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あなたはいくつ知ってる?意外な全国の七夕の行事食3選!

更新日:2024/3/8 高橋 佑馬
あなたはいくつ知ってる?意外な全国の七夕の行事食3選!

七夕とは?

7月7日は七夕(たなばた)!この時期になると街中から「ささの葉さらさら~」と七夕の童謡も聞こえてきますよね!そもそも七夕とは、どのような日なのでしょうか?

七夕は、ひな祭りの上巳の節句やこどもの日の端午の節句と並ぶ五節句の1つで、七夕(しちせき)の節句とも呼ばれる季節の節目の日。実は日本だけでなく、中国や韓国、ベトナムなどでも行われている行事の日です。日本では織姫と彦星が天の川を渡り、一年に一度の出会いを果たす日としても知られていますよね!

七夕は伝統行事と言うことで、日本各地で発展してきた七夕にまつわるご当地行事食が存在するとか!今回はその中から3つをピックアップしてご紹介していきます!

上越・笹寿司

1つ目にご紹介するのがこちら!新潟県上越地方の笹寿司です!

笹寿司

笹寿司は北陸で新潟県の上越地方を中心に伝わる伝統食で、笹の節句との別名から七夕の日が「糸魚川 七夕は笹ずしの日」として制定されています。特に力を入れて笹寿司のPRを行っている糸魚川市から、笹寿司をお取り寄せしたのでその内容をレポートしていきます!

笹寿司

蓋を取り、箱の中身を見ると登場したのがこちら!カラフルで美しい光景が飛び込んできました!

笹寿司

笹寿司は、その名の通り笹の葉の上にご飯と具材が置かれているのが特徴的です。もともとはハレの日の料理としてつくられた郷土料理になります。歴史的には戦国武将の上杉謙信が関わっているとも言われ、防腐効果の高い笹の葉で巻かれたご飯が、保存食として重宝され、戦の行軍の際に携帯食とされていたと言う話も伝わります。

笹寿司

具材には鮭やきゃらぶき、みょうがにくるみ、ぜんまいやフキの茎など、地元の食材がたくさん使われているのも郷土食らしさを感じますね!

笹寿司

片手で簡単に食べられるサイズと言うのも嬉しいところ。特に今回お取り寄せした小竹食品さんの笹寿司は、3口で3つの具材を食べ分けられるようにしてあるところもユニークです!

実際に食べて見ると、まず口元にやってくる爽やかな笹の葉の香り。そしてパクっと食べると酢飯と具材が口の中で合わさり、どこか懐かしい味が広がります!食べる場所ごとに山の幸、海の幸と楽しめる具材は変わりますが、共通しているのは家庭的な地域を感じられる味付け。なんだかほっこりするお寿司ですね!

笹寿司

新潟・上越の伝統行事食、笹寿司をぜひ食べてみてください!

笹寿司

■ご紹介した商品

【商品名】笹寿司10枚入

【価格】1274円(税込) ※送料別

【購入先】小竹食品オンラインショップ「笹寿司の里.com」

仙台・笹かまぼこ

2つ目にご紹介するのは、仙台名物の笹かまぼこです!こちらも笹の節句から七夕の日が「笹かまの日」に定められ、よく食べられています!

笹寿司

笹かまぼこの由来ですが、豊かな漁場を持ち水産業が盛んな宮城県において、明治のはじめの豊漁期にその魚の活用と保存のためにつくられたのがはじまりと言われています。その時に出来上がったのが今に伝わる笹の葉形。それ以来宮城県を治めていた伊達家の家紋「竹に雀」に因んで、笹かまぼこと呼ばれるようになって行ったそうです。

こちらは仙台に拠点を構え、都内にもお店がある鐘崎さんの笹かまぼこです!

笹寿司

季節に合わせた変わり種の笹かまぼこも人気があります!七夕のこの時期はとうもろこしが使用された笹かまぼこがありました!左側がとうもろこしで、右側は通年人気があるチーズ入です!

笹寿司

それでは実食レポでさらに笹かまぼこの魅力を掘り下げていきます!(実は筆者は仙台生まれなので、今までに何枚食べたか分からないくらいなのですが笑)

まずプレーンの笹かまぼこですが、こちらはザ・笹かまぼこと言う王道を行く味を楽しめます。魚の旨みが凝縮された味わいに、焼きが入り少しパリッとした表面としっとりした中側を食べ進めれば、病みつきになること間違いありません!気づけば1枚食べ終わってしまっていることでしょう。次にとうもろこしは夏らしいフレッシュさを感じられ、チーズは濃厚な味が意外にも魚に合います!ぜひ食べてみてください!

■ご紹介した商品

【商品名】大漁旗、季節のかねささ とうもろこし、味ささチーズ

【購入先】牛タンかねざき 大丸東京店

なお笹かまぼこが有名な仙台では、旧暦の七夕の時期に合わせて毎年8月6日から8日の三日間に「仙台七夕まつり」が行われています!大きな七夕飾りが街中を彩るお祭りです。詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!

仙台七夕2020。祭りは中止だが、市内各店舗の七夕飾りに感じる心意気!

 

松本・七夕ほうとう

3つ目にご紹介するのは、長野県松本市周辺で旧暦の七夕の時期に食べられる「七夕ほうとう」です!伝統的にお盆を迎えるための作業を終え、親戚一同で食べる朝ごはんがこの七夕ほうとうだったんだとか。ほうとうと名前が付いていますが、山梨のほうとうとは違い汁がありません。麺を茹でたら水を切り、あんこを絡め、冷やして食べると言うこちら。暑い時期に涼しさをもたらしてくれる郷土食なのですね。

JA長野県女性協議会さんのinstagramで紹介されていますので、ぜひご覧ください!

 

今回は新潟県上越地域から「笹寿司」、宮城県仙台市から「笹かまぼこ」、長野県松本市から「七夕ほうとう」をご紹介しました!ぜひ七夕に合わせて、地域の行事食を食べてみてください!

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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