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浅草酉の市 - 二の酉 縮小開催でも勢い衰えず!!-

2020/11/23
2020/12/23
浅草酉の市 - 二の酉 縮小開催でも勢い衰えず!!-

「浅草酉の市 二の酉」に行って来ました。感染症対策のため昨年よりも規模は縮小されていましたが、勢いは衰えることなく、寧ろこれから先、より安全に執り行うための体制が整ったように感じました。屋台も感染症対策を万全に行いながら、色々と工夫がされており、今後の酉の市が楽しみです。11月26日(木)には、三の酉もあるので、是非オマツリジャパンの各種関連記事をチェックして頂き、当日をもっと楽しんでもらえればと思います。

浅草で鷲神社・長國寺の酉の市を楽しもう!寺社両方で開催!

今年の浅草酉の市について

浅草酉の市は、鷲神社と長國寺の神仏共催という非常に珍しい形態で開催されています。今年は新型コロナ対策で健康チェックシートの事前提出が必要となります。記入所でチェックを済ませたら、入り口の警備員さんに提出して、検温消毒を経て入場となります。二の酉の段階では、健康チェックシートだけで大丈夫のようでしたが、場合によっては「入場証」が必要になる可能性があります。

●浅草鷲神社 新型コロナウィルス感染症拡大予防に伴う対応について https://otorisama.or.jp/covid-19.html

下の写真は待機列になります。例年の待機列(100m程度)に比べれば、入り口まで10m程度しか並ばなかったので大したことはありませんでした。それでも検温・消毒があるため結構時間がかかるかなと思いましたが、スタッフの皆さんの手際の良い対応でサクサク進めたので良かったです。鳥居をくぐった後の参拝の待機列についても、距離を取りながら、横のスペースも有効に活用されており、それほどストレスなく進むことが出来ました。

コロナ禍だったけど、どんな雰囲気だった?

今年は縮小開催ですし、自分が参加したのは昼間だったので、それほど人もいないかなと思っておりました。しかし、確かに昨年よりは人は少ないように見受けられましたが、感染症対策が施されているとはいえ、それでも普通に盛況のお祭りぐらいの人通りがありました。屋台も写真の通り、様々な種類のものが出店されていました。

酉の市ですので、熊手の出店も沢山ありました。神社の外でしたが、購入を検討する人が色々な熊手を見て歩いていました。熊手は小学校の頃の落葉の掃除などで使っていた思い出がありますが、何故こんなにも綺麗な熊手が売られているのか疑問に思ったことのある方も多いかと思います。

そもそも酉の市の『熊手』って

さんち 〜工芸と探訪〜』によると、江戸時代から続く酉の市の起源は諸説ありますが、東京都足立区にある大鷲 (おおとり) 神社で始まった秋の収穫祭が発祥だと言う説があります。次第に、来年の商売繁盛や開運招福を願うお祭りへと変化していく中で、もともと市の一角で農具として売られていた熊手が、いつの間にか縁起物として担がれるようになっていったようです。熊手には、その形が鷲が獲物を掴んでいる様子に似ているため「福を掴んで離さない」という意味や、落ち葉などを集めることから「福をかき集める」という意味もあるそうです。また、時代とともに様々な縁起物も飾り付けられるようになり、この飾りは指物 (さしもの) と呼ばれ、それぞれに洒落た願いが込められているそうです。酉の市だけでなく、熊手についても色々と勉強して行ったら面白そうです。

熊手職人インタビュー!「熊手選びのコツ」を聞いて、来年の福を呼び寄せよう!

浅草酉の市、勢い衰えず!?

職人さん達が腕を振るってつくった綺麗な熊手に囲まれつつ、本殿に向かって進んで行きます。あちらこちらから熊手を買った後の三本締めの願掛けの声が聴こえて来ます。確かに例年よりは並ばなくて済みましたが、規模を縮小したとはいえ、全く勢いの衰えを感じませんでした。長い歴史で培ってきた伝統の力を感じます。参拝者の皆さんは本殿前に着くと、どことなくホッとしたような顔をされ、想い様々にお祈りをされていました。提灯が沢山ついていて、夜が来たら明かりが綺麗でお祭りの雰囲気をより感じられるだろうなと思いましたが、夜はもっと混み合っていそうだなとちょっと複雑な気持ちになりました。

浅草酉の市は、関東三大酉の市のひとつで日本最大の酉の市とされています。また以前は、酉の祭(とりのまち)と呼ばれていましたが、次第に市の文字があてられ、祭に市が立ったそうです。酉の市(酉の祭)は、鷲神社御祭神の御神慮を伺い、御神恩に感謝して、来る年の開運、授福、殖産、除災、商売繁昌をお祈りするお祭りです。

そもそも酉の市は11月の「酉の日」に行われています。酉の日の数え方には、古代中国で誕生した十二支が深く関係しており、12年に1回「酉年」があるように、12日に1回の周期で「酉の日」があります。ですので、酉の日は毎月少なくとも2回、多いと3回あります。中国から伝わったとされる六十干支(ろくじっかんし)が表記されているカレンダーでは、己酉(つちのととり)、辛酉(かのととり)、癸酉(みずのととり)等と酉の文字が書かれている日が「酉の日」とされています。

今年は、今回レポートした二の酉が11月14日(土)に開催されておりましたので、その12日後には11月26日(木)の三の酉があります。一の酉、二の酉を逃した人も、感染症対策を徹底して、三の酉に参加してお祭りを楽しみましょう!

酉の市、2020年は開催される?縁日の出店や入場制限は?[最新情報]

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