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「風流踊」ユネスコ登録記念!無料で踊りを観られる「東京都民俗芸能大会」観覧申込み受付中!

「風流踊」ユネスコ登録記念!無料で踊りを観られる「東京都民俗芸能大会」観覧申込み受付中!

第54回「東京都民俗芸能大会」が、新宿文化センター大ホールで、2023年2月4日~5日に開催されます。

東京都民俗芸能大会は、都民に舞台芸術や芸能を身近に感じてもらう「都民芸術フェスティバル」の一環として行われるイベント。「都民芸術フェスティバル」は、2023年1月から3月までの間、オーケストラや民俗芸能など全11分野にわたる様々な演目を都内各所の会場で実施します。

今回の民俗芸能大会は、ユネスコ無形文化遺産に「風流踊(ふりゅうおどり)」の登録が決定したことを記念し、2日間で8団体が踊りを披露します。風流踊とは、鎮魂や疫病退散などの願いを込め、華やかな趣向を凝らした衣装や持ち物を持って、歌や笛などで囃しながら踊るものの総称です。詳しくは解説記事もあわせてご覧ください。

2月4日(土)は14時開演、17時終演予定。5日(日)は13時30分開演、16時30分終演予定。入場料は無料で、東京都民以外でもどなたでも申し込みできます。観覧申込み多数の場合は抽選となり、受付期間は2023年1月6日(金)までですのでお早めに!

登場する踊りの一部をご紹介

ユネスコの無形文化遺産に登録が決定した風流踊は全国で41件。そのうち東京都から対象になった3件の中で「下平井の鳳凰の舞」「小河内の鹿島踊」が今回の大会に登場します。

また、今回ユネスコ無形文化遺産に登録が決まった東北に伝わる風流踊のうち「西馬音内(にしもない)盆踊り」と「鬼剣舞(おにけんばい)」も、東京で継承されてきた日本各地の地方の芸能として、東京の団体により披露されます。ここではこの2件について少しご紹介しましょう。

◎西馬音内盆踊り

今回の東京都民俗芸能大会では、首都圏踊り子会によって披露される「西馬音内盆踊り」。この踊りは秋田県羽後町で毎年お盆の時期に踊られており、徳島の阿波踊り、岐阜の郡上踊りと並ぶ日本三大盆踊りのひとつです。起源は、13世紀に源信という修行僧が蔵王権現(現・西馬音内御獄神社)の境内で行っていた豊作祈願の踊りとされています。

江戸時代に君主を偲んで行うようになった亡者踊りと合流し、喪に服すための頭巾を被りながら踊ることが特徴の一つです。詳しくは、過去に秋田県羽後町からレポートした記事がありますのでぜひご覧ください。

◎鬼剣舞

今回の東京都民俗芸能大会では、「二子流東京鬼剣舞」が披露されます。「鬼剣舞」とは、岩手県北上市や奥州市の複数の地区に伝承され、悪霊退散や五穀豊穣を願って踊る民俗芸能。1200年前に修験道の開祖とされる役小角(えんのおづの)が苦行を行なったのちに大願成就して踊った念仏踊りに始まると言われています。

顔は鬼、髪は馬の毛、そして手には刀や扇を持ちながら舞うことが特徴の一つです。オマツリジャパンには、北上市の「岩崎鬼剣舞」を詳しくレポートした記事がありますので、こちらもぜひご覧ください。

第54回 東京都民俗芸能大会
ユネスコ無形文化遺産記載記念 ~風流踊の世界~

■開催日時:
2023年2月4日(土)14:00開演(13:00開場) 17:00終演予定
2023年2月5日(日)13:30開演(12:30開場) 16:30終演予定
■会場:新宿区立新宿文化センター 大ホール(新宿区新宿6-14-1)
■料金:無料(事前申込が必要)
■観覧申込方法:WEBまたは往復はがき ※WEBは観覧申込みフォームからお申込みください
■申込受付期間:12月1日(木)~2023年1月6日(金)(はがきの場合は消印有効)
■出演団体:
2月4日(土)順不同
・鳳凰の舞保存会(日の出町)
・厳正寺水止舞保存協力会(大田区)
・二子流東京鬼剣舞 ※東京で継承する日本各地の芸能
・秋田西馬音内盆踊り 首都圏踊り子会 ※東京で継承する日本各地の芸能
2月5日(日)順不同
・小河内鹿島踊保存会(奥多摩町)
・花畑大鷲神社獅子舞保存会(足立区)
・浅草寺舞保存会白鷺の舞執行委員会(台東区)
・桜風エイサー琉球風車 ※東京で継承する日本各地の芸能。学生団体
■詳細:都民芸術フェスティバル公式サイト

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