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お花見とは?どうやって始まったの?花見の歴史や由来を解説!

お花見とは?どうやって始まったの?花見の歴史や由来を解説!

一気に広まるお花見文化

以前は貴族の行事だったお花見ですが、鎌倉時代以降は武士階級にも広がっていきました。有名なのは、豊臣秀吉の「吉野の花見」や「醍醐の花見」ではないでしょうか。

「吉野の花見」は文禄3(1594)年、豊臣秀吉が徳川家康や前田利家、伊達政宗などの名だたる武将や茶人・連歌師などを伴い、奈良県の吉野山で行ったもの。参加者は総勢5千人、5日間にも及ぶお花見だったといわれています。

「醍醐の花見」は、お花見のために700本の桜が醍醐寺に植えられ、豪華絢爛に茶会や歌会などが催されたとか。お花見とセットで親しまれる「三色団子」も、この時に振る舞われたのが最初だと言われています。

お花見文化が庶民にも広まったのは、江戸時代を待たねばなりませんでした。桜の品種改良も盛んに行われるようになり、現在、全国各地で鑑賞できる最もポピュラーな品種「ソメイヨシノ」も、この時代に作られたそうです。この頃から、桜の名所として名高かった「上野の山」は現在も、上野恩賜公園として毎年多くの花見客を楽しませてくれます。

豊作祈願の神事としての「お花見」

貴族が花を愛でるお花見を楽しんでいた時代、農民の間でも、お花見は行われてきました。しかし、貴族のお花見とは異なり、豊作祈願の神事として行われていたようです。

桜には、春に山から降りてくる「田」の神様が宿ると信じられており、桜の花の咲き方で農作物の収穫を占ったり、開花時期に合わせて田植えや種まきの準備を行ったりと、農民にとって桜はとても大切なものでした。

春に、緑の葉より先に桃色の花を一斉に咲かせる桜は、人々にとって、神秘的で神々しく見えたのかもしれませんね。

日本の桜「トップ3」をご存じですか?

全国の桜の中には、「日本三大桜」と言われるものがあります。

日本全国、桜を観賞できる場所は数あれど、せっかくですから、その頂点といわれる桜を見に行ってみたいと思いませんか?

日本三大桜

三春滝桜(福島県) 樹齢1000年超
山高神代桜(山梨県) 樹齢約1800〜2000年
根尾谷淡墨桜(岐阜県) 樹齢1500年超

日本三大桜は、1本の桜の木に与えられる称号ですが、以下のように、桜の美しい場所にもトップ3がありますよ!

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