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今日は鹿児島県民の日!え、こんなのもあったの?鹿児島の祭り5選

今日は鹿児島県民の日!え、こんなのもあったの?鹿児島の祭り5選

7月14日は「鹿児島県民の日」。鹿児島県が誕生した明治4年7月14日の廃藩置県布告日に由来し、県誕生150周年を記念して、平成30年12月に制定されました。

この日は県民のみなさんが郷土の歴史や文化を見つめなおし故郷を愛する心を育み、より豊かな鹿児島県を築くことを目的としており、記念式典や県有施設の入館料・入園料の無料化などが行われます。

ところで、みなさんは鹿児島といえば何を思い浮かべますか?桜島や西郷隆盛などが定番のイメージですが、実は魅力的なお祭りがたくさんある県でもあるんです。この記事では、鹿児島県民の日にちなんで鹿児島を代表するお祭りを5つピックアップしてご紹介します!

※例年の内容を参考にご紹介しています。今年は規模や内容を縮小・変更、または中止の場合もあるため、詳しくは主催者からの情報をご確認ください。

2万人以上の踊りと花電車!おはら祭(鹿児島市内)

昭和24年から続く南九州最大のお祭りで、毎年11月2日・3日の2日間、天文館周辺にて開催されます。

2万人を超える踊り手たちが、何百メートルにも連なって鹿児島を代表とする民謡「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」などを練り踊る姿は壮観です。また、「おごじょ太鼓競演」やダンス「オハラ21」も行われます。ちなみにおごじょとは、鹿児島の方言で女性を意味します。勇ましく美しい薩摩おごじょ達の太鼓と笛の演奏は必見です。お祭りに合わせてライトアップした「花電車」も運行されます。

勇壮な神輿と荘厳な時代行列!おぎおんさぁ(鹿児島市内)

京都の祇園祭をルーツとしており、江戸時代から400年以上のあいだ悪疫退散、商売繁盛を祈願して開催されている伝統的なお祭りです。

宵祭、本祭と2日間にわたって開催されるお祭りの一番の見どころは、本祭の「ご神幸行列」。総勢3,000人の行列が2km以上の道のりを練り歩きます。
男神輿6基・女神輿4基の計10基の「大人神輿」や十二単衣の祇園官女を乗せた「御所車」など、古式ゆかしくも荘厳な行列が鹿児島市内を賑わせます。2022年度の開催は、7月23日・24日の予定です。

伝説の巨人現る!?弥五郎どん祭り(曽於市)

 

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約900年の伝統を持つ県下三大祭の1つで、南九州の八幡系神社の秋祭りに伝えられる大人人形行事にも数えられています。

岩川のシンボルである「弥五郎どん」は神幸の先導者を現したもので、なんと身の丈は4m85cmもあります。人々が寝静まった深夜1時、「弥五郎どんが起きっどー」の掛け声とふれ太鼓が響いたらお祭りの始まりの合図です。朝6時頃になると身支度を整えた弥五郎どんが網に引かれ、巨体が身を起こします。午後から行われる岩川八幡神社から市街地を威風堂々と練り歩く「浜下り」は迫力満点。2022年度の開催は、11月3日を予定しています。

不思議すぎる離島の来訪神「トシドン」「メンドン」「ボゼ」

鹿児島県の離島には、年に一度決まった時期に現れ、人々に幸福や五穀豊穣・無病息災をもたらすとされる神様「来訪神」がおり、それにちなんだ伝統行事が行われています。

トシドン

https://omatsurijapan.com/blog/toshidon/

下甑町(しもこしきちょう)がある甑島(こしきしま)に伝わる祝福の来訪神です。お祭りで使われるトシドンを模した面は、赤や青の大きな顔に耳元まで裂けた口がある恐ろしい形相です。
大晦日の夜に子供の健やかな成長を祈願するために家に訪れ、「悪いことはしない」と約束を交わし、「年餅」を子供たちに渡して去っていくと言われています。

メンドン

https://omatsurijapan.com/blog/mendon/

三島村に属する薩摩硫黄島に伝わる、人々を災厄から守る来訪神です。真っ赤な顔の左右に大きな耳のようなものがある、一度見たら忘れられないユニークな面が特徴です。
メンドンが人々を御神木で叩くことで、悪霊を追い出すと言われています。毎年旧暦の8月1日と2日には、メンドンが登場する「硫黄島八朔太鼓踊り」というお祭りが開催されます。

ボゼ

トカラ列島のひとつ悪石島(あくせきじま)に伝わる、悪魔を祓って幸福をもたらす来訪神。木の幹のような顔に大きく開いた口、見開かれた赤い目、身にまとうビロウの葉が特徴的なボゼは、パプアニューギニアにルーツがあると言われています。手には「ボゼマラ」と呼ばれる棒を持ち、その先端についた赤い泥には、悪魔​祓いの利益があるそうです。

盆の最終日となる旧暦7月16日の夕刻に現れると言われています。毎年旧暦の7月16日から3日間「悪石島ボゼ祭り」が開かれ、集まった人々は盆踊りを楽しみます。

リアルムシキング!?加治木くも合戦(姶良市)

https://omatsurijapan.com/blog/spiderfes/

今から約400年前に薩摩の殿様、島津義弘公が姶良市加治木地区で始めたと伝えられている伝統行事です。

くも合戦はその名の通り、訓練したコガネグモを行司の立ち会いのもと戦わせます。優良クモの部、合戦の部、王将戦の部の全3部構成になっており、相手のクモが糸を垂れてぶらさがった時と糸を切り落とした時に勝敗が決します。手に汗握る戦いから目が離せません。2022年は残念ながら中止が決定していますが、早期の復活を期待したいですね。

まとめ

今回は鹿児島県民の日にちなんで、鹿児島県を代表する祭りをピックアップして紹介しましたが、気になるものはありましたか?自然、温泉、グルメだけじゃない、祭りも豊富な鹿児島県。ぜひそれらの魅力を楽しんでみてくださいね。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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