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「越谷梅林公園 梅まつり」紅白40品種の梅の花が創り出す絶妙の色彩のコントラスト

更新日:2020/12/9 obaq
「越谷梅林公園 梅まつり」紅白40品種の梅の花が創り出す絶妙の色彩のコントラスト

※2020年12月9日時点で2021年の開催は未定です。

(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年12月9日 編集部更新)

元荒川沿いの越谷梅林公園で開催される梅まつり

埼玉県南東部を流れる元荒川沿いにある越谷梅林公園には、約300本の梅が植えられています。例年2月下旬~3月中旬には梅の花で彩られ、「梅まつり」が開催されています。2019年は3月2日、3日の10:00~15:00に実施されました。

毎年「梅まつり」が開催される越谷梅林公園

毎年「梅まつり」が開催される越谷梅林公園

桃の花見の名所から生まれ変わった梅の花の名所

越谷梅林公園がある越谷市の元荒川流域は、江戸時代から果物の生産に適した土壌であったため、桃や梅が盛んに栽培されていました。「徳川実記」には江戸近郊の花見三名所として、越谷の桃の花が紹介されています。1950年代から桃に代わって梅の生産が盛んになり、約2万平方メートルの梅林となりました。

元荒川沿いに育つ梅

紅梅、白梅がバランスよく植樹される越谷梅林公園

越谷梅林公園の大きな特徴は、紅梅や白梅など約40品種がバランスよく植樹されていることです。初春には紅白の梅の花が、絶妙の色彩のコントラストを作り上げます。

紅梅、白梅がバランスよく植樹される越谷梅林公園

紅梅、白梅がバランスよく植樹される越谷梅林公園

越谷梅林公園に育つ紅梅系の梅の種類には、唐梅(とうばい)、藤牡丹枝垂(ふじぼたんしだれ)、紅冬至(べにとうじ)、八重寒紅(やえかんこう)、錦性梅(にしきしょううめ)、筑紫紅(つくしこう)、難波(なにわ)、八重唐梅(やえとうばい)、黒雲(くろくも)、蘇芳梅(すおうばい)、大盃(おおさかずき)、姫千鳥(ひめちどり)、日月(じつげつ)、道知辺(みちしるべ)、呉服枝垂(ごふくしだれ)、佐橋紅(さばしこう)、紅牡丹(べにぼたん)などがあり、とてもバラエティー豊富です。

越谷梅林公園に育つ紅梅

越谷梅林公園に育つ紅梅

越谷梅林公園で開花する紅梅

越谷梅林公園で開花する紅梅

白梅系にも、白加賀(しらかが)、梅郷(ばいごう)、思いの儘(おもいのまま)、月宮殿(げっきゅうでん)、錦性梅(にしきしょううめ)などが揃っています。さらには、開花中に淡紅色から白色に変わる見驚(けんきょう)という珍しい種類も見られます。

越谷梅林公園に育つ白梅

越谷梅林公園で開花する白梅

遊歩道や芝生の上から眺める40品種の梅

紅梅と白梅が溶け合う園内には、遊歩道が整備されています。遊歩道を歩きながら隣り合う梅の花をていねいに観察すれば、色や形に微妙な違いがあることに気づきます。でも40種類の梅を見分けるには相当な観察眼が必要になることでしょう。

園内に整備される遊歩道

園内に整備される遊歩道

天気がよければ開花した梅の木の下は、お弁当を広げる人で埋め尽くされます。元荒川の河原ではバーベキューを楽しむ人の姿も見かけます。

お弁当を広げる人で埋め尽くされる梅の木の下

お弁当を広げる人で埋め尽くされる梅の木の下

梅まつりの開催日には元荒川の土手に数多くの露店が並び、中央の広場では甘酒の無料配布、野立、ミュージック・イベントなどが行なわれます。

おまつり開催日に元荒川の土手に並ぶ露店

おまつり開催日に元荒川の土手に並ぶ露店

おまつり開催日に設けられる野立の会場

越谷梅林公園では約2万平方メートルの敷地内に約300本の梅が植樹されています。紅梅や白梅など約40品種がバランスよく育ち、紅白の梅の花が、絶妙の色彩のコントラストを作り上げます。例年2月下旬~3月中旬には「梅まつり」が開催されています。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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