「八百万の神」などの電子御朱印もたのしみたいですね。
エア祭とは
オマツリジャパンでは「エアかなまら祭」などで大変人気。
コロナ禍で最近、オンラインによるお祭りが注目されています。
他にもオマツリジャパンではあらたな試みをはじめています!
「エアかなまら祭」本祭では見られない祭りの裏側に潜入!
「エア阿波踊り」プロ阿波踊り集団「寶船」と踊る!
「オンラインセルフ祭」を【niconico】と実施!

わたくしはカメラマンのため、写真を!!と、アマビエに現世降臨してもらいました!
自宅アーティストのみなさまから自由なアイディア募集中!
モデルの嶋原太夫の葵太夫さんはオンラインお座敷もはじめられるようですよ。

以前、対談記事として書かせて頂いたなこそ希望プロジェクト。東日本大震災で犠牲になった方々を追悼する3月10日の当日レポートとなります。福島県いわき市の復興の様子を多くの人に知って貰う為にも、慣れないPressの腕章を付けて撮影を頑張ってきました。
会場の岩間防災緑地は昨年(2018年)の9月に完成したばかりなので、まだ地図にも掲載されておらず、国道239号線で勿来火力発電所を目指して行くと付近の道路沿いに見えてきます。
以前は津波で壊滅状態だった場所に苗木が植えられ綺麗な防災緑地として整備されていました。岩手県陸前高田市の有名な奇跡の一本松の事もあり、他の防災緑地でも松が植えられる事が多い様です。(防災緑地とは津波が来た場合に植えた木々や敷地内の盛り土で津波の勢いを和らげたり、船などの住宅地への流れ込みを防ぐ効果、また避難所としての役割もある)


今回は、地元の方にこの防災緑地を知って貰おうと周辺地域に回覧板やチラシで告知した成果もあり、多くの人が会場に来られていました。受付で署名を行うと奥のテントでは豚汁の無料サービスが用意されています。大鍋で作る豚汁は具だくさんでかなり美味しかったです!


14:00から、まず最初に関西からの元気玉として、勘緑+木偶舎による公演。和太鼓やチェロの音楽に合わせて人形を舞わせるのですが、首や手の仕草一つ取ってもとても緻密な動きで驚きました。
きっとストーリーがあって動かしているのだろうけど、ナレーションがある訳ではないので見る人によって感想が変わってきそうです。何となくは伝わりましたが、真意を捉えているかと言われると自信がありません。しかし、普段なかなか目にできない貴重なものを見る事ができました。



真言宗の住職による法要。東日本大震災で亡くなられた方への慰霊としてお経が読み上げられました。読み上げが終わると関係者から順に御焼香をあげていきます。
地震が起こった時間の14時46分には号砲が打ち上げられ、全員による黙祷が捧げられました。毎年、3月は震災についての報道が多くなり、何年経っても震災の当事者からすれば思い出したくない気持ちもある筈です。それでも現在を生きる我々は次の震災に備える為にもこの時期の報道は必要なのではと考えてしまいます。



岩間防災緑地のシンボルである東京藝術大学の協力で作られた卵型のモニュメント。なこそ復興プロジェクトによる7年越しの事業であり、この地下には2031年3月11日に開けられるタイムカプセルが埋まっています。カプセルの中には震災を体験した人による資料などが入れられています。
このモニュメントの名称については、子供達から募集をしており、市内の小学生による「きみと」に決定しました。「私たちのきおく(記憶)をみらい(未来)へともにとどける(届ける)」がメッセージだそうです。


神奈川県相模原市を中心に活動している和太鼓 我道武蔵のメンバーによる演奏。大人から子供まで、年齢問わず所属している様で、太鼓祭inさがみはら 神奈川県大会では準優勝、金の卵発掘プロジェクトシビックプライドS-1ドリームでは準グランプリなどの賞も獲得しているそうです。
メンバーには地元出身者もいた様で、久し振りの故郷での演奏はどんな気分だったのでしょうか。海岸に響き渡る力強い演奏は来場者に大好評でした。


防災緑地の入口からモニュメント「きみと」までの道にキャンドルが並べられます。かなりの数を用意しなくてはいけないので、まだ日のある時間から設置・点火とボランティアスタッフが頑張ってくれていました。
花火を見にくる人達の通り道にもなるので暗い道を歩く必要もなく、ちょうど火力発電所のライトアップも点灯され花火の打ち上げ時間までを待ちます。


19:30からは、湘南花火の辻博(つじ ひろし)さんによる希望の花火が打ち上がりました。花火の値段をある程度予測できる自分からすれば、無料でやるにはやり過ぎなくらいの演出で辻さんの懐事情が心配になる程でした。県外から見に来た花火好きの方にもかなり高評価だった様です。
しかし、やはり花火を打ち上げるにはお金が掛かります。当たり前ですがどんなに安くして貰っても原価が掛かるものであり、無から有は生み出せません。最初の数年ならともかく何年も勿来地区の為に無料で打ち上げていただき、市民のひとりとしてありがたい気持ちの反面、申し訳ない気持ちもあります。
例えば、神奈川県の寒川みんなの花火では町民一人当たり100円を捻出して貰ったり、町中で募金箱を設置して集めたお金で小規模な花火を打ち上げています。どうしても市や町の資金に頼れないのであれば、そう言った方法で多くの人から少しずつ協力を頼む事もありではないでしょうか?


今年も多くの方の善意が集まり、追悼イベントを無事に終了できました。主催者側としてもホッとしているかと思われます。また今年も芝浦工業大学、つくば大学の多くの学生達がボランティアメンバーとして頑張ってくれていました。いつも遠方から何度も足を運んでいただき大変ありがたい限りです。
ただ、前々から気にはなっていましたが、やはり地元の子供達がメンバーとして参加していないのが少々残念な所ではあります。本来、自分達の住んでいる地域であれば、地元の若い世代が企画・運営を行いイベントの中心となって盛り上げる必要があると思います。
東京・高円寺阿波おどりでは杉並区の小中学生の自主的なボランティアの例もあります。イベントの一部分だけでも若い年代や子供達だけの自主性に任せるとかがあると面白いかもしれません。
気がつけば今年もあとわずか。秋から冬にかけて、旬な食べ物が楽しめる趣向を凝らしたグルメイベントが増えてきます。
そこで、美味しい食べ物が大好きな私725が、これから行きたいオススメグルメイベントを勝手にランキングしちゃいます!
興味のあるイベントにはどんどん足を運んで、心と身体を満たしちゃいましょう!!
段々寒くなってきたこの季節、外で食べるならやっぱり体の温まるもの。
東京の中心で、全国各地の絶品の鍋を味わえます!
紅葉を楽しみながらお鍋をつまめるだけでなく、「日比谷冬酒祭」も同時開催。あ〜、飲ん兵衛にはたまらない!最強の秋を満喫できること間違いなし♡
開催日:2018/11/30(金) ~ 2018/12/2(日) 10:00〜20:00 ※最終日のみ17:00まで
開催場所:日比谷公園噴水広場
最寄り駅:東京メトロ 日比谷駅・霞ヶ関駅/都営線 内幸町駅/JR 有楽町駅
オフィシャルHP:http://nabefes.com
(出典:ご当地鍋フェスティバルHPより 茨城県産常陸牛すき鍋)
い~しや~きいも~♪ あのアナウンスを聞くと、寒い冬でも気持ちが少しほっこりします。「品川やきいもテラス」では、女子が大好きな極上やきいもが、全国から集結しちゃうんです。しかも毎年パワーアップを重ねて!
2019年の出展ラインナップの発表はこれからですが、昨年の様子をこちらから見る事ができます。
レポートではお芋の特徴が紹介されているのですが・・・「とろとろ食感がすごい糖度50度『日向いも』」、「太陽と海風が作る安納の完熟芋」、「衝撃の甘さ!」なんでこんなに魅力的なフレーズが飛び出すんでしょうか!?未体験すぎるやきいもを想像すると今から開催が待ちきれません!
開催日:2019/1/28(月) ~ 2019/2/3(日) ※開催時刻未定
開催場所:品川シーズンテラス イベント会場
最寄り駅:JR・京急 品川駅/都営線 泉岳寺駅
オフィシャルHP:https://yakiimo.sonotega.com
(出典:品川やきいもテラスHPより)
平日午後にお休みが取れるなら、是非一度行ってみて欲しいのがウエスティンホテル東京のデザートブッフェ!今シーズンはマロンです!中でも人気はラズベリーモンブラン!他にも王道や和風、色んなマロンデザートが楽しめます♪
毎回大好評のブッフェは、味も見た目も雰囲気もとっても優雅!自分へのご褒美に、贅沢な午後のひとときを…。
開催日:2018/11/1(木) ~ 2018/12/31(月)の平日限定 15:00〜17:00
開催場所:東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京 1F インターナショナルブッフェレストラン「ザ・テラス」
最寄り駅:東京メトロ・JR 恵比寿駅
オフィシャルHP:https://www.theterrace.westin-tokyo.co.jp/jp/dessert_buffet
(出典:ウエスティンホテル東京HP)
2018年8月にオープンした話題のスポット“銀座ソニーパーク”に、期間限定で築地の人気店“ターレットコーヒー ギンザ”がオープンします。数あるメニューの中でも、ビターなエスプレッソと濃厚なミルクのハーモニーが絶妙のターレットラテにはファン多し!
拘りの美味しいコーヒーを片手に、都会の公園で一息ついてみては?
開催日:2018/10/5(金) ~ 2018/11/30(金) (月~土・祝日)7:00~19:00(日)9:00~19:00
※定休日:休園日
開催場所:銀座ソニーパーク GL(グラウンドレベル:地上階) ※ソニービル跡地
最寄り駅:東京メトロ 銀座駅/東京メトロ・JR 有楽町駅
オフィシャルHP:https://www.ginzasonypark.jp/shop/03_1.html
(出典:ターレットコーヒーギンザHPより ターレットラテ)
オーガニックワイン専門店のマヴィが提供する、美味しいワインとチーズを味わうチャンス!1年の締めくくりにふさわしいかな?と思い、こちらを第1位に選ばせていただきました!
普段からワインを楽しむ方にもこれから覚えたい方にも、気軽に参加出来るお勧めのイベントです。
ご褒美ワインとチーズで、至福の時間を♡
数に限りがあるとのことなので、予約は必須です!
開催日:2018年12月7日(金) ~16日(日)
※(月−金)12:00~20:00 (LO19:30)、(土・日)12:00~19:00 (LO18:30)
※11(火)、12(水)の両日は12:00~16:00
開催場所:マヴィ赤坂本店 東京都港区赤坂2-21-5
最寄り駅:東京メトロ 六本木一町目駅/溜池山王駅/赤坂駅
オフィシャルHP:https://mavie.jp/akasaka/event/gohoubiweek201812cheesewine/?instance_id=233

いかがだったでしょうか?独断と偏見で選んだ5つのグルメが楽しめるイベントをご紹介しました。
美味しい食べ物とお酒を愉しめば、寒い冬もあったかくなる事間違いなし!何かと忙しいシーズンに突入しますが、お友達や大切な人と、楽しくお過ごしください!
たとえ意味も目的もなかろうと、それでも人を焚き付けるものこそが、人生を豊かにする。
どうもマッハ若生です。
小生、全国の体験型 or フォトジェニックなお祭りを実地調査し、最高の祭り旅プランを世に伝える伝道師を目指しております。(BLOG & Youtube)
今回は世界で最も熱(苦し)い体験型祭りであろう、西大寺会陽(裸祭り)をレポートいたします。
裸の男たちが西大寺本堂に集まり、2本の宝木を争奪し合うお祭り、それが会陽だ。見事宝木を獲得することができれば福男として1年間福を授かる。
集まる男たちの数は1万人以上。2月の寒空の下、必至になって宝木の奪い合いをする光景は壮絶。
寒い、痛い、むさくるしい、の三拍子そろったこの祭り。なぜ1万人もの人が集まるのか。
きっとそこには人の心を揺り動かす”何か”があるに違いない。
ぼくたちは、自分の心を揺り動かし続け、何かに熱中しながら生きていかなければならない。Keep yourself alive!
Go to Okayama, Saida-ji!
西大寺会陽は、危険度は高い祭りである。木柱と男衆に挟まれれば最悪死ぬ可能性もある。
福男を勝ち取った上で生きて帰ってきたいが、最悪の場合もある。最後に良い思いをしておこう。
幸い岡山県には、温泉もグルメも名所もある。下津井漁港で獲れる海鮮、瀬戸内から昇る朝日を望みながら温泉に入り、鋭気を養う。これがお祭り遠征の醍醐味でもある。
>> 岡山で瀬戸内絶景を望みながら温泉と鯛料理を満喫してきた【鷲羽温泉/瀬戸大橋/下津井漁港】
さて、本題に入ろう。
体力に自信があるわけでもない、ふんどしを自分でつけることもできない我々が福男を勝ち取るにはどうすればいいか?
まず、1万人もの男たちが狭い本堂に集まることを考えると、ポジショニングが肝になるだろう。
場所取りを制するものが、西大寺会陽を制する。
また、宝木を掴んでも強奪されたら話にならない。
掴んですぐにふんどしに格納すべく、木の棒をスムースに股間に格納する練習も必須になる。
そう考えると、投下開始の22:00よりもずっと前に到着しておかなければならない。

会陽では、魅力的な屋台・出店が何十店舗も並んでいるのだが、今日はここであそんでいる時間はない。
アルコールを入れて会陽に参加することは禁止されているので、イカ焼きだけ食べよう。
18:30時点でもうすでに裸でパレードを繰り広げている集団がいる。
開始3時間半前にして相当意識の高い連中である。
最低気温1度、更に西大寺は川沿いにあるので体感温度はもっと低いはずだ。
それなのに彼らの表情は恍惚としている。

やはりこの祭りには何かある。脱いでみないとわからないので、急いでふんどしを買って、一般客用着替えテントへ移動。
すると、いきなり・・・
「あああ!痛い!痛い!ああああ!」
なぜかパンツも脱いでいる全裸の男たちが一列に並んでおり、その先から叫び声が聞こえる。
入ってはいけない場所に迷い込んでしまった気持ちになるが、全裸男たちの手にはふんどしがあるので、おそらくここが着替えテントで間違いないだろう。
よくよく見ると、列の先には、ふんどしの着付けを行う専属スタッフがいて(しかも筋骨隆々)、ふんどしの締め方が異常に力強いのだ。
何でも、裸祭りのさなかにふんどしがほどけた場合、ひどい目に合うことが多いらしく、そうならないために本気でふんどしを締めてくれているとのこと。
「ふんどしがほどける」
→ 「手で股間を隠そうとする」
→ 「手を下に下げていると宝木を持っているのかと疑われる」
→ 「手や股間に隠しているであろう宝木を奪取すべく、男たちから激しいボディチェックを受ける」
→ 「アッー!(想像におまかせします)」
テントで清めの塩をぶっかけられ、裸一貫で空の下へ出陣。確かに寒い。
だが、皆と一緒に「ワッショイ!!」と叫ぶと、どうだろう?
・・・寒くない。
周りの皆のワッショイから伝わる妙な熱気。これからバカになる高揚感に満ちたぼくたちのワッショイ。
入り混じって、脳内麻薬が出てくる感覚。これが裸祭りか、悪くない!

ワッショイ!!ワッショイ!!

ワッショイ!!ワッショイ!!
恐ろしいことにもう本堂は埋まりつつある。
石段と本堂の間には、部分部分に屈強な男が警備員のように立っている。
チームで参加している人たちの中の弾き出し部隊だろうか?
どんどん入ってくる裸に紛れ、体をねじ込むんだ!

手を上に挙げていないと、挟まれて腕が折れそうなほどの密集度。
オッサンのヒゲがこすれて痛い。
むしろ暑くなってきたところに、本堂の上から水をぶっかける人が!
湯気まで上がり始めた!
21:30。宝木投下まであと30分。
最初の頃のワッショイはどこへ行ったのか。オッサンの吐息を背中で感じながら、こちらは息絶え絶え。
すでに30分ほど揉み合い、繰り返し足を踏まれ、何度も階段から落ち続けた。
いくら力を込めたところで、1万人に対しては無力。次第に心が萎え始める。
もう十分貴重な体験したよな、俺ら・・・。
「・・・ッショイ!」
ん?誰かが心に直接語り掛けている・・・?
「・・・ワッショイ!!ワッショイ!!!」
いや!違う!
後ろにいる息絶え絶えだったオッサンが、勢いを取り戻して叫んでいるんだ。目は輝きを失っていない。
何の変哲もない、むしろくたびれたオッサンが、力の限り体をねじ込んでいく。
・・・そうだ、俺たちはみんな自分の意志で西大寺に集まったんだ。
世の中、自分が生きていくため、あるいは誰かを生かすために、仕方なくやらなければならないことをこなして生きている。
不本意だったり、理不尽だったり、それでも気持ちに折り合いをつけてやっていかなければならない。
でも今日は、俺たちは、仕方なく嫌なことをしているのではない。自分たちの意志で、衝動的に、面白おかしい祭りに集まったのだ。
自分の意志で挑戦したことくらい、最後まで全力で取り組む。それすらできなくなったら、人生つまらなくなってしまわないか?

ワッショイ!!ワッショイ!!

ワッショイ!!!ワッショイ!!!
この非日常を全力で楽しむ。あきらめなければ道は開けるはずだ!
いよいよ宝木投下10分前。どんどん殺気立ってきている。
「痛いとか言ってんじゃねえ!ここじゃ痛いのが当たり前なんだよ!!!」と荒ぶる男。
宝木は投下されるのは一瞬。周りの裸に気を取られていては取れる宝木も取り逃してしまう。彼に構っている暇はない。
照明が一斉に消える。宝木投下の合図だ。
宝木が落ちたはずだが、どこに落ちたのかわからない。宝木に染み込んだ強烈なお香の匂いだけは残る。
「こいつふんどしに入れたぞ!!!」
暴徒と化した裸たちが互いにからだをまさぐり合う。
そうこうしているうちに、小さな宝木である”枝宝木”が数十本投下される。
よし!一個掴めた!・・・のだが、反対の先端をオッサンに捕まれた。拮抗するも、最後は奪い去れてしまう。
しかし、何か紙状のものが手に残ったので、急いで股間に格納する。
ネタではなく、ここで物を持ち帰るには、ふんどしに格納する他手段はないのだ。
時間が経つにつれて争いが激化していくので、エスケープ。しかし、帰り道も皆が股間を凝視し合う異常な状態が続く。
「(股間に宝木を)入れてんだろ!ああ!?」と、怒号が飛び交う中、何とかテントに帰って股間に忍ばせたものを確認する。

入っていたのは葉っぱだった。
昔流行った曲で、「葉っぱ一枚あればいい、生きているからハッピーだ!」と歌われていたが、まさにその気持ちだった。
「理不尽な世の中でも、自分がやりたいと思って始めたことくらい全力で最後までやり抜く」という姿勢が人生を豊かにする。それを体現できれば、会陽でも福に触れることはできるのだろう。
激しい祭りを終え、岡山駅に戻った頃には既に0時を回っていた。
足が痛い。意識は半ば朦朧としている。しかし、それでも闘いのあとは祝杯をあげなければならない。
岡山駅付近で深夜まで営業している「大将」で飲むことに。
肉厚なさわらの刺身、岡山名物ままかりの酢漬け、おいしゅうございました。

(左:えんがわ、右:ままかりの酢漬け)
週末に地方の祭りへ赴き、全力で祭りを楽しみながら、ご当地グルメや温泉も満喫する。
裸祭りでなくてもよいので、こうした旅を是非体験してみてほしい。
岡山駅から赤穂線に乗って20分、西大寺駅から徒歩10分で西大寺の会場に着く。
車では40分で到着するが、祭り当日は渋滞で1時間以上かかった。(18時でも駐車場にはスムースに入ることができた)
近くのコンビニは徒歩10分圏内にファミリーマート。
ふんどし・足袋は現地で販売している。
当日(平成30年であれば、2月17日)のスケジュールは、
15:20~ 少年はだか祭り
18:30~ 女性太鼓
19:00~ 会陽冬花火
22:00~ 宝木投下
そして、会陽が終わったあとも、あと祭りが2/18(日)~3/4(日)まで開催。(出店や音楽イベント、乗馬体験など)
祭り体験レポートと、グルメや温泉情報をお送りしているので、よければチェックしてほしい。
祭りへのアクセスの良い観光プラン、旬の魚、フォトジェニックな撮影スポットなどを紹介!
>> フォトジェニック岡山!撮影スポット紹介【瀬戸大橋/倉敷美観地区/西大寺会陽/岡山城】
3分でまとまった岡山&西大寺会陽の魅力濃縮動画や、飲み歩き動画など、今後鋭意作成!
チャンネル登録よろしくお願いします!
「“おくんち”って名前、なんか面白いから行ってみようぜ!」
そんな、やや雑なノリで初上陸した長崎県長崎市。まさかこんなにまで”長崎”と”おくんち”に魅せられることになるなんて、そのときのぼくたちには知る由もなかった・・・。
10月7日、昼過ぎに長崎駅に到着すると、長崎に在住の友人が出迎えてくれた。昨日は思案橋で夜遅くまで飲んでいて二日酔いとのこと。
ふむふむ、やはり長崎の歓楽街は思案橋なのだな、と一人ニヤついていると、急に「モッテコーイ!!」という掛け声が!!


おお!いきなり熱い出迎えだ。観光客も、地元民も拍手喝采。
まだ祭りの全容は見えていないけれど、町の高揚感が伝わってくる。
とはいえ、ひとまず花より団子。思案橋でランチ(と称した昼のみ)をしよう!(祭りレポなのにすみません・・・)
長崎の市街地での主な交通手段は「路面電車」と「バス」だ。
どちらも本数が多いのだが、せっかくなので路面電車に乗ってみたい。

福山雅治御用達の「思案橋ラーメン」を目指し、長崎から思案橋まで。
長崎駅が北西に、思案橋が南東に。ちなみに駅から南西に行くと世界遺産にもなっている造船所がある港、北西に行くと街が一望できる稲佐山がある。
路面電車に乗っていると、外ががやがやしてきた。

「モッテコーイ!!」
そう、街中あちこちで船が駆け回っているのだ。そして、「モッテコーイ」は、アンコールの掛け声らしい。街にいる人の数、声や出店から、駅よりも高揚感が伝わってくる。
よし、ランチ(と称した昼のみ)をしながら、おくんちをどう堪能するか作戦会議をしようではないか!
(食レポはこちら↓)
https://omatsuri-travelog.com/2017/10/30/shianbashi-chanpon/
というわけで、長崎くんちについて調べてみた。
長崎くんちでは、長崎市にある50ほどの町が持ち回りでそれぞれの演し物を披露する(50の町が同じ年に演し物をするわけでなく、7つくらいの町ずつで7年にわたって持ち回る)。
有名なのは10mにも及ぶ巨大な龍を持って舞う「龍踊」。異国風の踊りや、長さ6m・重さ3tにも及ぶ船を担ぎながらも縦横無尽に駆け回る演し物など。
お祭り空気を満喫しながら、長崎市観光をし、先々で演し物に出会えばじっくり鑑賞するというのがオススメの楽しみ方だ。
長崎の諏訪神社の例大祭で、収穫した作物を神に供える「供日」から「くんち」と呼ばれるようになったと言われる(諸説あり)。

街中がおくんち!長崎くんち名物「庭先周り」
くんちの演し物は、街中のいたるところで披露される。市内を巡って企業やお店、官公庁、各家などの前で踊りを呈上することで福をお裾分けし、お祝いするという趣旨だ。踊町は短い踊りやお囃子を玄関先や店先、門前等で演じられる。
先ほど路上電車の項でも載せた地図だが、庭先周りは、この地図の赤と黄色のピンの内側を主に回る。
黄色のピンが座って演し物が見れる「桟敷席」。赤のピンは庭先周りの端の方を示すが、中央のピンの眼鏡橋付近は演し物の通りが多い。
そして、この眼鏡橋の付近は飲食店も多く、食べ歩きながらくんちを楽しむことのできる良い地域になっている。長崎の昔ながらの街並み、眼鏡橋の雰囲気も相まって、非常にフォトジェニックなスポットになる。
https://omatsuri-travelog.com/2017/10/15/フォトジェニックな街・長崎を撮ってみた!撮影/
また、演し物自体も毎年演じる町が変わる上に、いろいろと趣向が凝らされている。
2017年は、県内中学トップレベルの新体操選手たちで舞いを披露する演し物が新しく採用。
伝統的な祭りでも新しい企画をどんどん組み込んでいくのは、さすが、文化のちゃんぽんに慣れた長崎といったところ。

旅先では様々な出会いがある。旅先での解放感や非日常体験からか、恋に落ちることもある。
そう、ぼくたちもおくんちで出会ってしまった、”おくんち美女”に。
庭先周りでは、次どの店・家の前に向かえば良いのかわからなくならないように、目印を持った女の子が隊を先導している。
その町の人間であったり、大学で募集されたりするそうだが、美人・かわいい娘が非常に多い。
傘鉾や船を背負う男たちの汗と怒号、高揚感を楽しむ観光客と地元の人々、そんな祭りの雰囲気の中、南蛮風の衣装が非常にグッとくる。
そんなおくんち美女たちに恋してしまった我々は、おくんち3日目に各所を駆け回り、写真集として記事にまとめた。
https://omatsuri-travelog.com/2018/03/17/ohkunchi-beauty/
「長崎くんち」はこのように、老若男女みなが祭りに関わり、「和」「華」「蘭」様々な要素が混ざり合った祭りなのだ。
毎年10月7-9日に開催される。(9日が”くんち”の語源とする説もある。)
曜日問わず開催されるが、10月第二月曜日が体育の日で休みになるので、比較的休みになりやすい。
東京からの場合、早割で75日前から飛行機を予約しておけば、羽田空港⇔長崎空港の往復25,000~30,000円程度の交通費で済む。
東京・大阪・名古屋からのアクセスについて別の記事でまとめているのでそちらを参照いただきたい。
>>【東京からのアクセス / 大阪からのアクセス / 名古屋からのアクセス】
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>> フォトジェニックな街・長崎を撮ってみた!撮影スポット紹介!
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