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四国三大祭りとは?いつ開催?徳島・阿波おどり、高知・よさこい祭り、もう一つは何?

2023/10/4
2024/3/5
四国三大祭りとは?いつ開催?徳島・阿波おどり、高知・よさこい祭り、もう一つは何?

香川、高知、愛媛、徳島。温泉や城などの歴史的建造物、グルメ等、それぞれに異なる魅力を有する四国には、ダイナミックで躍動感あふれる熱いお祭りがたくさんあります。

その中でも「阿波おどり」、「よさこい祭り」、「新居浜太鼓祭り」は、四国を代表する「四国三大祭り」と称されています。今回はこの3つのお祭りについてご紹介します。

新居浜太鼓祭り【愛媛県新居浜市】

新居浜太鼓祭りは、愛媛県東部にある新居浜市で毎年10月16日~10月18日(一部15日~17日)の3日間にわたって開催されます。
高さ5.4メートル、長さ12メートル、幅3.4メートルの「太鼓台」と呼ばれる大きな山車(だし)が市内から50台以上も集結。勇壮に街を練り歩く姿をひと目みようと、毎年約20万人の観衆が訪れる全国的にも人気のお祭りです。

見どころは各会場で行われる「かきくらべ(担ぎ比べ)」。重さ2.5t~3tの太鼓台を、150~200人の「かき夫」たちが天高く持ち上げる「差し上げ」で技を競い合う様子は迫力満点です。

西日本には多くの太鼓台があり、地域によって様々な違いがありますが、新居浜の太鼓台は装飾の豪華さが際立ちます。特に、「重」と呼ばれる布団を締めている「布団締め」が、大きくて厚く、外からでは重が隠れて見えないほどです。

布団締めぶ厚く大きく進化した布団締め

また、太く長い「房」も特徴の一つ。

新居浜太鼓祭房が踊る

太鼓台の躍動感あふれる動きに合わせて様々な表情を見せるこの「房」は、新居浜太鼓祭りを見るうえでぜひ注目したいポイントです。

\2022年の祭りに1か月間密着したレポートはコチラから/

◎2023年の開催は?

2023年の「新居浜太鼓祭り」は、大生院地区では10月15日(日)~10月17日(火)、それ以外の地区では、10月16日(月)~10月18日(水)に開催されます。

8地区の全54台の太鼓台が新居浜市内を練り歩く予定となっており、地区ごとにかきくらべも行われます。地区に分かれての開催となりますので、事前に運行予定をチェックするとよいでしょう。詳しくは新居浜市公式HPをご確認ください。

そして何と今年は、あなたも「かき夫」として口屋太鼓台を担いだり、上に乗ったりと通常ではできない貴重な体験ができるツアーがあります。友人との参加も大歓迎!地域の皆さんとの交流も楽しめるまたとないチャンスに、ぜひ奮ってご参加ください。

またとない貴重な体験をぜひ!「新居浜太鼓祭りかき夫体験ツアー」詳しくはこちら

よさこい祭り【高知県高知市】

写真:高津 みなと

高知の「よさこい祭り」は、毎年8月9日(前夜祭)、10日~11日(本番2日)、12日(後夜祭・全国大会)の計4日間にわたって開催されます。

高知市内16か所の競演場・演舞場を会場とし、企業や学生、商店街や地域のチーム、よさこい好きを集めた県外チームなど約190ものチーム、2万人の踊り子が参加。全国からも観客が訪れる高知の夏の風物詩です。

よさこい祭り後ろからみても美しい衣装にも注目

「徳島の阿波踊りに負けない、もっと面白くて商店街が活気づくものを」という思いで始まったよさこい祭り。その見どころは、オリジナリティ溢れる衣装や音楽、振り付けです。そのどれもが踊りのテーマにあわせてチームごとに考えられていて、その違いを楽しむだけでも1日十分に楽しむことができるでしょう。

また、それぞれのチームに既存のファンも多く、踊り子たちの先頭を走るチームの顔ともいえる地方車(じかたしゃ)の登場で会場が一気に盛り上がることもしばしば。
華やかな地方車、彩り豊かで個性溢れる踊り子、音楽とあわせて響く鳴子の音、そしてそれを一緒に楽しむ観覧者、祭り一色に包まれるその様子は、土佐のカーニバルとも称されています。

「よさこい祭り」は各地に普及しており、北海道札幌市の「YOSAKOIソーラン祭り」や長崎県佐世保市の「YOSAKOIさせぼ祭り」も全国的に人気ですが、よさこい発祥の地である高知オリジナルの「よさこい祭り」は一見の価値ありです。

◎2023年の開催は?

よさこい祭り

2023年は、8月9日〜12日の日程で通常開催されました。
コロナ禍を経て、4年ぶりに制限のない「よさこい祭り」は、台風のため開催が一時危ぶまれていましたが、前夜祭から本番まで大変な盛り上がりをみせました。

\2023年のよさこい祭りをレポート!記事はコチラから/


阿波おどり【徳島県徳島市】

阿波おどり

阿波踊りの本家本元である徳島県徳島市の「阿波おどり」は、江戸時代より約400年続き、徳島が誇る伝統芸能の一つ。
毎年8月12日~15日にかけて行われ、期間中には国内外から100万人以上の観光客が訪れる日本有数のお祭りでもあります。
また、岐阜県の郡上踊り、秋田県の西馬音内の盆踊りとともに「日本三大盆踊り」にも数えられています。

阿波おどりでは、約10万人もの踊り子が徳島市内の会場に繰り出します。踊り手たちは「連」と呼ばれるグループに属して踊りの技を磨き、競い合います。

阿波踊りには基本的に複雑な振り付けはありませんが、それぞれの連で、独自の音・リズム・踊り方・演出があり、チームとしての連帯感が重要となります。

徳島の阿波おどりは、それぞれの連が1年間の集大成を披露する場でもあり、一糸乱れぬ動きはまさに圧巻。それぞれの連のこだわりと工夫が込められており、いくら見ていても飽きることはないでしょう。

阿波おどり

また、ほとんどの連は、腿までからげた浴衣か法被を着た「男踊り」と、浴衣に編み笠を被った「女踊り」で構成されます。

衣装もそれぞれで、華やかな衣装、シックな衣装、帯の結び方も様々、踊りと合わせて衣装も注目したいポイントの一つです。

阿波踊り

◎2023年の開催は?

2023年の「阿波おどり」は、8月11日前夜祭から14日まで大変な盛り上がりの中での開催となりましたが、台風の影響により最終日の15日は中止となりました。

\2022年の阿波おどりのレポート記事や、有名連の連長やプロの踊り手へのインタビュー記事はコチラから/


まとめ

今回は、「四国三大祭り」をご紹介しました。
阿波おどりとよさこい祭りは、全国に波及して各地で踊られているため認知度も高く、多くの方が耳にされたり、テレビなどでその様子をご覧になったことがあるかと思います。

しかし、四国三大祭りで最も古い歴史をもつのは「新居浜太鼓祭り」です。阿波おどりやよさこい祭りとは一線を画す、迫力ある「新居浜太鼓祭り」は今年も10月15日から開催されます。ぜひチェックしてみてください。

様々な魅力溢れる四国。観光と合わせて、四国のお祭りも楽しんでみてはいかがでしょうか?

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