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笠間稲荷神社とは?通常2種類の御朱印を頒布する日本三大稲荷には意外なグルメが

更新日:2022/3/11 obaq
笠間稲荷神社とは?通常2種類の御朱印を頒布する日本三大稲荷には意外なグルメが

シンプルなデザインの通常の御朱印

全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。茨城県笠間市に社殿を構える笠間稲荷神社の通常の御朱印には、紙面の右下に「胡桃下」の文字が記されます。この地には、かつて胡桃の密林があり、「胡桃下稲荷」と呼ばれていたこともあるのです。楼門の東に育つ胡桃の木がご神木とされています。

「胡桃下」の文字が記される御朱印

楼門の東に育つご神木の胡桃の木

境内の東に社殿を構える聖徳殿では、聖徳太子や大黒天が祀られ、中央に「大黒天」が描かれた御朱印も一年を通して頒布しています。

中央に「大黒天」が描かれた御朱印

境内の東に社殿を構える聖徳殿

御朱印を頂くとユーモラスな姿でキツネと戯れる宇迦之御魂神様の「オマイリマンシール」を頂くことができます。
(※大黒天の御朱印には付随しません。)

笠間稲荷神社で一年を通して頂ける2種類の御朱印

御朱印とともに頂ける宇迦之御魂神様のオマイリマンシール

笠間稲荷神社では拝殿西の社務所の中に御朱印帳記帳所が設けられています。窓口にはオリジナルの御朱印帳も準備されます。

拝殿西の社務所の中に設けられる御朱印帳記帳所(※令和4年2月現在、感染症防止対策の為、御朱印紙の頒布のみとなります。)

拝殿西の社務所

御朱印帳記帳所

オリジナルの御朱印帳

オリジナルの御朱印帳

御朱印帳記帳所の北には、お守りなど個性的な授与品が数多く並んでいます。

きつね守

除災招福袋守

稲魂守

勾玉守

縁守

夢叶守

足腰守

歯固めの石守

方位除守

開運貝守

交通安全守

こども守

651年に創建された日本三大稲荷の一つ

笠間稲荷神社は飛鳥時代の651年に創建されたと伝わります。江戸時代には笠間藩主の手厚い保護を受け、社殿の規模が拡張されました。現在では日本三大稲荷の一つに数えられ、全国各地から大勢の参拝者が訪れています。

笠間稲荷神社の拝殿

拝殿の参拝所

拝殿内

大鳥居から繋がる仲見世通り

神社の表玄関の役割を担う大鳥居は、2016年に拝殿の彩りに合わせ、笠間朱色で再建されました。大鳥居から社殿に向かう参道の左右には、仲見世通りの商店が軒を連ねます。提灯が並ぶ通りには、神棚や神具の専門店の他、様々な土産物を販売する店舗が並んでいます。

大鳥居

左右に仲見世通りの商店が軒を連ねる参道

仲見世通りの東

仲見世通りの西

仲見世通りの神具専門店

仲見世通りの神具専門店

仲見世通りの土産店

仲見世通りの土産店

仲見世通りの飲食店のメニュー

日本の伝統が漲る楼門や本殿

仲見世通りの北端で堂々とした姿を見せてくれる楼門は、1961年に重層入母屋造りで再建され「萬世泰平門」と呼ばれています。楼門の北には拝殿が向かい合い、裏には本殿が繋がります。本殿は江戸時代後期の安政、万延年間に、銅瓦葺総欅の権現造りで再建されました。周囲には19世紀に活躍した3人の名彫刻家が、「蘭亭曲水の宴」、「三頭八方睨みの龍」、「牡丹唐獅子」などを彫り刻んでいます。

楼門

本殿

一年で60を数える年間行事

1,300年以上の歴史を刻む笠間稲荷神社では、一年を通して60前後の多彩な年間行事が開催されています。例年10月中旬から11月下旬に行われる「笠間の菊まつり」は1908年に始まり、日本で最も古い菊の祭典です。2月の「初午祭」は冬から春への季節の移り変わりに豊饒を願います。神社の創建の日とされる4月9日には、最も重要な祭りの「例大祭」が斎行されます。

境内に掲示される「笠間の菊まつり」の紹介写真境内に掲示される「笠間の菊まつり」の紹介写真

境内に掲示される「初午祭」の紹介パネル

境内に掲示される「例大祭」の紹介パネル

門前通りでアイデアを競い合う「いなり寿司」

大鳥居から本殿を繋ぐエリアには、いつも大勢の参拝者で賑わいますが、大鳥居が接する門前通りも人波が途絶えません。通りの両側は土産店や飲食店で埋め尽くされています。中でも目を引くのが、大半の店舗で販売されている「いなり寿司」です。甘く煮た油揚げで包むのは酢飯ばかりでなく、金ごま、くるみなどがトッピングされるばかりでなく、手打そばの寿司まで、各店舗がアイデアを競っています。

門前通り

門前通りで「いなり寿司」を販売する店舗

門前通りで「いなり寿司」を販売する店舗

金ごまいなり

金ごまいなり

くるみ入り稲荷寿司

手打そばのいなり寿司

手打そばのいなり寿司

手打そばのいなり寿司

笠間稲荷神社はJR水戸線の笠間駅北2キロ足らずに社殿を構えています。駅から笠間稲荷神社前へは、かさま観光周遊バスが運行されています。

JR水戸線の笠間駅に掲示される笠間稲荷神社の案内

かさま観光周遊バス

茨城県笠間市の笠間稲荷神社の通常の御朱印には、かつて境内が胡桃の密林であったため、「胡桃下」の文字が記されます。651年に創建された日本三大稲荷の一つには、大鳥居から楼門まで仲見世通りが繋がります。門前通りには土産店や飲食店で建ち並び、ご当地グルメの「いなり寿司」の味を競っています。

祭り開催情報

名称 第114回笠間の菊まつり
開催場所 茨城県笠間市笠間1
笠間稲荷神社ほか
開催日 2020年10月17日(土)~2020年11月23日(月)
例年:10月中旬~11月下旬
主催者 笠間の菊まつり連絡協議会
アクセス 【電車/バス】
 JR友部駅下車北口 ⇒ かさま観光周遊バス約15分「稲荷神社」下車
 JR笠間駅下車 ⇒ 徒歩約20分
【車】
 北関東自動車道 友部ICより約10分
関連サイト https://www.mapple.net/spot/8000439/
https://www.city.kasama.lg.jp/page/pa...
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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