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北海道民には「お花見ジンギスカン」が常識ってホント!?

北海道民には「お花見ジンギスカン」が常識ってホント!?

東京でも桜が開花し始め、本格的なお花見シーズンに突入しました。お花見といえばお弁当を広げ、三色団子や桜餅を食べるイメージがあります。しかし、北海道ではなんとジンギスカンを食べる文化があるそうです。この記事では北海道流のお花見の楽しみ方について解説します。

北海道のお花見は「桜の下でジンギスカン」が普通って本当?

北海道流のお花見の定番は、桜の下で豪快にジンギスカンを焼いて食べること。花見シーズンには火気の使用ができる公園もあり、道民にはお花見ジンギスカンは恒例行事となっているようです。

「お花見ジンギスカン」は、いつ、どのように始まった?

お花見ジンギスカンのルーツは、北海道を代表するブランド、「松尾ジンギスカン」が始めた公園での試食販売といわれています。松尾ジンギスカンは北海道滝川市の株式会社マツオが製造するジンギスカンのブランドです。昭和30年頃、松尾ジンギスカンがお花見で賑わう滝川公園でジンギスカンの試食販売を行ったところ大盛況となりました。この「滝川の花見ジンギスカン」が道内で広まり、北海道でのお花見にジンギスカンが定番化したようです。

 

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北海道の桜やお花見の名所をご紹介!

・五稜郭公園(函館)
五稜郭は、函館を代表するお花見スポットです。星形五角形の西洋式城塞跡など歴史的な名所が、満開の桜で彩られる光景は圧巻の美しさ。見ごろの終わりに、散った花びらが堀の水面を桜色に埋め尽くすさまも見事です。
また、五稜郭公園内は「花見電飾」が行われている期間のみ一定のエリアで火気使用が解禁され、コンロや鍋を持ち寄ることができます。まさに、花見ジンギスカンを楽しむための心遣いといってよいでしょう。
さらに、五稜郭タワーに入っている和食店「四季海鮮 旬花」では、食材・器材などのセットプランを1人2,200円から提供。準備も後片づけも必要なしで最高のジンギスカンを楽しむことができるのです。
残念ながら現在は新型コロナウイルスの感染対策により、電飾の中止、火気禁止、飲酒宴会禁止、食べ歩き禁止となっています。来年以降の開催を期待しましょう。


・円山公園
札幌の花見の名所といえば、円山公園です。広大な園内にエゾヤマザクラやソメイヨシノなど約150本の桜が植えられています。広場や遊具もあり子供連れのファミリーや団体ツアーにも人気のスポットです。
事前予約すれば、コンロや炭などの貸出サービスもあり、ジンギスカンの材料も松尾ジンギスカンをはじめ近所のお肉屋さんからデリバリーが可能。桜の木の下でジンギスカンを楽しむことができます。今年の花見ジンギスカンは禁止になっている訳ではないものの、札幌市より大人数での飲食は控えるよう通達があります。感染状況を考慮しながら節度を持って楽しみましょう。
また、円山公園でジンギスカンが楽しめるのは例年4/29~5/6、時間は9:00~20:00、火気使用可能エリア内のみです。日にちや場所を間違えないように注意しましょう。なお、新型コロナウィルスの影響により内容に変更がある可能性があります。事前に公式サイトなどで確認しましょう!


・中島公園
歓楽街すすきのの南に位置する中島公園は、ゆったりとした時間が流れる都心のオアシス。夏は「札幌まつり」の会場としても有名ですが、実は桜の名所としても有名です。
園中央に位置する菖蒲池を囲むように咲き誇るエゾヤマザクラ・ソメイヨシノ・千島桜・しだれ桜・八重桜などを楽しめます。また、豊平館や日本庭園など、歴史的建造物と桜の美しさが見事に調和しているさまは必見です。ボートレンタルサービスや子どもの遊具なども充実しているので、カップルで行っても家族で行っても楽しめるでしょう。
中島公園では火気使用厳禁なので花見ジンギスカンはできません。しかし、中島公園周辺には美味しいジンギスカン店が点在しているので、探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、北海道流のお花見ジンギスカンについて解説しました。本州の人からすると一風変わった組み合わせだと思いますが、美しい桜のもとでジンギスカンを豪快に焼いて食べるイベントは開放感抜群。北海道民にとって定番になるのもうなづけます。道民以外の皆さんも、美味しいお肉と共に春を楽しんでみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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