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大宮氷川神社の酉の市(大湯祭)!屋台の情報もご紹介!

大宮氷川神社の酉の市(大湯祭)!屋台の情報もご紹介!

埼玉県・東京都の荒川流域を中心に約280社ほどが点在する氷川神社は、氷川信仰(スサノオに対する神道の信仰の一種)に基づいて建立されてきました。

中でもその総本社である武蔵一宮氷川神社は「大宮氷川神社」とも呼ばれ、全国でも参拝者数が上位10社に入るほどの有名スポットとなっています。

この記事では、大宮氷川神社で行われる特殊神事の中でも最も著名とされる、「酉の市(大湯祭)」についてご紹介します。

大宮・氷川神社の酉の市(大湯祭)(だいとうさい)の概要

大宮氷川神社によれば、延宝年間(1673年~1681年)の記録には既に大湯祭に関する記述がみられ、かなり古くから続いているとされます。「大湯」の名は窯で沸かした湯で清めの儀式を行ったことに由来しており、11月30日から12月11日まで、「前斎」「本祭」「後斎」の3つの儀式を12日間かけて執り行う祭典です。

そもそも酉の市とは

酉の市とは、鳥の名前にちなんだ寺社を中心に、11月の酉の日に関東で開催されるお祭りです。その起源として、仏教と神道で異なる説を提唱していることが特徴的です。

仏教では、日蓮が千葉県の小早川家に滞在していた1235年11月の酉の日、夜中に空を見上げると鷲妙見大菩薩(わしみょうけんだいぼさつ)が鷲の背に乗って現れるのを見たことが起源になっています。その際に、国家の繁栄を予見するかのごとく金星が光り輝きました。以来、11月の酉の日に祭りを開催するようになりました。

一方、神道では日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東夷遠征時に、埼玉県久喜市の鷲宮神社で戦勝祈願を行ったことが起源になっています。無事勝利した後、酉の日に熊手を持って礼参りを行い、以来飾られた熊手を売る酉の市に発展していったと言われています。

 

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酉の日は毎年異なるため、去年と同じ日に今年も酉の市が開催されるとは限らないので注意が必要です。酉の日は周期的にやってくることもあり、年によって酉の市が2回開催される年と、3回開催される年があります。複数回の酉の市に対しては、順番に一の酉、二の酉、三の酉、のように呼んでいきます。なお、三の酉がある年は火事が多いと言われています。

通常はこのように11月に開催されるお祭りなのですが、氷川神社の酉の市は大湯祭の本祭にあたる12月10日に立つ市を指し、「十日市(とおかまち)」とも呼ばれます。大宮氷川神社の酉の市では、神社境内や参道周辺におかめや招福に纏わる縁起物を飾った「縁起熊手」を売る露店をはじめ、約1000件もの露店が立ち並び夜遅くまで大いに賑わい、各地の酉の市と同様、日本の年末の風物詩の1つとなっています。

日時

開催日程:12月10日

開催時間:10:00~22:00(車両通行止め時間)

アクセス

・電車の場合

JR大宮駅東口より徒歩約15分
東武アーバンパークライン(東武野田線)北大宮駅」より西駐車場まで徒歩約10分

・自動車の場合

さいたま新都心西ICから約15分
岩槻ICから約20分
※大湯祭十日市(12月10日)の日は西駐車場が閉鎖しているため、周辺のパーキングエリアを利用することをおすすめします。

混雑情報

大湯祭では、酉の市の立つ前日の12月9日から大規模な交通規制が行われます。また、神社駐車場は全面閉鎖となりますので、車ではなく公共交通機関等で参詣されることをおすすめします。

本祭である10日も含め、期間中は大変な混雑が予想されるため、大宮氷川神社公式ホームページなどで事前に経路を確認しておきましょう。

大宮・氷川神社の酉の市(大湯祭)の特徴

 

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今日は年に一度の楽しみ、大宮氷川神社の十日市(とおかまち)に行ってきました。 今年は呑むメインだったのであまり撮影しなかったです(笑)でも参道から氷川神社に行く道のりは窮屈ではありますがワクワクしっぱなし。やはりこの瞬間を体験すると年の瀬を感じますね。 子供達は二人とも試験期間中なのでLINEにお土産何がいい?と、聞いたならば娘は綿あめとな…大混雑の中潰れてはならないと抱きかかえるようにリラックマの綿あめを死守しながら、酉の市を堪能し、大宮公園で甘酒と熱燗。モツ煮とジャガバターと玉こんにゃくetc…寒空の下乾杯して、リラックマ綿あめを抱えて満員電車に乗って帰りましたとさ。 あー恥ずかしかった。 . おつかれちゃん。 . *. #氷川神社 #酉の市 #大湯祭

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大宮氷川神社の酉の市では数多くの露店が並び、その規模は関東でも屈指と言われています。そして中でも大きな特徴はやはり、縁起物の熊手でしょう。

ここでは、大宮氷川神社の酉の市の特徴や魅力についてご紹介していきます。

酉の市といえば熊手!縁起物で福招き

「大宮氷川神社酉の市最大の特徴は熊手!」と多くの参詣者が挙げるほど、こちらの酉の市では熊手が大宮の年末には欠かせない風物詩となっています。

特に12月10日の本祭では、「福熊手」「福財布」「福種銭」といった1年の中でもこの日にだけ授与される特別な縁起物があるため、これらを目当てに参詣する人々も少なくはありません。

また、神社の参道で売られているものの中にも大判小判・宝船に乗った七福神など、様々に装飾が施された豪華絢爛な熊手が所狭しと並びます。熊手が売れる度にその露店の前に人が集まり、購入した参詣者の家内安全や商売繁盛を願って手締めが行われます。

手締めの声と拍手の音が露店の居並ぶ境内の至る所で響き渡り、きらびやかさの中にも活気や翌年への期待感を肌で感じられるのが、酉の市の最大の魅力です。

露店はなんと1000店以上!大賑わいの大湯祭

参道には前述したように熊手をメインとした露店が多く、店によって趣の異なる熊手を眺めて歩くだけでも見ごたえのある光景です。ただし、熊手の購入は参拝と露店を楽しんだ後にすることをおすすめします。というのも、当日は相当な大賑わいとなるためです。

お目当ての熊手の他にも縁起物の招き猫やだるまを売る露店をはじめ、決して広くはない参道に並び立つ露店は1,000件以上あります。中にはイカ焼きやチョコバナナのようないわゆるテキ屋系の露店も多く軒を連ねます。露店の食べ歩きだけでも充分楽しめるのは、数ある露天市の中でも最大規模を誇る大宮氷川神社の酉の市ならではです。

このような情報を事前に得ておき、どの順番でどこを回るかといった動き方も事前に考えておくと、賑わいに富んだ酉の市をより深く楽しむことができますね。

大宮・氷川神社の酉の市(大湯祭)の見どころ

ここまでは本祭に立つ酉の市の有名どころである露店や縁起物の熊手についてご紹介してきました。

次は、あまりクローズアップされていない部分の見どころをご紹介します。

神社のかがり火にあたって無病息災、火防の御神徳にあずかろう

11月30日から12月9日に行われる大湯祭の神事「前斎」の期間中は、毎夜19時半にかがり火が焚き上げられます。

境内に太鼓の音が鳴り響くと本殿から神職がやってきて火打石で火を灯し、その後20時になると白装束に身を包んだ神職が提灯を持ち、楼門(社寺の入口にある二階造の門)から拝殿へと行列をなし向かって行きます。そのまま本殿をはじめ、御嶽神社や天津神社など大宮氷川神社に併設されている多くの神社へお供えをして周る、というのが前斎のおおまかな流れです。

これはかつての火祭りを現代に伝える祭事であり、この灯されるかがり火にあたると無病息災や火防の御神徳(ご加護)にあずかることができると言われています。

氷川神社に隣接!初冬の大宮公園を散策しよう

大宮公園は、明治18年に大宮氷川神社の境内地の一部を官営化し開設された、県内初となる県営公園です。130年以上にも渡る歴史の中で拡張や整備が行われ、現在に至るまで桜の名所やスポーツ拠点として親しまれてきました。

大宮氷川神社に隣接しているこの公園では「年間開花スケジュール」を公開しており、大湯祭が行われる12月頭の時期には例年ツバキの花が見頃を迎えます。運が良ければツワブキも見られるかもしれません。また、同様に公開されている「園内花マップ」ではどこで花や紅葉が見られるのかを、周辺施設の場所とともに記載しています。

大湯祭で賑わいを楽しんだ後に、そうして初冬の大宮公園の自然を満喫してみるのもなかなか乙なものかもしれません。

大規模な大湯祭で歴史ある神事を体験しよう!

大宮氷川神社の酉の市(十日市)は大宮の年末に欠かせない行事の1つです。しかしテレビ中継などで酉の市の様子を見聞きしたことはあっても、それが大湯祭という特殊神事の一環で行われているということまで知っていた方はそう多くはないのでしょう。

数えきれないほどに立ち並ぶ露店を楽しみつつ、かがり火や縁起物でご利益も得られる大宮氷川神社の大湯祭。是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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