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王子稲荷神社凧市で火防のかわいい凧をゲット!江戸から続く2月午の日の風物詩

2020/4/10
2020/6/6
王子稲荷神社凧市で火防のかわいい凧をゲット!江戸から続く2月午の日の風物詩

北区の王子稲荷神社が舞台

今回のお祭りの舞台は、東京都北区・王子にある王子稲荷神社。創建は平安時代以前とも言われる、都内でも屈指の歴史を誇る神社の1つです!

平安時代の康平年間(1058~1065年)には、王子稲荷神社を訪れた征夷大将軍の源頼義(源頼朝の6代前の先祖)によって、「関東稲荷総司」と言う称号も付けられました。豪華な社殿が目を見張りますが、こちらは江戸幕府十一代将軍の徳川家斉公が寄進したものなんだとか。様々なエピソードからも歴史を感じる神社ですね!

そんな王子稲荷神社を舞台に行われるお祭りが、今回ご紹介する「凧市」です!2月の初午の日に合わせて行われるこの凧市。どのようなお祭りなのか見ていきましょう!

かわいい火防の凧が勢ぞろい!

王子稲荷神社の入口へやってきました。階段横には、古い石灯籠が並びます!

階段を登りきると、正面に先ほどの社殿が。そして横の社務所を見ると、ありました!凧です!

凧はかわいらしい奴さんの姿をしています。「王子」と書かれた刀をはじめ、工夫の凝らされたイラストで見ていて楽しいですね!

またお祭り期間中、境内にはこちらのように凧を売る露店が複数立っています!

露店ごとに様々なデザインの凧が売られています!大きいものから小さいものまで、お気に入りを探してみてください!

こちらは稲荷神社の使いとも言われる、白狐を模った凧ですね。一見かわいらしいですが、鬼火と波のようなイラストが同時にありユニークです!

※稲荷神社と白狐の関係、初午についての情報はこちらをご覧ください

伏見稲荷大社 初午大祭へ福参りに行こう!しるしの杉、達成のかぎと呼ばれるパワーアイテムが有名!?

ところで、販売されている凧には「火防凧」や「火防御守護」、「火の用心」等と描かれていたことにお気づきでしょうか?そうなのです、凧市は火事除けの願いを込めて行われているお祭りなのでした!

露店のおじさん曰く、凧市が行われる2月は昔から火事が発生しやすい時期とのこと。火事と喧嘩は江戸の華と言う言葉もありますが、大火が多かったこの時期に「風を切る」凧を火防の縁起物として江戸の人たちが扱うようになったそうです!

変わり種で、受験シーズンを迎える2月らしく、違う縁起を担いだ凧もありました!合格への上昇気流に乗ってほしいですね!

また「この凧が若い人に良く売れるんだよ!今年で活動休止になるんだろ!?」と言う店主の声で凧を見ると、「」と書かれた凧が!某アイドルのファンがどこから聞きつけたのか、毎年買いに来るそうです。ちなみにこのデザインは古くから受け継がれているものとのこと。

いろいろな凧があっておもしろいですね!凧を売る露店は境内の奥まで続いていますので、ぜひチェックしてみてください!

王子稲荷は見どころがたくさん

露店を抜け王子稲荷神社の境内を進むと、たくさんの見どころが用意されています!

まずはじめは、こちらの石!地元の方から「お石様」と呼ばれるありがたい石です。なんでも願い事を思い浮かべながら持ち上げると、願いの叶う具合を教えてくれるんだとか!予想より軽いと願いが叶いやすく、重いとまだまだ努力が必要だそうです。私も持ってみましたが、想像より重かったです…。ぜひ皆さんお試しください!

稲荷神社らしく狐もいました!凛々しい顔をしていますね。

そして社殿裏にある階段を登っていくと、今度は「お穴様」と呼ばれるパワースポットです!この穴はかつて狐が住んでいた場所と伝えられ、大切にされているんだとか。

参道に並ぶ出店と名物

JR王子駅から王子稲荷神社へと続く参道には、凧市に合わせずらっと出店が並びます!おいしそうな香りを漂わせ、賑わっていますね!

その中でも特に人が集まっていたのがこちら!出店ではないですが、王子稲荷名物のくず餅を売っている和菓子屋「石鍋商店」さんです!

通常はお店の中で食べられるのですが、お祭り期間中は持ち帰りのみとのことで、テイクアウトしてみました!食べ応えのある濃厚なくず餅に、きなこと黒蜜がマッチして美味でした!ぜひ王子へお立ち寄りの際はお試しください!

お祭りの後は王子観光も

王子には、王子稲荷神社のほかにも見どころがあります!神社への最寄りはJR王寺駅となりますが、その出口の名前が「親水公園口」。

駅を出るとすぐ目の前にこのような峡谷が広がります!音無川と呼ばれる川で、もう少し行った下流で隅田川に流れ込んでいますが、その周りが親水公園として整備され散策できるようになっています。

また参道を進むと現れるのが、こちらの名主の滝公園。王子はもともと江戸時代には王子七滝と呼ばれ観光スポットになるほど、滝の多い地域でした。その昔の面影を復元した公園がこちらになります。

公園の中はけっこう広いです。

そしてこちらが公園名にもなっている「名主の滝」の男滝!滝名の由来は、近くに王子村の名主の家があったことからなんだとか。23区内で滝が見れる場所があるのは驚きですね!

王子稲荷神社の凧市、いかがでしたでしょうか?火事の多い時期に、凧の力で火を防ごうと言うお祭り。「風を切る」凧を縁起物にしてしまうところに、江戸の人の心意気を感じられますね!

見どころのたくさんある王子なので、ぜひ来年2月は凧市が開かれる午の日に合わせて来てみてください!

※稲荷神社と火防は奥が深いようです。埼玉県東松山市の事例をこちらで紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください

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