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松江水郷祭をご紹介!西日本最大級の湖上花火の魅力とは?

松江水郷祭をご紹介!西日本最大級の湖上花火の魅力とは?

※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。(2020年8月6日 編集部)

西日本最大級の湖上花火大会としても有名な島根県の松江水郷祭。昨年は1日のみの花火の打ち上げでしたが、2019年は8/3(土)と4(日)の両日開催されます。宍道湖(しんじこ)湖面に芸術的な花火が打ち上がり、観覧場所周辺ではステージイベントや協賛イベントなども開催されます。

(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年8月6日 編集部更新)

概要(2019年)

開催日時・打ち上げ数:
8月3日(土)20:00~21:00 10,000発
8月4日(日)20:00~20:20 3,000発
観覧会場:宍道湖周辺
最大号数:10号玉
運営:松江水郷祭推進会議
担当煙火店:國友銃砲火薬店

 

※2020年9月12日(土)は開催中止決定

松江水郷祭の由来

この湖上花火大会はかなり昔から行われており、松江の自然と歴史に加え、さらに新しい観光資源を作る目的により、第1回目は昭和3年(1928年)に開催されました。

商工会議所では、宍道湖の嫁ヶ島に祀ってある竹生島(ちくぶじま)神社の例大祭である7/16・17に行われていた「七草吟社」と言う湖面に舟を浮かべて灯籠流しをしながら句会を開いた事をヒントに、これに花火を加えた大掛かりなイベントを開催した所、市民に大好評で以降、松江水郷祭として続けられる様になったそうです。

当初は、宍道湖はシジミの産地なのでソリコ舟(貝を採る船)での競争、各商店による仮装をした舟行列、夜には白潟末次両埋立地で20発の花火を打上げ、約400個ほどの燈籠を流し、商店街では納涼大売り出しが行わた様です。

宍道湖

松江だんだん

過去開催されていなかった時期もありますが、近年は継続して松江だんだんのイベントが開催されております。昨年はライブイベント、ミス水郷祭コンテスト、神楽などのステージイベントが行われました。他にも屋台村やビアガーデン、BBQなども用意されていた様です。

まだイベントの詳細は発表されていませんが、花火大会前にはこちらも楽しめますので是非どうぞ。

※2020年は、特設ステージや飲食ブースを実施している「松江だんだ」も中止が決定しています。

※松江だんだ公式サイト

花火打ち上げ

滋賀県の國友銃砲火薬店が担当しています。花火玉の製造は行っていませんが、有名煙火店の芸術玉を取り入れ、打ち上げ方についても定評がある花火業者になります。花火マニアの中では國友打ちと言う名称もついており、空間を上手く使用し扇形に打ち上げる花火は圧巻です。滋賀県の琵琶湖花火大会、広島県の広島みなと夢花火大会など、全国的にも有名な花火大会でも活躍しております。他にも水上花火や芸術玉の尺玉打ち上げなどもあります。

観覧場所としては作業台船に花火の筒をセットし湖面から打ち上がる為、宍道湖周辺全体が観覧場所になり、風向きによっては観覧位置を変える事もできるので、当日の様子を見てみてから決めるのも良いかと思います。場所によっては地元の人による場所取りが過酷なので早めに行くと◎

また、暑い中で場所取りをしたくない人は有料観覧席も販売されているので、そちらの購入も可能です。花火プログラムはおそらく6月中には公開される様なので、バラエティに富んだ演出を楽しんでください。

まとめ

西日本最大級の松江水郷花火大会。それなりの混雑はありますが、県内外から多くの人が訪れ、松江市では一年の中で最も楽しみなイベントになります。

しかし、残念な事に場所取りのルールが守られていなかったり、自分で使ったシートがそのままになっている事も多く、マナーの悪さが以前から指摘されています。必ず自分が出したゴミは自分で片付ける様に心掛けてください。

松江の豊かな自然を守り、歴史ある水郷花火大会を新しい時代にも継続していくには一人一人の協力が必要だと思っています。
取材協力:松江水郷祭推進会議

祭り開催情報

名称 松江水郷祭湖上花火大会
開催場所 島根県松江市宍道湖東側湖上
宍道湖東側湖上
開催日 2024年8月3日(土)、2024年8月4日(日)
主催者 松江水郷祭推進会議
アクセス ・一畑電鉄「松江しんじ湖温泉」駅下車し、徒歩すぐ
・JR「松江」駅下車し、北口から徒歩約15分
関連サイト https://www.mapple.net/spot/32000180/
https://www.suigosai.com/
https://www.instagram.com/matsuesuigousai/
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
花火専門カメラマン&花火専門ライターです。
日本の良質な花火文化を後世に残すために記録し、花火に携わる人達を応援しています!

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