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お守り・写真・人形…捨てづらい物の処分方法とは?新生活、新年度の前にすっきり断捨離!

お守り・写真・人形…捨てづらい物の処分方法とは?新生活、新年度の前にすっきり断捨離!

もうすぐ4月。春から新しい生活を始める人は、準備や片付けに忙しくしているのではないでしょうか?
また、年度末という節目ですから、断捨離を試みて身の回りをスッキリと片付ければ、心機一転、新しい年度に向け最高のスタートを切れそうです。

しかし例えば、お守りや写真、人形などのように、ただゴミ袋に入れて捨てるには心理的な抵抗が大きいものもあるでしょう。この記事では、そのようなちょっと捨てづらい物の処分のしかたについて紹介します。

捨てづらい物を処分する方法は?

一般的に多くの人が捨てづらいと感じる物は「親、祖父母、先祖などから受け継いだもの」や「人形やぬいぐるみなど、人間や生き物をモチーフにしたもの」、「写真やアルバムなど思い出を記録したもの」、「お札やお守りなど神仏が宿っていそうなもの」などが挙げられます。
これらの品物は、持ち主本人の思い入れや贈り主への罪悪感があって捨てづらいことや、捨てるとバチがあたりそうで捨て方に迷う場合もあるようです。

大切に使っている、持っているうちは問題ありませんが、いったん邪魔に感じたり、捨てたいと思った後は、いつまでも保管している訳にもいきません。代表的な物についてそれぞれにふさわしい捨て方をみていきましょう。

●人形・フィギュア・ぬいぐるみ

 

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人形やぬいぐるみ、フィギュアなど「顔」があるものはどことなく魂が宿っているようで捨てづらいですね。ゴミ袋にそのまま入れるのが可哀想と感じる人も多いでしょう。そのような場合は、これまでの感謝の気持ちを込めながら顔をきれいにして、塩で清め、白い紙や布に包んで捨てましょう。

●手紙・年賀状

差出人の気持ちがこもった手紙や年賀状はいつまでも保存しておきたくなります。しかしかさばるので保管場所に困るのが難点です。
これらはスキャンや撮影をしてデジタルデータとして保存するとよいでしょう。形はなくなっても内容は残ると感じることで、捨てることへの心理的ハードルが下がります。それでも抵抗がある場合は供養の気持ちで塩をふって捨てましょう。
また、住所や氏名などの個人情報が書かれている部分は、シュレッダーにかけるか細かく破いて捨てましょう。

●写真・アルバム、名刺

 

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写真や名刺も、手紙と同じようにデジタルデータ化しておくと、捨てることへの心理的負担が軽減されます。
人の顔や場所などから個人が特定できるものが写っている場合は、個人情報になるので捨てる際には注意が必要です。シュレッダーなどで細かく裁断して捨てましょう。大量の写真は漂白剤に漬けて白くしてしまって、一度に捨てるという方法もあります。

●賞状・トロフィー、子どもの作品

賞状やトロフィーには日々の努力が、子供の作品には成長の過程が思い出として刻まれていて捨てづらいこともあるかと思います。これらも撮影してデジタルデータとして保存しておくとよいでしょう。子供の作品は、撮影した写真を集めてアルバムにすると作品集として思い出の一冊にもなり、コンパクトにまとまります。

●お守り・お札

神仏の依り代としていただいたお守りやお札のご利益がある期間は、1年間くらいといわれています。しかし、そのまま捨てるのは日本人なら誰でも抵抗があるはず。いちばん良いのは、それぞれをいただいた神社やお寺にお返しすることです。難しい場合は、いただいた寺社でなくても「納め所」などを設けて引き受けてくれる所もありますので、問い合わせてみましょう(お寺は宗派が違うと受けてくれない場合もあります)。

 

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もちろん自分で処分することもできます。その場合は白い紙の上にお守りやお札を置き、塩をひとつかみほど持って、左に1回・右に1回・もう1度左に1回とまわしかけてお清めしてから、紙で包んで捨てるとよいでしょう。

また、新年や小正月(1月15日)には規模の大小はあれど、全国各地の神社の境内や空き地などの広い場所で「どんど焼き」や「とんど焼き」、「左義長(さぎちょう)」などと呼ばれるお焚き上げがよく行われています。

どんど焼きは正月に飾ったしめ縄や門松のほか、破魔矢や熊手やだるまといった縁起物、お守りやお札などを感謝の気持ちを込めて焚き上げ、その煙を天に返すとともに1年の無病息災を祈る行事です。このときにお守りやお札を持ち込んでお焚き上げしてもらうというのも一つの方法です。

それでも捨てづらい場合はどうする?

思い入れの深い品ほど、ゴミ袋に入れてゴミとして捨てることに抵抗があるのも無理はありません。最近は、いつでも依頼すればお焚き上げを行ってくれる有料のサービスが注目を集めており、それらを利用してみるのもいいでしょう。

お焚き上げとは上記でも触れましたが、古来から寺社で行われている「物を供養して燃やし、感謝の気持ちとともに天にかえす儀式」です。お守りやお札だけでなく、人形や手紙、写真はもちろん、アクセサリーやカメラなど燃えないものでも幅広く受け付けているそうです。

●お焚き上げサービスを利用して捨てる方法

申し込みから完了までの流れを、ここでは「みんなのお焚き上げ」を例に紹介します。
➀インターネットで、捨てたい物に合わせてチケットシールを購入する
(送付用の封筒または箱付きのプランもあり)
②お焚き上げしたい物を梱包し、送られてきたチケットシールを貼る
(封筒または箱付きのプランはその中に物を詰める)
③発送する
④提携先の神社で祈祷とお焚き上げ供養が行われる
⑤お焚き上げ供養証明書が届く

燃えない物は、お祓いで浄化された後に自治体の認可を得た産業廃棄物処分業者で適切に処理されるとのこと。お焚き上げのサービスを利用すると、個人情報がきちんと守られることや分別の手間がかからないこと、きちんと供養される安心感から、心理的な負担を感じることなく思い出の品とお別れできそうですね。

まとめ

「捨てる」行為は、ネガティブなことではなく、明るい未来に向けて一歩踏み出そうとする前向きな行動です。不要なものを手放したあとは、心もすっきりと軽くなるでしょう。

しかし、人間なら誰しも思い入れのある物が存在します。そういった物はきちんと向き合って良い形で手放したいですね。物への感謝の気持ちを大切に、今回の記事をご参考に身の回りの整理を進めてみてはいかがでしょう。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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