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アート感覚盛り沢山。NYのマーメードパレード、今年中の開催実現となるか!

更新日:2020/5/22 Daye Deura
アート感覚盛り沢山。NYのマーメードパレード、今年中の開催実現となるか!

今回取り上げるマーメードパレードは、毎年6月にニューヨークのブルックリン地区で行われるアーティストによるパレード。開催地の「コニーアイランド」の楽しみ方と合わせてご紹介します。

マーメードパレード発祥の地、コニーアイランドを覗いてみよう。

コニーアイランドは、ニューヨーク市ブルックリン地区の最南端に位置する大西洋に面した約11kmに及ぶ砂浜です。

19世紀にリゾート地としての開発が始まり、鉄道の開通後は、幾つものアミューズメントパークが立ち並び、お金持ちのニューヨーカーたちが、こぞって遊びに来る娯楽場としてしばらく栄えていました。

コニーアイランドのボードウォーク  Photo by Daye Deura

その後、20世紀後半、犯罪の増加に伴う治安上の問題などもあり、次第に荒廃していきました。

近年、再開発が進められ、1994年に焼失したルナパークも名称を引き継ぎ2010年に復活。再び、コニーアイランドは活気を取り戻しています。

1897年、最初にオープンしたスティープルチェイスパークは、1964年閉鎖になりましたが、現在のルナパークの顔となっているおじさんのアイコンは、スティープルチェイスパークをオープンしたジョージCティロンの顔だそうです。

Photo by Daye Deura

露出度も高くセクシーさを満喫できる?マーメードパレードにいざ出向!

Photo by Daye Deura

Photo by Daye Deura

なぜか背景にあるブルーのビーチパラソルとマッチングしてますね。 Photo by Daye Deura

パレードへは、マンハッタン市内から、地下鉄D、F、N及びQ線の南の終点コニーアイランドースティルウエルアベニュー駅か、一つ手前のW8thストリート(アクアリウムー水族館)で降りてもいい。

1938年より開催されているこのパレードは、初夏の到来、ビーチシーズン幕開けを祝うアメリカ最大のアートパレードとして、近年特にポピュラーになってきています。

マーメードパレードの幕開けです。 Photo by Daye Deura

マーメイドとネプチューンの登場です。Photo by Daye Deura

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華麗な人魚達 Photo by Daye Deura

元々は、マーメードとネプチューンという街路に住む地元住民に「ギリシャ神話を実際にここで起こしてみようじゃないか」という発案があったということです。また、普段は娯楽の地として重要視されていない場所の住民の自尊心を高める狙いもあったと言います。

アーティストたちが思う存分の自己表現を楽しめるパレード

マーメードパレードは、宗教性 · 民族性などを持つものではなく、アーティストの自己表現、また楽しむことを目的に生み出され、その大胆奇抜なコスチュームをまとった人々を一目見ようと多くの群衆が集まるのです。

人魚やネプチューン(ギリシャ神話の海の神様)その他、海の生物や海に関係するものに仮装した人々が、思いのままに行進します。

Photo by Daye Deura

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Photo by Daye Deura

工夫を凝らしたカップルたちのいで立ちに注目! Photo by Daye Deura

パレードは、ウエスト21ストリートと、サーフアヴェニューから始まります。その後東に向かい、10ストリートで、折り返し、西10丁目で、ボードウォークに向かって南に曲がります。

フロート車(山車付き)は、サーフアベニューをウエスト10ストリートまで進み、そこで曲がって海岸沿いの遊歩道に向かいウエスト10ストリートへ戻ってきます。

パレードのストリートを存分に楽しめるのは、サーフアヴェニューです。なぜなら仮装した参加者を乗せたフロート車やビンテージカーは海沿いの遊歩道への立ち入りが禁止されているからです。

13時から始まるパレードは、通常16時くらいで終了します。最後の参加者が西19番サーフアベニューのレビュースタンドで通過した直後に、パレードの創始者であるディックDジグンは、M C U駐車場をとうりビーチに向かうキングアンドクイーンの行列を率いていきます。その後、夏の海水浴シーズンの幕開けがアナウンスされるのです。

パレード付近の数々のアトラクションを訪ねてみよう。

先述したルナパークは様々な乗り物を有する遊園地です。有名な木製ジェットコースター、サイクロンもこちらにあります。米国歴史建造物にも登録されている代物です。ぜひ、お試しあれ。その他、近年復活したサンダーボルト(直下型ローラーコースター)、観覧車、お楽しみになれるものがたくさんです。乗り放題券もあり、オンラインで事前の購入も可能。夏場は、夜遅くまで開園しているので、パレードが終わった後にも十分楽しめそうです。また、ライトアップした乗り物は、とても綺麗。

Photo by Daye Deura

意図的にスリルを味わおうと乗り物のハンドルから手を離す人も。Photo by Daye Deura

右手に見える籠のような形が伝説のジェットコースター、サイクロン。Photo by Daye Deura

話が前後してしまいますが、パレード前に、是非スタミナをつけるため、あのNathan’s のホットドックを頬張ってください。駅を降りたらすぐ見えてきます。ここは、アメリカ独立記念日(7月4日)に行われるホットドック早食い競争でも知られています。日本人が何度か優勝を果たしたこともあります。

もし、最後までパレードは見なくてもいいという方には、水族館がおすすめです。こちらも入場券は、オンラインで事前購入ができます。料金も割安です。最近できたサメ館は、人気を呼んでいます。

コニーアイランドでは、夏の間、ビーチで無料の映画上映なども行われています。こちらも要チェック。

マーメードパレードを含んだ初夏ニューヨークの旅行おすすめプラン。

毎年6月の第3土曜日に開催されるマーメードパレード。その次にやってくるのが、これも恒例、6月第4日曜日に開催されるゲイプライドパレードです。こちらは、マンハッタン、ウエストビレッジで、開催されます。こちらはよりポピュラーで、大規模になってきています。

そして、その次が、7月4日、アメリカの独立記念日です。各地で花火が上がりお祝いします。

マンハッタンでは、毎年、イーストリバーかウエストリバー沿いで、有名デパートメイシーズのスポンサーで、花火大会が行われます。お友達が、川沿いの高層ビルなどに住んでいたら、それは素晴らしい光景を味わえます。

Photo by Daye Deura

少し高い所からパレードを観戦!Photo by Daye Deura

ちょっと長期滞在できる方で、パレード好きの方は、この3つを押さえたら、いかがでしょうかという提案でした。

さて、このマーメードパレード、今年2020年は、6月20日開催予定でした。WEBサイトによりますと、なんと今年の分は是非今年中に開催したいとの意向が伝えられており、果たして、実現するのかとは思いますが、その心意気に喝采です。コニーアイランドの海岸では、初泳ぎが、新年にあるくらいなので、冬の開催もあり、かも!さすがニューヨークだあーー。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
アメリカ生活が長かった私ですが、これからは日本の文化を代表するようなお祭りにどんどん参加して、レポートしたいと思います。イベントやエンタメの写真得意です。

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