Now Loading...

4年ぶりの本格開催!2023年の仙台・青葉まつりは?市内各地を踊り巡る「すずめ踊り」参加レポート!

2023/5/18
2023/5/18
4年ぶりの本格開催!2023年の仙台・青葉まつりは?市内各地を踊り巡る「すずめ踊り」参加レポート!

杜の都・仙台を彩る伝統の祭り「仙台・青葉まつり」が、5月20日と21日に開催されます。4年ぶりの本格開催となる2023年は、「ありがとうを込め、再興の伊達時代まつり」がテーマ。
この記事では、2019年の開催レポートとあわせて、2023年の「仙台・青葉まつり」の情報をお届けします。

仙台・青葉まつりの見どころは宵まつりの「すずめ踊り」!

5月18日(土)、元号が令和に変わってはじめての「仙台・青葉まつり」宵まつりへ参加してきました!毎年5月の第3土曜日に行われる宵まつりは、仙台市民が市内各地で踊りまくる一日です。その見どころは、なんと言っても「すずめ踊り」!4500人が乱舞し仙台の夜を盛り上げます。
ところで、なぜすずめ踊りと言う名前なのでしょうか?すずめ踊りの由来は、仙台を拠点としていた戦国武将、伊達政宗の時代にまで遡ります。江戸時代になったばかりの1603年、仙台城の竣工パーティーに参加していた泉州堺(いまの大阪府堺市)から来ていた石工がすずめがついばむようにテンポよく踊っていた姿と、伊達家の家紋が「竹に雀」であったことから「すずめ踊り」と呼ばれるようになり今に伝わっているそうです。

市内各地にすずめ踊りのステージが出現

仙台・青葉まつり期間中は、仙台市内各所にすずめ踊りのステージが用意されています。

こちらは仙台駅構内。新装開店できれいになった2階の東西自由通路を会場に、派手に踊っています!ちなみに左手にある赤い旗の上部のマークが伊達家の家紋「竹に雀」です。

こちらは仙台駅前に広がる商店街「ハピナ名掛丁」の入口です。ここから仙台市役所の側の勾当台公園まで、各所ですずめ踊りが見られます!

一番町でもすずめ踊り!

一列に揃って進んでくる姿はカッコいいです!

山鉾も仙台・青葉まつりの名物!

仙台・青葉まつりはもともと仙台市内に70基を越える山鉾が出て、街を勇壮に廻るのがメインのお祭りだったそうです。戦後になっても続いていたそうですが、高度経済成長期の道路事情の変化などの影響から次第に行われなくなっていったそうです。それが復活したのが1985年。伊達政宗の没後350年を祈念して市民が復活させ今に続いています!

現在街を彩る山鉾は11基。こちらは仙台の老舗デパート、藤崎さんのものです。商売繁盛のえびす様が乗っているのがいいですね!

こちらは仙台のメディア6社が集まって作った山鉾です。普段はライバル同士でも、お祭りの時は一致団結します。大黒天が乗っています!

こちらの唐獅子が乗っている山鉾は、仙台藩御用達のお酒を造ってきた勝山さんのもの。

仙台・青葉まつりのメインストリート「定禅寺通」へ

普段から仙台市民の憩いの場となっている定禅寺通(じょうぜんじどおり)。木々が生い茂り、杜の都の名を表現する仙台のオアシスのような場所です。仙台・青葉まつり期間中は、通行止めとなり、お祭りのメイン会場となっています!

各団体が披露するすずめ踊りを間近に見られるのも定禅寺通です!

子どもたちによるすずめ踊りも見事です!

勾当台公園でご当地グルメを楽しむ!

仙台市役所の隣にある勾当台公園。仙台・青葉まつりのメイン会場「定禅寺通」とも面しているアクセス抜群の公園は、お祭り期間中のグルメの宝庫になっています!
三陸・宮城県のうまいものが盛りだくさん!仙台名物の牛タンに長なす、旬を迎えたホヤまで勢ぞろいです。お祭りにはおいしいものも欠かせないですよね!

勾当台公園内にもすずめ踊りのステージが用意されているので、食事やビール片手にすずめ踊りを見ることもできます!

今年から国分町でも踊ります

東北最大の歓楽街として知られる「国分町」。今年からこちらもすずめ踊りの会場に加わりました。艶やかなネオン街の中で踊るすずめ踊りは新名所になりそうですね!

すずめ踊り発祥に関係のある大阪・堺からも踊りに来ています!

宵流しを見て、総踊りを待つ

日も傾いてくると20時前に行われる総踊りへ向け、宵まつりの勢いは最高潮に向かっていきます!定禅寺通ではお昼過ぎから各団体によるすずめ踊りが続いているので、それを見ながらクライマックスの総踊りを待ちます。

仙台の街中にお囃子、太鼓の音色が響き渡ります!

宵まつりのクライマックスは自由に参加できる「総踊り」!

日もすっかり落ちた19時をすぎると、いよいよ宵まつりもクライマックスです。午後の間ずっと行われていた宵流しが止まり、木遣りの奉納が行われます!

先頭は伊達政宗率いる伊達武将隊!すずめ踊りが再開されます。

東日本大震災の復興を祈念して造られた3基の宵山鉾も定禅寺通に入場して、すずめ踊りを盛り上げます!

暗くなってからのすずめ踊りは、昼間とはまた違った顔を見せてくれます。

宵山鉾が定禅寺通を巡り終えると、いよいよ総踊りです!総踊りは会場にいる人全員が自由参加できます!

総踊りに合わせ、こちらのうちわが配られました。これで誰でもすずめになれますね!

私も総踊りに参加させてもらいました!老若男女、いろんな国の人が入り混じってのすずめ踊りで盛り上がります!

20時になり、青葉まつり一日目の宵まつりが終了の時を迎えます。最後は仙台らしく「伊達の一本締め」で締められました!

仙台・青葉まつりの宵まつり、いかがでしたでしょうか?
一日中楽しめてだれでも気軽に参加できるお祭りなので、ぜひ来年は参加してみてください!

2023年開催情報

「第39回仙台・青葉まつり」

開催日:2023年5月20日(土)・5月21日(日)
開催場所 :市民広場演舞場・定禅寺通・錦町公園・勾当台公園ほか

宵まつり
5月20日(土) 10:00~20:00
・開祭式典:市民広場/10:00~11:30
・市民広場ステージ:市民広場/11:30~20:00(無料観覧席720席)
・すずめ宵流し会場:定禅寺通/14:00~19:30(すずめっこ1000人祭連は15:30~16:00)
中央通、一番町通の流し踊り、緑化フェアサテライトステージ(川内追廻)も実施
・宵山鉾巡行と仙台木遣り:定禅寺通18:15~19:30
・杜の市:勾当台公園ほか/10:00~20:00
・山鉾拝覧会一番町通/13:00~14:15(受け付け時間)など

本まつり
5月21日(日)9:00~17:00
・市民広場ステージ:市民広場/10:00~17:00(無料観覧席720席)
・すずめ踊り会場:定禅寺通/14:55~16:30
中央通の流し踊り、緑化フェアサテライトステージ(川内追廻)も実施します。
・政宗公神輿渡御:青葉神社~通町~定禅寺通/往路9:00~10:30 復路14:15~15:00
・時代絵巻巡行(神輿~時代行列~山鉾巡行~すずめ踊り大流し)
青葉通/12:00(藤﨑前発)~東二番丁通り~定禅寺通~15:00
・伊達古式火縄銃演武式:定禅寺通(西側)/12:00~13:05
・仙台消防伝統階子乗り:定禅寺通(東側)/12:15~12:45
・杜の市:勾当台公園ほか/10:00~17:00 など

せんだいメディアテーク・まつり交流広場
【SAMURAI~戦国武将甲冑展&市民広場ステージライブ配信】
日時:令和5年5月20日(土)14:00~20:00・21日(日)10:00~16:00
会場:せんだいメディアテーク1階オープンスクエア

【まつりde学び座「伊達政宗と徳川家康」ー戦国を生き抜いた二人の武将ー】
日時:令和5年5月20日(土)13:00~14:00(開場12:30)
会場:せんだいメディアテーク1階オープンスクエア

詳しくは公式サイトをご確認ください。

タグ一覧