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極楽浄土に咲く慈しみ深いハスの花
人間の死後にはどのような世界が広がっているかは誰にもわからないながらも、極楽浄土を願わない人はいないでしょう。ハスは極楽浄土に咲く花とされ、多くの人から慈しまれています。栃木市の北西部の「つがの里」にはハス園が設けられ、例年6月中旬から7月上旬にかけて大輪の花を咲かせ、「つがの里ハスまつり」が開催されています。2020年は6月13日、14日が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となりました。イベントを楽しむことはできませんが、マスクを着用してソーシャル・ディスタンスをキープしながらハスの花を鑑賞することができます。
極楽浄土に咲く花とされるハス
つがの里のハス園
エリアを分けて植栽されるハスとスイレン
「つがの里」は、東京ドーム5個分の広大なエリアに広がる公園です。園内には、ふるさとセンター、ファミリーパーク、ふれあいの森、聖地公園などが整備され、ハス園は敷地の東部、東北自動車道に接するように設けられています。幅約50メートル、長さ150メートルのエリアがハスの花園となります。
「つがの里」の園内マップ
東北自動車道の下に設けられた「つがの里」第一駐車場
第一駐車場の北に接するハス園
幅約5050メートル、長さ150メートルのハスの園
ハス園は、スイレンとハスが育つエリアがバランスよく分けられ、同種の植物であっても大きな違いがあることに気づくことでしょう。
スイレンとハスが育つエリアがバランスよく分けられるハス園
スイレンとハスが育つエリアがバランスよく分けられるハス園
スイレンとハスが育つエリアを分ける木道
異なる特徴をもつハスとスイレン
ハスは水面に浮く葉に加えて人間の身長を超えるような高さにも大きな葉を広げ、水面から遥かに高い位置で花を咲かせます。ハスのエリアでは子どもばかりでなく背の高い大人の姿も見失ってしまいそうです。
背の高いハスが育つエリア
背の高いハスが育つエリア
大人の背丈ほどの高さで花を咲かせるハス
大人の背丈ほどの高さで花を咲かせるハス
スイレンは背丈が低く、葉を水面に浮かせるばかりでなく、水に接するように花を咲かせます。
水面に接するように花を咲かせるスイレン
水面に接するように花を咲かせるスイレン
水面に接するように花を咲かせるスイレン
ハス園には歩きやすい木道が設けられているので、約3,000本のハス、スイレンの花を眺めながら散策をすることができます。
ハス園に設けられる木道
中央には四阿が設けられ、周囲は360度のパノラマでハス、スイレンの花で覆い尽くされています。
ハス園の中央に設けられた四阿
ハス園の中央に設けられた四阿
ハス園の水辺に異なる彩りを添えるアジサイ
ハス、スイレンの花が密集するハス園の北では、アジサイが同じ時期に開花し異なる彩りで水辺を包んでいます。
ハス園の北から水辺を彩るアジサイの花
ハス園の北から水辺を彩るアジサイの花
ご当地グルメが味わえるふるさとセンター内の農村レストラン
ハスは花を鑑賞するばかりでなく、太くなった地下茎はレンコンとして食べることができます。ハス園から北に繋がる緩やかな坂道を上ったところに建つふるさとセンターの農村レストラン桔梗が設けられています。ハスまつりの期間中には「ハス御膳」がメニューに加わります。他にも地元の特産の小麦を使用した手打ちうどんの「藤糸うどん」や地元産大豆を100%使用した手作り豆腐などのご当地グルメを味わうことができます。
「つがの里」のふるさとセンター
ふるさとセンターの農村レストラン桔梗
ふるさとセンターの農村レストラン桔梗のご当地グルメ紹介
また、ふるさとセンターの売店では、ハスのドライフラワー、生姜などの特産品が販売されています。
ふるさとセンターの売店で販売されるハスのドライフラワー
ふるさとセンターの売店で販売される都賀の特産品の生姜
栃木市の北西部の「つがの里」は、東京ドーム5個分の敷地内にハス園が設けられ、例年6月中旬から7月上旬にかけて大輪の花を咲かせます。ハス園内には、ハスとスイレンがバランスよく植栽され、2種類の植物の大きな違いに気づかされます。
