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国営昭和記念公園「秋の夜散歩2022」開催!水面に映る日本庭園が圧巻

2022/11/12
2022/11/12
国営昭和記念公園「秋の夜散歩2022」開催!水面に映る日本庭園が圧巻

「国営昭和記念公園」は、東京都立川市と昭島市にまたがる大規模な国営公園。ここでは2022年11月3日~11月27日の間、日本庭園にて「秋の夜散歩(あきのよさんぽ)」というライトアップイベントを開催しています。

日本庭園の池に紅葉した樹々や建物が映り込み、まさに秋の絶景! それだけでなく、カラフルな和傘、秋風に揺れる風鈴、金色のイチョウ並木など見どころいっぱいの、「秋の夜散歩」をレポートします!

池に映る日本庭園の美

国営昭和記念公園の奥まったところに位置する日本庭園。ここでは2019年より「秋の夜散歩」が開催されています。2022年は第3回目となります。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

この日本庭園の中央には、東西に細長い池があります。池の周りは木々に囲まれているのですが、ライトアップされた紅葉と建物が逆さまに写り込み幻想的な光景に!

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

近年はこのような、水面や鏡のような床への映り込み(リフレクション)が人気です。ここでも多くの人がこのリフレクションを写真に収めていました。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

池の周囲は一周ぐるっと歩くことができますが、どこが見どころとは言い難いほど、どこから見ても美しい眺めが広がります。その中でも、ぜひ!というポイントを、順路にあわせてご紹介します。

順路は、南門を入って池の周りを西側から時計回りに進むように設定されています。池の北側に回ると、ライトアップされた休憩棟の清池軒が池に映り込み、白く輝いて見えます。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

池の反対側を見ると、雪吊りの松も池に映り込んで、いかにも日本庭園らしい雰囲気。
奥に見える白い木橋も景色に映えます。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

さらに順路に沿って池の東の方に進むと、三脚使用可能スポットがあります。
基本的に、夜間の日本庭園では三脚の使用は不可ですが、この1カ所だけは三脚使用OK。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

このあたりからは、清池軒と、集合棟の歓楓亭を少し遠くから見ることができます。2つの建物を包むような紅葉も見どころ。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

池の東の端にある木橋もフォトジェニックポイント。真っ白い橋がそのままに池に映り込み、夜に見るとほとんど境目がわかりません。なお、この木橋は日中は渡れますが、夜間は通行止めになります。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

ぐるっと池を回って、池の南側の清池軒の近くまで戻ってくると、こちら側にもフォトスポットが。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

ここにはカメラ台があり、三脚代わりに使うこともできるし、オートシャッターにして風景と一緒に記念撮影することもできますよ。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

庭園を彩る華やかなディスプレイ

一番注目度が高いのはリフレクションですが、見どころはそれだけではありません。
通路の一部はカラフルな和傘で彩られています。さすが日本庭園に和傘は似合いますね。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

こちらは池の南側の芝生広場のディスプレイ。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」  国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

芝生広場の池寄りには、風鈴のトンネルも設えられています。
秋の風鈴って、季節外れですよね。でも、寒い中涼やかな音が鳴り響くその違和感が、より現実離れした雰囲気を際立たせるように感じました。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

庭園内を照らす明かりも、すだれを被せて柔らかな光を演出していたり、竹の中で紅葉と一緒に輝いていたり。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

ライトアップ前後を見比べてみるのも面白い!

ライトアップの美しさが評判ですが、昼は昼でとても美しい紅葉が見られます。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

「秋の夜散歩」での夜間の日本庭園観覧には事前に専用チケットの購入が必要(空きがあれば当日販売もあり)ですが、国営昭和記念公園に入るための入園券も別途必要です。どうせなら明るいうちに来て、昼間の景色を見ておくと、昼と夜の違いも楽しめておすすめです。

同じようなアングルから、ライトアップ前後の写真を撮り比べるのも楽しいですよ。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

 

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

昼間の景観も、見ないのはもったいない美しさでした。
昼間からの入園が難しい場合は、「秋の夜散歩」開始直後に入れば、ほんのり明るさの残る庭園も楽しめますよ。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

昼の紅葉はどんな感じ?過去のレポート記事はコチラ

「かたらいのイチョウ並木」もライトアップ

「秋の夜散歩」開催中は、日本庭園以外にもう1つのライトアップスポットがあります。それは、日本庭園から徒歩10分ほどの「かたらいのイチョウ並木」。

「かたらいのイチョウ並木」は、約300mの直線の遊歩道の左右に計98本のイチョウが並ぶ人気スポット。紅葉のピーク時には見事な黄金の遊歩道になります。ここをさらに金色にライトアップ!
なお、「かたらいのイチョウ並木」だけなら、国営昭和記念公園に入るための入園券だけで見ることができます。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

下は昼間の写真です。イチョウ並木の端(入園口に近い方)にはレフ板が置かれているのですが、これをどのように使うのかといいますと…

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

ここでもリフレクション写真が撮れてしまうのです!

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」

他では撮れない写真が撮れる人気の撮影スポットです。筆者が訪問したのは平日でしたが、昼間は5組くらい、夜は20組くらい並んでいました。混雑する日ならかなりの列ができそうです。

なお、この「かたらいのイチョウ並木」は、立川口を入ってすぐのところにある「カナールのイチョウ」とは違います。国営昭和記念公園のイチョウ並木と聞いて「カナールのイチョウ」を想像する方も多いので、間違えないようにお気をつけください。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」立川口に近い「カナールのイチョウ」。こちらはライトアップはありません。

「秋の夜散歩」開催概要

「秋の夜散歩」開催中の16:30~21:00は、入退園、駐車・駐輪場所が西立川口(土日祝日は砂川口も利用可能)に限定されます。
電車の場合、JR西立川駅から西立川口までは近いのですが、日本庭園は西立川口から徒歩で30~40分かかります。時間に余裕をもって行動してくださいね。

チケットは、来場日の1週間前~当日まで専用サイトで購入できます。
空きがあれば、当日16~20時に園内の「こもれびの家」にて窓口券の購入も可能です。

【国営昭和記念公園「秋の夜散歩」】
開催期間:2022年11月3日(木・祝)~11月27日(日)
点灯時間:16:30~20:30(閉園時間21:00)
夜間の日本庭園入場券:
●事前販売(WEB券)大人1,000円、小中学生500円
●当日販売(窓口券)大人1,200円、小中学生600円
※公園入園料が別途必要です。

国営昭和記念公園「秋の夜散歩」公式サイト

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