大宮地域下町に鎮座する甲(かぶと)神社の例大祭で、大宮に春を告げる祭りとして、毎年4月第1日曜に開催されます。
現在の神輿行列は、
①金棒
②天狗
③五色旗
④四神旗
⑤鉾
⑥弓
⑦太刀・幣帛(へいはく)
⑧笛・太鼓
⑨神輿
⑩総代外役員
⑪宮司(昔は騎馬)
⑫氏子一般
となっています。神社から出る時は「下がり笛」、帰途は「馬鹿囃子」という2種の明神(みょうじん)囃子が保存会によって奏されます。
みどころ
9:00 甲神社社殿にて、神事が厳粛に齋行されます。
10:00 神輿行列が神社を出発して、大宮地区各町を巡行します。当番町町庭、仮拝殿ではご祈祷を行い、撒きものをします。
12:00 神輿行列が入社して、春例祭が終了となります。
*天狗の面をつけた猿田彦(案内者)は、高下駄履きで装束も立派です。
撮影するならここ
神輿が出発して境内を行列するところは、写真撮影のオススメ場面です。ゆっくり整然と歩きますので、行列のどの部分も撮影可能です。
神輿行列が賑やかな十文字を通過する時も、写真を撮りたくなる場面です。観客や街の景色をバックに天狗の写真はどうでしょうか。
歴史・由来
1200年余りの歴史が有りますが、昭和40年に道路事情の悪化に伴い中止され、しばらく御出社は有りませんでした。現在はお祭りが復活しましたが、簡素化されて神輿は、町内だけを渡御することとなりました。
昭和23年「甲神社例祭行事規定」によると、旧暦3月末日朝から、当番町の氏子は仮殿の組み立てや、馬場、境内入り口、下河原(久慈川河原)の各休憩所の設置を行う。同日例祭を執行し、神輿も仮殿に奉安する。翌旧暦4月1日、上町、下町、南町、北一、北二、北三、下河原の順に神輿が渡御する。神輿通過後は、各町内で撒き餅をまく。風流物としては屋台も1台出て、祇園夏祭り同様に各町内で常磐津も演じる、と定められていました。
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インフォメーション
名称 | 大宮に春を告げる祭り 甲神社春例祭 |
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開催場所 |
茨城県常陸大宮市下町221
甲神社・大宮地区各町 |
開催日 | 2020年4月5日(日) ※毎年4月第一日曜日 |
主催/情報提供者 | 常陸大宮市 甲神社氏子会 |
アクセス | 【車】常磐道那珂ICより30分【列車】JR水郡線「常陸大宮」駅から徒歩10分 *会場付近には駐車場がないため、できるだけ公共交通機関でお越し下さい。 |
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等が変更や誤記などにより実際と異なる場合がありますのでご留意ください。