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ボクシングはどうやって今の形になった?歴史やルールなど解説

ボクシングはどうやって今の形になった?歴史やルールなど解説

日本人選手の中からも続々と世界チャンピオンが誕生し、近年注目が高まる「ボクシング」。
そんなボクシングですが、アマチュアとプロでのルールに違いがあるのはご存じでしょうか。

この記事では、そんなボクシングの歴史やルールについて解説します。

ボクシングの成り立ち

ここでは、ボクシングの変遷や階級ごとに付けられた名称をご紹介します。

古代ボクシングから近代ボクシングへの変化

ボクシングの成り立ちには諸説ありますが、紀元前688年の古代ギリシャで行われていたオリンピックにはボクシングの原型があったという記録があります。
古代ボクシングはグローブに鉄の鋲を仕込んで戦う壮絶なもので、ローマ時代に入ってからは「ピュージリズム」との名前で行われていましたが、ローマ教皇によって禁じられました。

そこから時を経て、16世紀のイギリスで再度注目され、賞金をかけた試合が行われるようになりました。

この時代、名声を馳せたジェームズ・フィッグ氏がボクシングジムを開設し、選手の育成環境を用意。近代ボクシングへの礎が築かれはじめます。

中でも、フィッグの門下生であるジャック・ブロートン氏が考案したルール「ブロートンコード」は、何でもありだったボクシングから、噛みつきや投げ飛ばしの禁止、判定や採点方法、賞金の取り決めなど初めて文書として明確にしましたが、浸透しない状況が続きました。

その後も紆余曲折ありながら、19世紀中盤に「クイーンズベリー・ルール」という、現在のボクシングの基本ルールを定めたルールが採用されます。それまではパンチ以外の攻撃も平然と行われていたボクシングにおいて、噛みつきや倒れた相手への追撃禁止、判定・採点制度の取り入れ、賞金の配分などについて文書化し、ルールを制定。

このようにして、ボクシングはスポーツとして進化を遂げていったとされています。

 

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1ラウンド3分の理由

ボクシングは、1ラウンドが3分という時間が設定されていますが、3分となった理由は、実はいまだ明らかではありません。

しかし、「人が耐えられる限度が約3分である」という科学的根拠に基づいた説が有力だそうです。

ほかにも、客が飽きずに観戦しつづけられる、丁度いい時間が3分だったという説もあります。

階級別の名称

ボクシングは細かく階級が分かれています。
下にあげているのは2020東京五輪の男子種目の8階級ですが、大会や団体によって変わります。

・フライ級
・フェザー級
・ライト級
・ウェルター級
・ミドル級
・ライトヘビー級
・ヘビー級
・スーパーヘビー級
※上から下へ軽量級から重量級の順になります。

また、男女で階級ごとの体重も違います。

ボクシングを連想させる喧嘩祭り「脇岬祇園祭」

 

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長崎県では、毎年8月の第1土曜日と日曜日の2日間にわたって、脇岬祇園祭という本当に殴り合いの喧嘩をする喧嘩祭りが開催されています。

一見すると物騒なイメージの脇岬祇園祭ですが、実は江戸時代から続く由緒あるお祭りです。
喧嘩の際は石や棒といった武器の使用が禁止されているため、ある意味安全かもしれません。

ちなみに、喧嘩祭りは翌年の脇岬祇園祭で当番となる町へ引き継ぐ際に行われ、祭りの後は全員で楽しくお酒を飲み交わすという決まりがあります。
祭りが終わったら悔恨なし!なんとも男らしいお祭りですね。

※例年の内容を参考にご紹介しています。今年は規模や内容を縮小・変更、または中止の場合もあるため、詳しくは主催者からの情報をご確認ください。

まとめ

この記事では、ボクシングの歴史やルールについて解説と、リアル殴り合いが勇ましい「脇岬祇園祭」についてご紹介しました。

現在、男子・女子ともにの現役世界チャンピオンの日本人ボクサーが多く存在します。

今後も、タイトル防衛戦や挑戦者のタイトルマッチでの盛り上がることは間違いナシです!

今回ご紹介したルールの違いや歴史などを振り返りながら観戦すれば、よりボクシングを楽しむことができますよ。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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