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ちかイナカ 秩父

都心に近く、盆地に囲まれ独自の文化を育んできた秩父地域

埼玉県、秩父盆地を中心に位置する秩父市、小鹿野町、横瀬町、皆野町、長瀞町は”秩父地域”と呼ばれ、古くは武蔵国が成立する以前から”知々夫(ちちぶ)”と呼ばれ開けていた地域。甲州(山梨)、信州(長野)、上州(群馬)を結ぶ場所に位置し、様々な文化や産業が行き交った秩父地域は、山々に囲まれて豊かな自然を残しながら、独自の文化を育んでいくこととなります。今もなお日本百観音”秩父三十四箇所”を始め多くの寺社が存在し、年間で300ものお祭りが開催されているといいます。そんな秩父地域のお祭りをご紹介していきます。

マップ

祭りが創りし秩父の一年

古くから集落が点在し人々が暮らしてきた秩父地域。各エリアごとに自然や文化を象徴するかのようなお祭りが催されています。

秩父市

秩父神社の門前町として発展。地域最大面積を持つ多彩な街

秩父盆地の中央に位置する秩父神社の門前町として栄えてきた秩父市。秩父神社は、”武蔵国”以前に秩父地域一帯を治めた初代”知々夫国造”が祖神をお祀りしたことに始まるとされ、この地域の総鎮守となっています。
秩父神社例祭「秩父夜祭」は、京都の祇園祭、飛騨高山の高山祭と並ぶ「日本三大曳山祭」に数えられ、豪華絢爛な笠鉾・屋台が特徴です。秩父市は市域が広く、火薬を仕掛けた”農村ロケット”を打ち上げる「龍勢祭」や、パワースポットとしても名高い”三峯神社”では年間通じて様々な祭礼が行われています。

小鹿野町

郷土芸能「小鹿野歌舞伎」が受け継がれる、自然と文化の街

秩父盆地の北西部に位置し、日本百名山の両神山、日本の滝百選の丸神の滝など豊かな自然に恵まれた小鹿野町。江戸時代には東京・長野を結ぶ街道の宿場町として栄え、他地域との交流が深く独自の文化が発展してきました。江戸から伝えられた”歌舞伎”が地域に根付き、今なお”小鹿野歌舞伎”として受け継がれ、郷土芸能祭を始め町の代表的な祭り「小鹿野春まつり」の宵祭りで披露されるなど、町内各地で定期的に上演されています。

横瀬町

都心にもっとも近く、自然豊富で開かれた”里山”文化の街

秩父盆地の南東に位置し、東京都心に最も近い横瀬町は自然豊かで農林業が盛んです。横瀬川に沿う”棚田”は景観の美しさだけでなく、地域コミュニティに溶け込み、横瀬町の農業文化を象徴する場所となっています。秩父のシンボル”武甲山”を臨み、麓にある”武甲山御嶽神社里宮”では神楽が奉納され、秩父地域で一番早い祇園(夏祭り)と言われる八阪神社例大祭(宇根の春祭り)の笠鉾は、のどかな田園風景を華やかに彩ります。

皆野町

関東三大民謡”秩父音頭”発祥、文化・芸術の街

秩父盆地の北東に位置し、荒川沿いに開けた皆野町。秩父市や長瀞町と接し、山梨(甲州)へつながる街道が横断。様々な文化的や経済的な交流がなされていました。関東三大民謡として数えられる「秩父音頭」は、地元に伝わる盆踊り唄をもとに皆野町の俳人金子伊昔紅(かねこいせきこう)により整えられ、その所作には江戸から伝わる歌舞伎や地元産業の養蚕のしぐさが採り入れられています。また、町内には金崎神社や三沢諏訪神社など多くの獅子舞が伝承されています。

長瀞町

町全域が自然公園、美しい大自然に囲まれた街

秩父盆地の北東端に位置し、荒川の両岸に細長く開けた町、長瀞町。町の全域が埼玉県立長瀞玉淀自然公園区域に指定され、荒川の”岩畳”は景勝地であるとともに、地質学てきにも価値のある自然遺産となっています。岩畳周辺で催される、ちょうちんをつけた船が美しい「長瀞船玉まつり」や、岩畳と並び長瀞を代表する場所”宝登山(ほどさん)”の山麓では秩父に春を告げる行事「長瀞火祭り」が有名です。

肌で感じる秩父の祭り

秩父地域だけで年間300もあるといわれるお祭りの一部をご紹介。

金崎神社の獅子舞

鎌倉時代より伝来。皆野町 金崎神社の獅子舞

皆野町に数多く残る獅子舞のうち最初に行われる獅子舞。その起源は鎌倉時代に伊予の国から伝来した御神楽竜の舞とされています。三頭立て獅子舞で、獅子頭に装飾された鳥羽根、鹿角、宝珠が特徴。演奏される”ササラ”は、慶安3年(1650年)にこの地に伝えられたものだそう。

小鹿野の鉄砲祭り

銃火の中を神馬が駆ける。小鹿野の鉄砲祭り

小鹿野町、飯田八幡神社の祭礼。12月に行われ、秩父路の祭歴の一年を締めくくるお祭りと親しまれています。笠鉾・屋台の曳き廻しや、小鹿野歌舞伎が披露される他、一番の注目は”お立ち”神事。十字砲火の中、神馬が石段を一気に駆け上がります。

秩父吉田 龍勢祭り

農民ロケットとの異名も。秩父吉田 龍勢祭り

吉田椋神社の秋の例大祭で行われる祭礼。打ち上げ火薬と落下傘や花火などの”背負い物”を組み合わせた「龍勢(りゅうせい)」を天に向けて打ち上げます。高度は300メートルにも到達し、一説にはその勢いを龍に見立てて”龍勢”と呼ばれるようになったのだそう。

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