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流しびなはひな祭りのルーツ? 願いを託して水に流す行事の由来、参加できるイベントをご紹介!

2019/2/19
2020/5/19
流しびなはひな祭りのルーツ? 願いを託して水に流す行事の由来、参加できるイベントをご紹介!

少しずつ寒さが和らいで、ひな祭りの時期が近づいてきました。(飾る時期などについてはこちら!

「ひなまつりの意味や由来は?ひな人形はいつまで出すの?ひなまつりを大解説」

今では女の子の成長をお祝いする行事として定着しているひな祭りですが、そのルーツとも言われている「流しびな」をご存知ですか?

老若男女を問わず楽しめるイベントも開催されていますので、併せてご紹介いたします!

「上巳(じょうし)の節」に穢れを祓う

6月30日に行われる「夏越し(なごし)の大祓」や大晦日に行われる「年越しの大祓」。

参道や鳥居の周りをぐるりと周る「茅の輪くぐり」を目にしたことがある方も多いのでは?

旧暦3月の上巳(じょうし)はちょうど季節の境目。今では花粉…なんて頃ですが、当時は災いをもたらす邪気が入ってきやすいとされて「上巳の祓」が行われていたそうです。

穢れを祓う禊の神事で使われるのが「人形(ひとがた)」。

 

 

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人の形に切られた和紙などでできているもので、こちらに息を吹きかけ自分の穢れや罪をうつします。

スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』でもたくさんの人形が飛んでくる!

なんてちょっと怖いシーンがありましたよね。

ひとがたからにんぎょうへ

この人形(ひとがた)を海や川へ流すことで、自分の身代りとして清めてもらう。

陰陽師の専売特許とでも言いたくなる祓いのスタイルですが、この風習は源氏物語にも出てくるほど歴史が古いもの。

“知らざりし 大海の原に流れ来て ひとかたにやは ものは悲しき”

作中では道ならぬ恋に走った26歳の光源氏が、須磨(現在の兵庫県)に退去し、侘しい思いを歌に詠む様子が描かれています。ちなみに陰陽師に祈祷させて人形を流したものの嵐が来てしまい大失敗!今後の源氏の運命をあらわしているのでしょうか…

こうして、人形(ひとがた)が『流し雛』となり、やがて江戸時代の中期頃には人形(にんぎょう)として手元に置いておくようになったとも言われています。

女性の守り神!和歌山県の淡島信仰

一方でそのような祓いの儀式とは別に、紀伊と呼ばれた和歌山県・三重県の辺りでは「加太守雛」と呼ばれるお守りを海辺や川辺から流すという風習があったそうです。

女性特有の病気などにご利益があると言われていた加太淡島へ、直接お参りできない女性が、自分の代わりに願いを託して淡島にたどり着くように川辺や海辺から流した紙の雛。そうした風習が現在の流し雛のルーツになっているという説もあります。

実は和歌山県だけではなく、都内にも淡島明神をお祀りしているところがあるのです。

それが、浅草寺の本堂左手にある「淡島堂」。女性を守ってくれるスポットとして人気を集めるほか、毎年2月8日には長年使った針を柔らかい豆腐にさす「針供養」が行われることでも有名です。

 

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流し雛が行われるのはこちら

和歌山県 淡嶋神社

淡島神社では実際に雛人形の供養が行われます。女性のみの参拝客が人形を乗せた船を運び、紙吹雪が撒かれるとそれを合図に海へと送り出します。

 

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日程:2019年3月3日(日)12時~

場所:淡嶋神社

アクセス:加太・南海電車「加太駅」 下車徒歩15分

公式HP:http://www.wakayamakanko.com/sightseeing/history9.html

 

京都府 下鴨神社

 

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こちらで穢れを流すことができたらどんなにすっきりすることか…と思ってしまうほど辺り一帯清らかな水で包まれている下鴨神社。珍しいのが、十二単の着付けが行われる様子を見られるところ!

その後平安装束のお内裏様とお雛様による流し雛が行われます。

日程:2019年3月3日(日)

10時20分~ 受付開始

10時30分~11時 十二単着付け

11時30分~ 流し雛

12時~ 一般桟俵(さんだわら)を流す

※スケジュールは2018年のものになります

開催場所:下鴨神社

アクセス:京都駅→市バス乗換え4番、205番 「下鴨神社前」下車 徒歩3分

公式HP:http://www.kyo-ningyo.com/kyosaijiki/nagashihina/

 

鳥取県 もちがせ流し雛

 

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毎年旧暦3月3日に行われるもちがせ流し雛。2019年は4月7日に開催。前日6日の18時半からは街中を流れる瀬戸川(せどがわ)沿いにお雛様がかざられ、ライトアップもされます。

当日は流しびなの制作実演や茶席なども用意される他、観光客向けのひな流し体験も行われます。

日程:2019年4月7日(日)10時~

開催場所:もちがせ流しびなの館

アクセス:用瀬駅から徒歩5分

(飛行機 → 東京~鳥取空港 約1時間10分。 JR鳥取駅~因美線用瀬駅 約30分。)

公式HP:http://nagashibinanoyakata.jp/publics/index/5/

東京都 第34回江戸流しびな

 

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当日は公募による1500名の方が参加。残念ながら募集は既に終了していますが、当日会場で1個800円にて流し雛が販売されるそうです。

その他、浅草観光連盟会長を始め浅草名物の振袖さんによるハト型風船の放天も行われ、老若男女問わず参加できます!

日程:2019年3月3日(日)11時半集合 12時~

開催場所:東京都台東区花川戸1-2 吾妻橋親水テラス及び隅田公園内

アクセス:銀座線浅草駅下車 徒歩2分

公式HP:http://hina-ko.jp/sumida/index.html

 

穢れを祓う為なのか、それとも自分の代わりとしてお参りをしてもらう為なのか…

定かではない部分もありますが、昔も今も変わらないのは春を寿ぎ、無病息災を願う思い。

ぜひお近くのイベントに足を運んでみてくださいね!

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