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鬼滅「刀鍛冶の里」編いよいよ!恋柱・甘露寺蜜璃のウラ設定を紹介!出生地にまつわる「祭」があった!

鬼滅「刀鍛冶の里」編いよいよ!恋柱・甘露寺蜜璃のウラ設定を紹介!出生地にまつわる「祭」があった!

4月9日、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』がいよいよ放送されます。

4月9日(日)夜11時15分より全国フジテレビ系列にて、4月15日(土)夜11時30分よりTOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビにて放送開始。そのほか、各配信プラットフォームでも随時配信が始まります!

 

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『鬼滅の刃』は、『週刊少年ジャンプ』で2016年から連載された吾峠呼世晴による漫画作品。大正時代の日本を舞台に、主人公の炭焼少年・竈門炭治郎が、鬼にされてしまった妹・禰豆子を救うために戦う物語です。

今回アニメ化される「刀鍛冶の里編」では、炭治郎が所属する鬼斬り集団「鬼殺隊」の最高幹部「柱(はしら)」のうち、恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)と、霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)の2人がフューチャーされます。

 

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凄惨な過去を胸に鬼への復讐を誓った作中登場人物が多い中で、甘露寺蜜璃は、「婚活」のために鬼殺隊に入ったという特異なキャラクター。自身の体質による疎外感やコンプレックスを抱えつつも、明るくポジティブな性格で、炭治郎兄妹を優しい姉のような存在として導いていきます。ピンクと緑のド派手でキュートなルックスは、女の子たちにも大人気です。

この記事では、本編でははっきりと語られなかった「甘露寺蜜璃」の裏設定を紹介しつつ、オマツリジャパンらしく甘露寺蜜璃を「お祭り」と絡めて紹介していきます。

強さの秘密は特異な「筋力」!食事は相撲取り3人分

蜜璃は、たった2年で柱に上り詰めた天才剣士です。シリーズ作「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」で活躍した炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)に弟子入りして修行し、「炎の呼吸」から派生した「恋の呼吸」で鬼たちと戦います。

蜜璃の強さの秘密は、筋肉の密度。しなやかな女性らしい体つきなのに、常人の8倍以上も筋肉が詰まっているという特異体質で、1歳2ヶ月の時に15キロの漬物石を持ち上げて母親の腰を抜けさせています。現実にもミオスタチン関連筋肉肥大という筋肉の発達が起こる症状があるそうですが、この筋肉量を維持するため、蜜璃は極めて大食いです。相撲取り3人よりも食べると描かれています。

「刀鍛冶の里編」でも蜜璃と炭治郎が食事を摂っているシーンが描かれますが、蜜璃の前には、空になった丼37つと、8つの平皿が置かれ、蜜璃は「今日はそんなに食べてないけど」と頬を赤らめています。ちなみに、その日の夕食は「松茸ご飯」でした。

大量のご飯を食べる祭りといえば、茨城県桜川市で毎年12月に行われる「大飯まつり」があります。鹿島神社の氏子たちが、その年の当番の家に集まり、「物相(もっそう)」と呼ばれる高さ30センチに盛られたご飯(約7合)を食べます。箸が止まった頃、神様に扮した人物が現れ、もっと食えとしゃもじでご飯を進めて回る笑いの絶えないお祭りです。この祭りは、その年の作物の実りを神さまに感謝し、翌年の健康を願うために行われています。

 

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蜜璃なら朝飯前の量ですが、こちらのお祭りに参加できるのは男性だけです。

甘露寺家は実在!明治神宮の宮司も務めた名家!

「甘露寺」は大変珍しい苗字ですが、実在の苗字です。

現実の甘露寺家は、藤原北家の流れを汲む公家として現在まで続く名家です。明治〜昭和を生きた甘露寺受長(おさなが)は、大正天皇の学友に選ばれ、東宮侍従や掌典長をつとめ、皇室から篤く信頼された人物です。また、退職後は明治神宮の宮司を務めています。

渋谷区にある明治神宮は、大正時代に、明治天皇と昭憲皇太后をおまつりするために建てられた、日本を代表する大神社です。初詣の人出は日本一の300万人に上ります。この明治神宮の一番のお祭りが例年11月1日から3日まで行われる「明治神宮秋の大祭」です。神事に加え、流鏑馬のほか、弓術の百々手式などが奉納されます。

 

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作中で蜜璃の母親は丸髷を結って台所仕事をしたり、蜜璃が屋台で相撲取りと食事をとる様子が描かれており、ごく普通の家庭の生まれに見えます。ただし、相撲部屋並みの蜜璃の食費を賄える家庭だと考えると、かなり経済力があったと推測できます。もしかしたら実在の甘露寺家に蜜璃のモデルがいたのでは・・・と想像が膨らみます。

ピンクの髪と緑色の目は、桜餅の色!

蜜璃が良家の子女だったと推察できるのは、作中の「お見合い」の描写です。一般的に名家や富裕層ほど婚姻の年齢が早かった時代において、蜜璃は17歳でお見合いしています。

しかしこの縁談は、蜜璃の髪の色を気味悪がられて破談に。その特徴的なピンクと緑の髪型は、「1日170個の桜餅を8ヶ月食べ続けた」結果だと解説されています。もちろん現実的には考えられないことですが、フラミンゴがエビなどの赤い色素を摂取してピンク色になるように、食べ物は体色に影響を与えます。

また、注意したいのは桜の葉っぱに含まれているクマリンという毒素。大量摂取すると肝機能に障害を引き起こすそうです。危険の目安は、体重60kgの人なら1日に6mgまで。葉っぱ1枚に0.03~0.1mgのクマリンが含まれているので、1日60個までなら安全に食べられる計算です。蜜璃ちゃんはアウトですね。

出身は麻布台!鬼滅の世界とクロスオーバーする神社があった!

 

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蜜璃の出身地は、「東京府麻布區飯倉」とされています。現在の東京都港区麻布台に当たるこの場所は、東京の中でもインターナショナルな雰囲気を持ったおしゃれな街です。

この街の一画に飯倉熊野神社という小さな神社があります。創建は奈良時代と大変な歴史があります。社紋が八咫烏の縁で、日本サッカー協会公認の「サッカーお守り」を授けてもらえることでも知られています。

そして、この飯倉熊野神社の名前を刻んだ石「社号標」には、なんと前述の甘露寺受長氏の名前が記されています!明治神宮宮司の時代に書いたものなのでしょう。

作者の吾峠呼世晴さんも、この社号標を見て、蜜璃の名字や出生地を設定したのかもしれません。

例年6月に行われる飯倉熊野神社例大祭は、地域の方々によるアットホームなお祭りですが、東京タワーを背景に練り歩くお神輿は見ものです。

まとめ

この記事では、4月9日から放送開始の『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』で活躍するキャラクター、恋柱・甘露寺蜜璃について考察しながら、お祭りを紹介してきました。『鬼滅の刃』はファンによって日本各地にゆかりの「聖地」がたくさん生み出された作品です。物語を読み解きながら、新たな聖地を見つけ、楽しみを広げていきましょう。

祭り開催情報

名称 明治神宮秋の大祭
開催場所 東京都渋谷区代々木神園町1-1
明治神宮
開催日 2023年11月1日(水)、2023年11月2日(木)、2023年11月3日(金)
アクセス 南口まで/JR山手線「原宿駅」もしくは地下鉄千代田線・副都心線「明治神宮前<原宿>駅」から徒歩1分
関連サイト http://www.meijijingu.or.jp/
https://www.meijijingu.or.jp/taisai/
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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