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江島神社とは?御朱印に社紋が押される江の島に建つ神社

更新日:2021/12/3 obaq
江島神社とは?御朱印に社紋が押される江の島に建つ神社

社紋の「向かい波の中の三つ鱗」の印が押される江島神社の御朱印

全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。神奈川県藤沢市の江の島に辺津宮、中津宮、奥津宮などの社殿を構える江島神社では、常に10種類を超える御朱印を頂くことができます。各々の社殿の名前や、江島神社が日本三大弁天の一つであることを伝える弁財天の文字が中央に記される御朱印の上部には、神社の社紋「向かい波の中の三つ鱗」の朱色の印が押されています。

紙面の中央に「江島神社」の文字が記される御朱印

紙面の中央に「弁財天」の文字が記される御朱印

紙面の中央に「辺津宮」の文字が記される御朱印

紙面の中央に「中津宮」の文字が記される御朱印

紙面の中央に「奥津宮」の文字が記される御朱印

江島神社の御朱印案内

江島神社の御朱印案内

多種類の御朱印の中には中央に絵柄のような文字が記されたものもあります。これは神社の正面玄関となっている青銅の鳥居の扁額に記された「江島大明神」の文字を写し取っているのです。

紙面の中央に「江島大明神」の文字が記される御朱印

青銅の鳥居で「江島大明神」の文字が記される扁額

6世紀に江の島の南の洞窟に宮を建てたことに始まると伝わる江島神社

江島神社は社伝によれば、552年前後に欽明天皇の勅命によって、江の島の南の洞窟に宮を建てたことに始まると伝えられています。島内の辺津宮、中津宮、奥津宮で、宗像三女神を祀っています。片瀬海岸から弁天橋を渡って江の島に入ると、正面に江島神社の青銅の鳥居が訪れた人々を迎えてくれます。鳥居を潜ると弁財天仲見世通りです。通りの左右には、土産店や飲食店が隙間なく軒を連ねています。

片瀬海岸と江の島を繋ぐ弁天橋

青銅の鳥居

弁財天仲見世通り

約200メートルの通りの南端で鮮やかな彩りの朱の鳥居に突き当たります。鳥居の下からせり上がる石階段を上りきると、龍宮城がイメージされる楼門の瑞心門です。門から眼下には朱の鳥居越しに湘南の海岸が広がります。

朱の鳥居と瑞心門

瑞心門

瑞心門から朱の鳥居越しに眺める湘南の海岸

江の島に建立される辺津宮、中津宮、奥津宮

瑞心門を潜ると辺津宮の境内です。拝殿は1206年に源実朝によって創建されましたが、その後の1675年に権現造りの様式で再建されました。拝殿の南に隣接する八角形の奉安殿では日本三大弁財天として、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と妙音弁財天が祀られています。

辺津宮の拝殿

辺津宮の奉安殿

辺津宮から江の島の中央に向かうと中津宮のエリアとなります。拝殿は853年に創建された後、1689年に権現造りで改築されました。拝殿の前には江戸歌舞伎の市村座と中村座が奉献した一対の石燈籠や、歌舞伎役者の手形が残されています。

中津宮の拝殿

中津宮の境内の石燈籠

中津宮の境内に残る歌舞伎役者の手形

中津宮から西に向かった江の島の南西端には、奥津宮の拝殿が建立されています。入母屋造の社殿は1842年に再建されました。隣接する龍宮では、龍宮大神が鋭い眼差しをしています。

奥津宮の拝殿

龍宮の龍宮大神

江島神社で開催される多彩なイベント

江島神社は、江の島全域を境内として社殿を構えています。4月の初巳例大祭、10月の古式初亥祭など毎月、多種多様の祭事が行われていますが、人気の観光スポットであるため、多彩なイベントの会場ともなります。例年11月下旬~2月下旬に開催される「湘南の宝石」、7月下旬~8月下旬の「江の島灯篭」では、江の島の夜を豊かな表情で包みます。

「湘南の宝石」のイルミネーションで輝く中津宮の境内

「湘南の宝石」で奥津宮に設置される龍恋の鐘

「江の島灯篭」が並ぶ辺津宮

「江の島灯篭」が並ぶ中津宮

「江の島灯篭」が並ぶ奥津宮

神奈川県藤沢市の湘南海岸の南に浮かぶ江の島に社殿を構える江島神社では、常に10種類を超える御朱印を頂くことができます。辺津宮、中津宮、奥津宮に3つの拝殿が建立されています。6世紀に創建されたと伝わる神域には、古くからの伝統が漲ります。神社の祭事が毎月行われるばかりでなく、観光に魅力を添える数々のイベントの会場となっています。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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