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大自然の中を滑走する爽快感が魅力のセーリングは、世界で人気の海のスポーツで、レジャーとしてだけでなく多くの競技大会も開催されています。

風の力を受けて進むセーリングは、海の上で風と潮の流れを見極める力が試されます。競技においては、その能力が勝敗を分ける重要なポイントとなります。

この記事では、そんなセーリングの競技ルールや成り立ちをご紹介します。

知れば知るほど面白い!セーリング競技って?

セーリングは、スタートからゴールラインまで、前進するスピードを競い合うスポーツです。
帆(セール)の表面を風が流れる時に発生する揚力を動力として、水上を滑走する早さや技術を競います。

ここでは、常に変化する自然の条件下の元、大海原を滑走するセーリングの歴史やルールを解説します。

 

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セーリングの歴史

ヨットの発祥はオランダで、その後英国へ渡り普及していったといわれています。主に交通手段の一つとして利用されていました。
このヨットがスポーツとして注目を浴びたのは16世紀の初頭からです。

世界で初めてのヨットクラブがアイルランドで設立され、運搬用の大型帆船ではなく娯楽用の小さな船が活用されるようになり、その後19世紀に競技として認定されました。

セーリングは複数回のレースの順位の合計点で勝敗が決まる

セーリングは風下のスタート地点から風上に向かってスタートし、指定されたコースを辿り、着順を競うスピードレースです。
レースは、第1レースから最終レース(メダルレース)まで行われ、先にゴールした方が低い点数を与えられ、すべてのレース合計点の低いチームが優勝となります。

ボートの種類によって競技人数が異なる

セーリングはボートの種類により、それぞれ競技人数が異なるのが特徴です。

艇の全長が4.7mの2人乗り競技ヨットで行われる「470級」をはじめ、2人の乗員がワイヤーで体を支え、艇外に乗り出しバランスを取りながら操船する2人乗り競技ヨットを使って行う「49er級」などが挙げられます。

他にも、2本つなぎマストを使用した男子1人乗り競技ヨットで行う「レーザー級」や、レーザー級をひと回り小さくした女性向けの「レーザーラジアル級」、男女混合で操る「混合フォイリングナクラ級」など、ボートの種類に応じた競技人数の違いがあります。

頭脳戦!競技者のスキルが勝敗を分ける

セーリングは他の艇とのタイムを競う競技ですが、艇のバランスを維持するフィジカルや艇を操るテクニック、波や潮の流れを読む経験、天候の変化や他ボートとの位置関係などの把握から、どのような作戦を立てていくかの頭脳戦でもあります。

スピードだけではなく、一艇ごとの動きを見ていくのもセーリングの楽しみ方のひとつです。

日本屈指のセーリングエリア「江ノ島」で開催されるお祭り

ここからは、セーリングの競技用ハーバーもある「江ノ島」のお祭りをご紹介します。

※例年の内容を参考にご紹介しています。今年は規模や内容を縮小・変更、または中止の場合もあるため、詳しくは主催者からの情報をご確認ください。

八坂神社と小動神社で同時に開催される例祭「江の島天王祭」

 

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江の島天王祭は、毎年7月に行われる神奈川県江の島の八坂神社の例祭で、対岸腰越の小動神社と同時開催される祭礼です。

例祭のクライマックスは神幸祭で、八坂神社の御神輿が海を渡り、対岸の小動神社の御神輿と行合います。

「かながわの祭50選」のひとつでもある「江の島天王祭」は、江の島観光のついでにもおすすめのお祭りです。

「江の島天王祭」の祭り情報はコチラ

江ノ島の春の訪れを感じてもらうお祭り「湘南江の島春まつり」

 

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春の訪れとともに開催される「湘南江の島春まつり」では、江の島の歴史を感じる貝細工体験や稚児行列が行われます。他にも、ミニSL乗車会やお笑いライブ、太鼓ライブなど家族で楽しめるイベントが盛り沢山です。

また、通常時では料金がかかる江の島エスカーやサムエル・コッキング苑などが、お祭りの期間であれば小学生以下は無料で利用可能です。

例年3月頃に行われますが、コロナ禍の今年は昨年に引き続き中止となってしまいました。来年の開催に期待です。

まとめ

この記事では、セーリングの歴史とルール、そして江の島で楽しめるお祭りをご紹介しました。

マリンスポーツの王道であるセーリングの理解を深めれば、サーフィンやジェットスキーなどの他のマリンスポーツにも興味がわいてきそうですね。

コロナ禍の密を避ける動きに連動して、マリンスポーツに注目が集まっている今、これまで縁がなかった方も、今年の夏から始めてみてはいかがでしょうか。

トップ画像:Ververidis Vasilis / Shutterstock.com