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東北絆まつり2019は福島!令和元年も熱い夏が始まる

東北絆まつり2019は福島!令和元年も熱い夏が始まる

東北絆まつりとは、2016年まで行われた東北六魂祭の後継イベントとして2011年3月11日に発生した東日本大震災の鎮魂と復興を願い、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の代表的な夏祭りが参加し、各県の夏祭りへの集客にも結び付ける大型イベントになります。

開催地は1年交代で東北各県の持ち回りで開催され、福島県では2013年振りの2回目となりますが、東北絆まつりの名称になってからは初めてとなります。今回は東北絆まつりとパレード参加の7ヶ所のお祭りを紹介します。福島市観光案内所などから新情報も入手しましたので是非、予習してみてください!

東北絆まつり2019福島 パレード・概要

開催日:2019年6月1日(土)・2日(日) 公式ホームページ

メイン会場:福島市役所西側駐車場
サブ会場 :JRA福島競馬場、福島大学附属小学校、福島第二小学校、新浜公園

交通規制&臨時駐車場情報出ました!

パレードコース:(国道4号)旭町交差点→仲間町交差点→(市道腰浜町町庭坂線)→福島文化学園前
→仲間町交差点→旭町交差点の往復約2.2kmを練り歩きます。

パレード有料観覧席販売情報

販売券種:通常有料観覧席1,000席
受付期間:5月1日(水)10:00~
購入方法:チケットぴあ
チケットぴあホームページ  ・ぴあ店舗
セブンイレブン店舗(マルチコピー機)
電話予約 0570-02-9999(Pコード入力による、自動音声対応)Pコード:642-294

パレードの内容は、青森ねぶた祭(ハネト)、 盛岡さんさ踊り(さんさ踊り)、仙台七夕まつり(すずめ踊り)、秋田竿燈まつり(竿燈妙技)、 山形花笠まつり(花笠音頭)、福島わらじまつり(わらじ音頭)、そして新情報の相馬野馬追(甲冑騎馬武者)と一度に7つの祭りを見られる貴重な機会になり有料観覧席も設けられています。

また、東北6市6祭りブースが用意され、メイン会場では青森県(ねぶた) 、宮城県(七夕飾り)、秋田県(竿燈)福島県(大わらじ)などが展示されます。今回はJRAにも協力いただき福島競馬場もサブ会場になっており、合計4つのサブ会場で東北6市、福島県内13市及び浜通り地方の町村PRブースが用意されています。

福島駅前

1.【福島県】福島わらじまつり

江戸時代から続く信夫三山暁まいりに由来し、1970年に福島市と福島商工会議所が市民の健脚を願って始めた夏祭りになります。

信夫三山暁まいりとは、信夫三山の羽黒神社に仁王様がいた事から長さ12m、幅1.4m、重さ2tの日本一の大わらじを作り奉納した事が由来とされています。現在では、2月に行われる信夫三山暁まいりで片足分、8月の福島わらじまつりで両足分が揃う様に奉納されます。

50回目の今年は大わらじ奉納後に踊るわらじ音頭がリニューアルされ、「あまちゃん」の楽曲で有名な大友良英氏が総合プロデュースを行う様です。ちなみに新わらじ音頭は、東北絆まつりで初披露です!

開催日:2019年8月2日(金)~4日(日) 公式ホームページ

写真提供: 福島市

写真提供: 東北絆まつり実行委員会

2.【福島県】相馬野馬追

起源は平安時代中期に平将門が野生馬を放し、敵兵に見立てての軍事訓練が各地に広がった事が由来とされています。鎌倉幕府成立後はこの軍事演習は取締の対象となったが、神事として行っていると規制の対象外になり長年続けられてきました。

相馬中村神社、相馬太田神社、相馬小高神社の祭礼でもあり、街を騎馬武者が行進するお行列。雲雀ヶ原祭場地では白鉢巻をしめた甲冑姿の若武者の騎馬が10頭立てでレースを行う甲冑競馬。多くの騎馬武者が集結する中に旗を詰めた花火を打ち上げ、落ちて来た旗を奪い合い、勝者が羊腸の坂を駆け上がる神旗争奪戦。最終日には裸馬を騎馬武者が追い込む野馬懸も行われます。

これら500騎余りの馬は大半が引退馬であり、各地の牧場より貸し出され、多くの競馬ファンも訪れます。また、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。東北絆まつり当日は先行パレードとして参加します!

開催日:2019年7月27日(土)~29日(月) 公式ホームページ

お行列

甲冑競馬

神旗争奪戦

3.【宮城県】 仙台七夕まつり

仙台七夕まつりの由来は伊達政宗が文化向上の目的で推奨したと言われているが詳細は不明だそうです。

お祭り前の8月4日の早朝から各商店街では長さ10メートル以上の巨大な竹を山から切り出し飾りつけの準備が行われます。飾り付けは、短冊紙衣折鶴巾着投網くずかご吹き流しが使われ、それぞれに長寿などの意味があり、吹流し5本1セットで飾るのが仙台七夕の風習だそうです。

8月6日になると商店街に七夕飾りが飾られ豪華さが競われます。各商店街毎に飾り付け審査が行われ、午後には金、銀、銅の各賞が発表されます。

近年では、お祭り広場でのステージイベント、瑞鳳殿七夕ナイト、仙台城跡ナイトイベントなども行われる様になっています。

開催日:2019年8月6日(火)~8日(木) 公式ホームページ

写真提供:仙台七夕まつり協賛会

写真提供:仙台七夕まつり協賛会

写真提供:仙台七夕まつり協賛会

4.【山形県】 山形花笠まつり

花笠音頭の起源は諸説ありますが、大正中期に山形県尾花沢で土木作業時に歌われた唄が基となっている様です。

花笠踊りについては当初は菅笠(すげがさ)に紅色に染めた紙を結びつけて振り回して景気をつけたのが始まりで、かつては踊り方も薫風最上川(通称女踊り)のみだったが、蔵王暁光(通称男踊り)が増えた事で男性の踊り手も増えた様です。

グループごとに同じ衣装と花笠で統一し、蔵王大権現の山車を先頭に花笠太鼓が響き、「ヤツショ、マカショ。」の掛け声と共に踊ります。また、山形花笠まつりを彩る「ミス花笠」は選考会より毎年4名が選ばれるそうです。

開催日:2019年8月5日(月)~7日(水) 公式ホームページ

写真提供:山形県花笠協議会

写真提供:山形県花笠協議会

写真提供:山形県花笠協議会

5.【岩手県】 盛岡さんさ踊り

さんさ踊りは三ツ石伝説が由来となっており、三ツ石神社の神様に鬼退治を祈願し、鬼の退散を喜んだ村人たちが石のまわりを「さんささんさ」と踊ったのが「さんさ踊り」の始まりだと言われています。

「来て、観て、魅せられ、加わるさんさ」をキャッチフレーズに個人でも祭り当日に踊りを練習し、そのまま参加することができます。

パレードの先頭で踊りを披露する女性が「ミスさんさ踊り」一般公募より毎年5名が選ばれます。パレード終了後には各場所で輪踊りが開催されます。服装も自由で誰でも参加する事が出来ます。また、最終日の8月4日には2014年和太鼓の同時演奏世界記録達成を記念した大迫力な世界一の太鼓大パレードが行われます。

開催日:2019年8月1日(木)~4日(日) 公式ホームページ

写真提供:盛岡さんさ踊り実行委員会

写真提供:盛岡さんさ踊り実行委員会

写真提供:盛岡さんさ踊り実行委員会

6.【秋田県】 秋田竿燈まつり

竿燈まつりは、真夏の邪気や睡魔を祓う眠り流し(ネブリナガシ)行事として江戸時代中期には原型となるものがあった様で、竿燈の竹竿を稲穂に提灯を米俵に見立てて豊作を祈願する為に行われていると言われています。

この竿燈を額、肩、腰などでバランスを取りながら妙技と呼ばれる演出を行います。一番大きいもので長さ12m、重さ50kg、提灯が46個も付いており、それぞれサイズによって大若、中若、小若、幼若と呼び方が異なる様です。

国重要無形民俗文化財にも指定されており、戦後からは妙技やお囃子技術の保存を目的に竿燈妙技会も開催される様になった様です。また、竿燈体験やご当地グルメフェスティバルなどのイベントも行われ、秋田文化を楽しむことができます。

開催日:2019年8月3日(土)~8月6日(火) 公式ホームページ

写真提供:秋田市竿燈まつり実行委員会

写真提供:秋田市竿燈まつり実行委員会

写真提供:秋田市竿燈まつり実行委員会

7.【青森県】 青森ねぶた祭

お祭りと言ったらねぶたと言われるくらい全国的に有名なねぶた祭。起源は七夕の灯篭流しが由来していると言われているそうです。

大まかな作成方法は、角材で支柱、針金や糸で骨組みを作り、ねぶた内部を光らせる為に電球や蛍光灯を設置し配線しバッテリーを組み込む。あとは和紙を貼り絵柄を描き移動用の台座に載せて完成となります。

昭和になるとねぶたの大型化に歯止めが利かなくなり、現在では最大サイズとして幅約9m、高さ約5m、奥行き約7mと言う規定が設けられた様です。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

また、ねぶたと一緒に「ラッセラー ラッセラー」と声を掛けながらハネト(跳人)と呼ばれる踊り子たちが跳ね歩き祭りを盛り上げます。花笠をかぶり正装であれば誰でも参加する事が可能になります。また、子どもねぶたねぶた海上運行青森花火大会も開催されます。

開催日:2019年8月2日(金)~7日(水) 公式ホームページ

写真提供:(公社)青森観光コンベンション協会

写真提供:(公社)青森観光コンベンション協会

写真提供:(公社)青森観光コンベンション協会

取材協力:東北絆まつり実行委員会事務局
画像提供:仙台七夕まつり協賛会、山形県花笠協議会、盛岡さんさ踊り実行委員会、秋田市竿燈まつり実行委員会、青森観光コンベンション協会、福島市観光コンベンション協会

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
花火専門カメラマン&花火専門ライターです。
日本の良質な花火文化を後世に残すために記録し、花火に携わる人達を応援しています!

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