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4月3日に「ひなまつり」をする地域があるらしい! 聞けば納得するその理由とは?

更新日:2023/3/3 マサ
4月3日に「ひなまつり」をする地域があるらしい! 聞けば納得するその理由とは?

皆さん、ひなまつりといえば、もちろん3月3日ですよね。
ただ、地域によっては4月3日がひなまつりとしている場所があるんです!

それがどこかということは一旦後にしまして、まず、なぜ4月3日をひなまつりとしているかということについて説明いたします。

これは単に旧暦と新暦の違いによるものです。
ひなまつりに関しては、何故か旧暦でも新暦でも同じ3月3日としてしまっておりますが、本来は、ずれた分日付も変えなければなりません。
そこで、現在ひなまつりを4月3日としている地域は、きちんと補正が為されている地域ということになります。
(旧暦と新暦では、単純に一か月遅れということではないのですが、毎年変わってしまうと色々と大変なので、4月3日と決めてしまったとのことです)

また、ひなまつりの別名は、ご承知のとおり桃の節句となりますが、桃の花が咲くのは3月下旬から4月上旬頃となりますので、これだけでも現在の3月3日では辻褄が合わないということになります。

なお、余談ですが、節句というのは「季節の節目となる日」のことを言います。
よって、節句は桃の節句だけではなく、1年間で他に4つあります。その中には5月5日の端午の節句や、7月7日の七夕の節句があります。ゾロ目になっているんですね。

そんな4月3日をひなまつりとする地域ですが、代表的な所で長野、埼玉、山梨があります。今回は、その中の山梨のひなまつりについて取り上げてみたいと思います

山梨のオススメひなまつりは「えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり」!

山梨では上記の理由から、毎年4月の中旬まで、ひなまつりのイベントを行っている地域もあるようです。「えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり」も2月から4月まで、長い期間開催されているイベントです。

 

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今年で、21回目を迎えるこちらのいベルンとですが、ワイン、ウィスキーでもよく知られている甲州市で行われます。地元では、春を告げるイベントとして、2月中旬から4月中旬まで開催されます(今年は2023年2月11日〜4月18日が開催日)。市内全域にある会場では、景色や雰囲気に染まる『お雛様』『つるし飾り』が、絢爛と輝いています。

その数ある展示会場の1つの甘草屋敷(重要文化財)では、江戸から昭和にかけての各時代のひな人形と、甲州をイメージしたつるし飾りを展示します。また、こちらでは2月11日、12日並びに3月4日に、日本の伝統楽器である「箏(そう)」が演奏されます。

なかなかその音色を聞く機会は無いと思いますので、これを機に是非鑑賞していただければと思います。なお、塩山桃源郷の桃の花の見ごろは4月上旬~中旬で、3月下旬~4月上旬には「慈雲寺のイトザクラ」も見ごろとなります。かなり映える写真が期待できますので、こちらもぜひ!

参考記事:
「4月3日にひなまつりを行う理由」(明日のネタ帳)
「桃の花が咲くのは3月下旬から4月上旬頃」(JAグループ茨城 アモーレ)
「1年間で節句は5つある」(ふらここcolumn)
「えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり公式パンフレット」(甲州市役所 観光商工課)

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
雑学大好き、人間大好き男です!
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