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うなぎだけじゃない!“土用の丑の日”に食べる「土用餅」って知ってる?おすすめ3選も♪

うなぎだけじゃない!“土用の丑の日”に食べる「土用餅」って知ってる?おすすめ3選も♪

もうすぐ「土用の丑の日」。うなぎを食べる日として知られていますが、うなぎのほかにもこの日に食べると良いとされるものがいくつかあることをご存じでしょうか。
この記事では、その中から「土用餅」について、由来や作り方まで詳しくご紹介します。

土用餅って知ってる?

 

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「土用餅」とは、土用の時期に食べるあんころ餅のことです。もともとは関西や北陸地方を中心とした風習ですが、最近では土用の時期が近づくと全国のコンビニなどでも手軽に土用餅を購入できるようになりました。

土用餅の起源は、江戸時代にあるとされています。昔、宮中では土用の入りの日には暑気払いとして、ガガイモの葉を煮出した汁で練ったお餅を使った味噌汁が食べられていました。それが江戸時代になると味噌汁から小豆餡で包んだあんころ餅に変化し、現在の土用餅の風習につながったそうです。

そもそも土用っていつ?

「土用」とは、中国古来の陰陽五行説の「雑節(ざっせつ)」の1つで、年に4回「立春、立夏、立秋、立冬」の直前18日間が土用と定められています。

夏の土用は7月20日頃から8月6日頃で、二十四節気の「大暑」や梅雨明けに重なり、非常に暑く体調を崩しやすい時期です。そのため、この時期の厳しい暑さを乗り切れるように、滋養のあるものを食べる習慣が生まれました。

また、「丑の日」とは干支12支の「丑」にあたる日で、「土用の丑の日」は梅雨明けと重なるため、昔から季節の変わり目として重んじられてきました。土用の丑の日は、年によっては2回巡ってくることもあり、1度目を「一の丑」、2度目を「二の丑」と呼びます。ちなみに、2022年の土用丑の日は7月23日と8月4日です。

「土用の丑の日とは?」詳しく知りたい方はコチラの記事をチェック

おすすめの「土用餅」3選

無病息災を願って、土用の入りの日に食べると良いと言われる「土用餅」。入りの日でなくても、夏土用の期間である7月23日から8月6日に食べるのもありなんですよ。
ここからは、おすすめの「土用餅」をご紹介します。すでに販売期間が終了になっているお店もありますが、来年の参考になれば!

だれでも、どこでも、購入できる「セブンイレブンの土用餅」


北海道十勝産の小豆を使用した「セブンイレブンの土用餅」は、栗のような形のかわいらしい見た目が特徴です。沖縄県を除く全国で発売されており、3個入りと8個入りがあります。気軽に、手軽に、購入できるコンビニスイーツで、行事食をとりいれてみてはいかがでしょうか。

和菓子といえば「とらやの土用餅」

 

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まんまるな形が印象的な「とらやの土用餅」は、和菓子の老舗「とらや」の伝統の技が受け継がれています。黒糖餡と、小倉餡の2種類があり、小倉餡は京都のみの限定発売です。2022年は、7月18日19日20日の3日間だけの限定販売!実食レポートで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

スーパーで購入できる「あんころ餅」で代用可!

土用餅はいわゆる一般的なあんころ餅でもあるので、スーパー等で定番商品として販売されている「あんころ餅」を購入して土用の丑の日に食べても問題ありません。普段の買い物のついでに、手軽に購入できるのが嬉しいですね。

実は簡単!自分で「土用餅」を作ろう

 

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土用餅は自分で作ることもできます。以下に簡単な手順をご紹介します。

1.沸騰したお湯にあずきあんと黒糖を入れ、中火でかき混ぜ、塩を加えて練り上げ、餡を作る
(餡は冷めると少し固くなるので、やや柔らかめで火をとめる)
2.耐熱容器に入れたもち粉に水を少量ずつ加えて混ぜ、電子レンジで加熱した後、よく混ぜ餅を作る
3.餅をトレーに乗せ、全体に片栗粉をまぶし、ひと口サイズに切る
4.餅の上にあんこを乗せ、ラップで丸く包みましょう。お好みで形を整えてみるのもいいですね。

材料も少なく簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。

まだある!うなぎや土用餅以外の土用の行事食は?

定番のうなぎや今回紹介した土用餅以外にも、土用の丑の日に食べるとよいとされているものがあります。ここでは、その中から「土用しじみ」と「土用卵」をご紹介し、その効能などを解説します。

土用しじみ

 

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しじみには、冬が旬の「寒しじみ」と、夏が旬の「土用しじみ」があります。土用しじみは産卵前のため栄養価が高く、夏の土用に食べると良いとされてきました。また、肝機能を高めるとされる栄養素「オルニチン」が豊富に含まれており、「土用しじみは腹薬」ともいわれています。

土用卵


夏の土用の期間に産み落とされた卵を「土用卵」といいます。
卵には多くの栄養成分が含まれているため「完全栄養食」ともいわれており、その中でも夏の土用の時期に産み落とされた卵は特に栄養価が高いとされています。この時期は、厳しい暑さで疲れがたまったり、体調を崩しやすいため、昔から土用卵を食べて栄養を摂る習慣があるそうです。

まとめ

昔から土用に食べられてきた食べ物は、暑い夏を元気に過ごせるようにという、先人たちの知恵が伝えられてきたものだったのですね。今年の土用の丑の日はうなぎ以外にも、メニューにしじみ汁と卵焼きを加えてみたり、デザートに土用餅をいただいてみたりしてはいかがでしょうか。きっと厳しい暑さを乗り切る活力をもらえることでしょう。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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