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たくあん×マヨネーズ!?想像の斜め上をいく滋賀のパンは美味しいのか?実際に食べてみた!

2022/4/12
2022/4/12
たくあん×マヨネーズ!?想像の斜め上をいく滋賀のパンは美味しいのか?実際に食べてみた!

4月12日は「パンの記念日」。
この日にちなんで全国各地のご当地パンの実食レポートをお届け!今回は滋賀県の「たくマヨパン」をご紹介します。

滋賀では当たり前!?たくあん×マヨネーズの独特な組み合わせ

たくあんとマヨネーズをまぜて挟んだパンがあると聞き、噓でしょ?と思いながら調べると本当にあった!というわけで購入したのが、滋賀県甲賀市水口町のパン屋さん、柏屋製パン所(Oak Bakery)から出ている「たくマヨパン」です。

実は滋賀県民によれば、たくあんとマヨネーズをはさんだパンなら、長浜市の「つるやパン」から出ている「サラダパン」のほうが圧倒的な知名度と人気なのだそう。

 

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え!?「サラダ」と書いてあるのに、たくあんとマヨネーズ?たくあんとマヨネーズなのにサラダ?…何度見してみても、中身と味が想像ができず混乱は深まるばかり(笑)
初見の他県民にとってはちょっとハードルが高いかもしれません。ここはやはり、ネーミングから中身が想像しやすい「たくマヨパン」、いかせていただきます!

いざ実食!気になるお味は?

袋から出してみると、見た目はふっくらフワフワ。何の変哲もないコッペパンです。

しかし、切ってみると本当にたくあん!
写真だと、ゆで卵とマヨネーズかのように見えますが、もっと黄色が濃くて匂いが正にたくあん以外の何物でもありません。

さっそく食べてみましょう。
オマツリジャパンのスタッフの感想はこちら!

パンに沢庵とマヨネーズだとぉ~~~??と思ったのは束の間、ひと口食べたら「これアリだわー」となりました。あっさり味のマヨネーズは沢庵をジャマせずしっかりとマッチ。ふわっとしたパンの中から沢庵のポリポリの食感と塩気が主張してきて、主食として満足のいくパンです。

●味のバランス、食感のバランスが絶妙にマッチしていて、総菜パンというよりひとつの料理のように相性ピッタリで美味しいです。手に取って食べやすく食事としての満足度も高く、毎日でも食べたいです。

コッペパンの中にマヨネーズを和えた沢庵が沢山! 和風なのに洋風?色も食欲をそそりました

この組み合わせを不安視しながらも、実際に食べてみると味も、食感もそのマッチングを絶賛する声が多数!鮮やかな黄色も食欲増進に一役かっているようです。

※柏屋製パン所(Oak Bakery) 公式サイトはこちら

たくあんの発祥地…そこには奇祭があり、別の食べ物が名物に!?

たくあんの由来を知っていますか?諸説ありますが、そのうち最も有名なものは「沢庵という名前の僧侶が作ったから」というものでしょう。

僧侶の名は沢庵宗彭(たくあん そうほう)。1629年(寛永6年)、幕命により山形県上山(かみのやま)に配流された沢庵禅師は、「春雨庵」と名づけた庵で3年間過ごしました。ここで、地域住人から差し入れされた大量の大根を漬けこんで作った漬け物が「沢庵漬け」と呼ばれるようになったといわれています。

さて、山形県の上山といえば、かみのやま温泉やお城を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ここでは知る人ぞ知る「加勢鳥(かせどり)」が毎年2月11日に行われています
加勢鳥とは、若者が藁蓑をまとって神の使いの「加勢鳥」に扮し、火伏せ(火の用心)に五穀豊穣、そして商売繁盛を祈願する奇習です。小正月に藁をかぶって民家を訪ね、「カッカッカ」と鳴いて祝儀をもらう風習は、昔は珍しいものではなく日本全国にあったのだとか。

そして、上山にはかつて羽州街道の楢下宿(ならげしゅく)があり、郷土料理の「納豆あぶり餅」が名物となっています。つきたてに納豆をからめたお餅が翌日に残って固くなってしまったのを、おいしく食べる工夫として囲炉裏であぶったのが始まりだそうです。後におもてなしの料理として広まり、行事などに欠かせない一品に。加勢鳥のときにも販売されているようですよ。

まとめ

この記事では、滋賀県の「たくマヨパン」の実食レポをお届けしました。日本の各地にはまだまだ知られざるご当地パンがあるものですね!オマツリジャパンでは他にもたくさんのご当地パンとお祭りをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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