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古代ヨーロッパが起源のハロウィン。その象徴といえば、かぼちゃで作った「ジャック・オー・ランタン」ですよね。

かぼちゃは古くから冬至の日に食べる風習があるなど、日本でも馴染みの深い野菜。ハロウィンに関係があるものや無いもの、色々なお祭りが全国に存在します。
そこで今回は、かぼちゃにちなんだ全国のお祭りを4つご紹介します。

空中で育つかぼちゃをランタンに!「甲州天空かぼちゃ祭り」

 

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桃やぶどうなどの果物の栽培が盛んな山梨県甲州市で、遊休中のぶどう棚を活用して作られている「甲州天空かぼちゃ」。地面ではなく空中で太陽の光をたっぷり浴びて育つので、濃厚なコク、甘み、ほくほくの食感が楽しめるのだそう。

空中に吊り下がってなっているかぼちゃは、ハロウィンのランタンにもぴったり。毎年10月に収穫祝いとハロウィンを兼ねて行うお祭りでは、かぼちゃ畑が「ランタン畑」に変身します。

他にも例年はハロウィンコスプレやかぼちゃ料理が目白押しのお祭りですが、今年は規模を縮小して10月17日に開催されます。ランタン作りやフルーツカットのワークショップなど、子どもと一緒に作って楽しめるイベントとなっていますので、ぜひご家族で秋の楽しい1日を過ごしてみてはいかがでしょう。

■開催日 2021年10月17日(日)
■開催地 甲州市役所前「塩むすび」

「甲州天空かぼちゃ祭り」詳しくはコチラ

町全体が2日間かぼちゃ色に染まる「シンデレラ夢まつり」

 

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シンデレラ夢まつり(かぼちゃまつり)(@cinderella_saroma)がシェアした投稿


シンデレラといえば、かぼちゃの馬車でお城の舞踏会に行き夢が叶うストーリーです。
北海道佐呂間町で毎年9月の第1土曜・日曜に行われる「シンデレラ夢まつり」は、文字通りシンデレラや魔女のコスプレをした参加者によるパレードや舞踏会が土曜の前夜祭で行われ、日曜にはコンサートやダンスショー、ジャンボかぼちゃのコンテストなどが行われます。

特産のかぼちゃにちなんで1988年から始まったお祭りですが、今ではすっかりサロマを代表するお祭りに。美しいシンデレラに扮した参加者たちや大花火ショーなど、お祭りのそこかしこにインスタ映えするポイントもいっぱいです。

■2021年は開催中止 ※詳しくは公式サイトをご確認ください。

豊作に感謝する年中行事「尾花沢かぼちゃころがし」


山形県尾花沢市八幡神社に伝わる「かぼちゃころがし」は、毎年中秋の名月の日、すなわち旧暦の8月15日にあたる日に開催され、石段の最上部から約30メートル下の鳥居に向けてかぼちゃを転がすお祭りです。

戦国時代に敵を追い払うため、石を転がすかわりにかぼちゃを代用として戦ったことが由来とされています。それが神事と結びついて、豊作に感謝し地域の結束を強めるお祭りとなりました。

石段下の鳥居の中をかぼちゃがくぐれば幸運が訪れるとされていて、使用されたかぼちゃは各家庭で食され、伝統的な神事として大切に継承されています。

■開催日 2021年9月21日(火)※規模を縮小して開催されました
■開催地 山形県尾花市(八幡神社)

国際交流を深める一大イベント「国際友好ジャンボかぼちゃ祭り」

 

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北海道の芦別市で毎年10月上旬に行われるお祭りです。姉妹都市のカナダ・シャーロットタウンの代表的な農産物といわれているかぼちゃをテーマにして、国際交流を深めるためのさまざまなイベントが行われます。

巨大なかぼちゃの重量当てクイズや、国際交流員や外国人青年等によるランタン作りやフェイスペインティング体験のほか、子どもたちによる仮装大会もあり、ハロウィン気分が盛り上がります。

シフォンケーキやドーナツ、グラタンなど、かぼちゃにちなんだお菓子や料理が味わえる出店などを楽しめるのも大きな魅力です。

■2021年は開催中止 ※詳しくは公式サイトをご確認ください。

まとめ

今回は、ハロウィンの象徴ともいえる「かぼちゃ」にちなんだお祭りを紹介しました。

ハロウィンは西洋の伝統行事で、日本で親しまれるようになったのはつい最近、まだまだ歴史が浅いといえます。しかし、コスプレで変身して手軽に非日常感が味わえ、友達や家族とも盛り上がれるとあって、クリスマスやバレンタインデーのように急速に年中行事として日本にも馴染みつつあります。

長い緊急事態宣言中にやむなく中止が決定した多くのお祭りやイベントはまた来年に期待ですが、宣言あけのタイミングからスタートしたイベントや、10月31日のハロウィン当日に行われるお祭りは、感染対策を施した「新しいハロウィン」として楽しんでみてはいかがでしょうか。