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明治神宮 -日本一の初詣参拝者数を誇る「永遠の杜」-

更新日:2021/2/20 ちゃそっこ
明治神宮 -日本一の初詣参拝者数を誇る「永遠の杜」-

1月2日(土)に明治神宮へ初詣に行って参りました。前日、原宿穏田神社に初詣に行った時の原宿駅前は、真っ暗で屋台の通りもゴーストタウンのようでしたが、昼の時間帯に初詣に参加したら少し落ち着いた原宿ぐらいの人通りがあり、お正月感を楽しむことが出来ました。年末年始は例年であれば人が集まって、飲食を楽しむ行事が集中する感染リスクの高いシーズンですが、新型コロナ対策の徹底で、どこまで人の流れ等を抑えることが出来るか、関係各所の注目のポイントでもありましたが、現地の様子も踏まえながらレポートいたします。

明治神宮の由緒について

明治神宮のHPによると「明治45年(1912)に明治天皇が、大正3年(1914)に昭憲皇太后が崩御になりましたが、国民から御神霊をおまつりして御聖徳を永久に敬い、お慕いしたいとの熱い願いが沸き上がり、御祭神とゆかりの深い代々木の地に創建されました。」とあり、国民の願いで創建されたようです。尚、明治天皇皇后と昭憲皇太后は京都の桃山陵墓地に埋葬されております。

70万㎡程の広大な鎮守の杜は、明治神宮創建にあたって全国から献木された約10万本を植栽し、「永遠の杜」を目指して造成された人工林で出来ており、祈りの杜として皇室の弥栄(いやさか)とわが国の隆盛、世界の平和をお祈りしています。初詣は『神社人』によると約319万人程で、例年日本一となるほどの参拝者数を集めます。

平常は豊かに大きく成長した杜と森厳な神気が静かに人々の祈りを包み、年間を通じて祭典・行事が行われており、春秋の大祭ではさまざまな奉祝奉納行事が境内を賑わします。また、結婚式から初宮詣、七五三など人生儀礼のお参りから家内安全、厄祓等の御祈願をとり行っています。特に「建国記念の日 奉祝パレード」は沢山の御神輿や和太鼓の音で大変盛り上がります。

初詣の御祭神と明治時代について

明治天皇皇后と昭憲皇太后がいらっしゃった明治時代はどのような時代だったでしょうか。1868年から1912年までの44年間が明治時代でしたが、幕末の黒船来航後の開国・戊辰戦争を経て新政府が樹立され、都が京都から江戸・東京へと移されるに伴い、廃藩置県西南戦争、欧米諸国を模範とした国内の近代化など様々なことがありました。アニメで言えば『るろうに剣心』『銀魂』あたりを思い出す方が多いでしょうか。ちなみに今話題の『鬼滅の刃』も明治から大正ぐらいの出来事のようです。

日本の商業も大変発展した時代でした。NHK大河ドラマ『青天を衝け』の渋沢栄一は、生涯創設に関与した企業が500社に上ったとの話もあり、今とは全然異なる情報伝達速度の時代に、1人の人物がそれ程の会社の創設に関与出来るだけの社会の発展が垣間見れます。このような時代の転換を告げる「五箇条の御誓文」や「一世一元の制」等を発布された明治天皇の御決断により新時代が開けていったのでありました。

【参考】
明治時代の年表 https://rekishi-memo.net/meijijidai/nenpyou.html
明治維新:日本の資本主義発展を支えた岩崎弥太郎と渋沢栄一 https://www.nippon.com/ja/japan-topics/b06903/
東京都北区に「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」2月20日オープンhttps://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1306494.html

新型コロナ禍の明治神宮初詣の様子

元旦の夜の原宿駅前とは打って変わって、屋台が立ち並び、多くの人がお正月の雰囲気を楽しんでおりました。

明治神宮には厄払いの案内も出ていました。ライターは厄年ではありませんが初詣をして、すがすがしい一年にしたいと思いました。

本殿が近づくに連れて、人が多くなっていきます。今年は新型コロナの影響で分散参拝が推奨される等、人出が少なくなっていたにもかかわらず、1時間程度待ったように記憶しておりますので、新型コロナじゃなければ、どれ程待ったのかと思うと、少し気が遠くなります笑

いよいよ本殿が近づいて来ました。警察の皆さんが分かりやすく誘導してくれていました。

いよいよ本殿前となりましたが、これだけの人が待っていました。警察の皆さんがロープ等を使いながら、密にならないように待機列をコントロールしてくれました。ライターは一番横の人の少ないところを選び、賽銭箱2m先ぐらいから賽銭を投げ、お祈りし、参拝を済ませました。

おみくじ売り場もありました。まわりの会話を聞いていると、若いカップルや大学生が多かったように思われました。

明治神宮の初詣に参加して

今年は新型コロナ禍で、はじめての初詣となりましたが、感染拡大を抑えるための分散参拝の推奨等、様々な対策が講じられました。300万人を超える人が来ると言われる明治神宮の初詣は、そのような中でも大変な人出だったと感じましたが、NHKの明治神宮のデータによると2日は概ね四分の一の人出ということでした。もし新型コロナでなかったとすれば、4時間ぐらい初詣に時間が掛かったのかなと思うと、とんでもない規模の初詣なんだなと改めて感心しました。明治維新により新しい日本が拓けたように、新型コロナによりお祭り等の日本の素晴らしい文化が拓け、様々な国の人がアクセスでき、みんなが楽しめるようになることを願わんばかりです。

文明開化~新しい文化~ https://www2.nhk.or.jp/school/movie/outline.cgi?das_id=D0005120314_00000

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
東京を中心にお祭り巡りをしている、ちゃそっこです。町内のお祭りから建国記念パレードまで楽しそうなお祭りであれば、大体何処にでも出現します。悩みは夏祭りの予定かぶり。※2021年5月ライター契約終了。2021年6月~フリーライター

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