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開催目前!3年ぶり“土浦全国花火競技大会”の見どころ解説。いったい何の“競技”なの?

開催目前!3年ぶり“土浦全国花火競技大会”の見どころ解説。いったい何の“競技”なの?

祭り、花火は夏だけでない!?いよいよ11月5日は全国的にも知名度の高い花火大会“土浦全国花火競技大会”が開催される。その模様はケーブルテレビ J:COMで生中継予定なのだが、放送を観る前に土浦全国花火競技大会の見どころをオマツリジャパンがご紹介。

 

日本三大花火大会のひとつ。土浦全国花火競技大会とは?

茨城県土浦市で開催される「土浦全国花火競技大会」は、長岡まつり大花火大会(新潟県)や大曲の花火(秋田県)と並ぶ日本三大花火大会のひとつに数えられる。唯一関東で開催されることもり、75万人もの観客を集めるなど人気が高い。
土浦全国花火競技大会が人気の花火大会となっているのはなぜなのか?東京都周辺からであれば車でも公共交通機関でも日帰りが可能なアクセスの良さで、豪華なワイドスターマインが見られるのも人気の理由であろう。しかしやはり忘れてならないのは、この花火大会が全国の花火業者が技を競いあう「競技」花火大会であるということだ。

 

花火「競技」大会ってどんな花火大会なの?

花火競技大会は、打ち上げられた花火が審査される「競技」がプログラムに含まれているのが特徴だ。なかでも土浦全国花火競技大会と“大曲の花火”として有名な秋田県の全国花火競技大会の2つの大会だけが、総合優勝として“内閣総理大臣賞”が授与される由緒ある大会だ。参加する花火業者たちが優勝を目指し、腕によりをかけて作った珠玉の作品を見られるのが花火競技大会の魅力というわけだ。
また、土浦全国花火競技大会では1959年の大会から“スターマイン”部門を独立させているのが特徴で、スターマインの日本一を決めるとも評されている。

 

花火にはどんな種類がある?どうすると高評価?

土浦全国花火競技大会では、「10号玉の部」「スターマインの部」「創造花火の部」の3つの競技部門が設けられている。

◆10号玉の部


丸く美しくひらく割物花火。“10号”というのは花火の大きさを指しており、直径30cmの玉を330メートル上空まで打ち上げ、直径300mの大輪を咲かす。スターマインにせずとも単体で存在感がある10号玉は、昔から多くの職人が技を磨いてきている花火の王道。形や色、開くタイミング、歪んでないか、燃え尽き方が揃っているかなどが審査のポイントとなる。

◆スターマインの部


“速射連発”花火と表現することもあるように、いくつもの花火を組み合わせ、音楽と合わせて打ち上げるなど華やかな演出が特徴のスターマイン。打ち上げ区画の広さや花火の数、“筒”の数、時間といった規定の中、速射連発花火の演出が繰り広げられる。テンポ感や音楽との相性、タイミング、作品名が表現されているか、色彩などが審査のポイントだ。

◆創造花火の部

決まった“型”にとらわれず斬新なアイデア、新しい技術が評価される創造花火。キャラクターやハート型、文字など球状ではない様々な形・色合いの花火が特徴。5号玉7発と決められた規定の中で、創造的・独創的な表現がなされているかがポイントとなる。

また、いずれの部門でも低空での開花、燃えカスの落下など保安上の減点項目があり、花火の華やかさだけでなく安全性も審査の対象となる。

 

今回の土浦花火の見どころ

3年ぶり開催となる第91回大会。無料観覧席がなくなるなど開催方法に違いはあれども、競技種目はもちろん、人気の高いワイドスターマイン「土浦花火づくし」も打ち上げられる予定だ。土浦花火づくしは競技対象ではないため、規定にとらわれない迫力満点の花火となっており大会の目玉のひとつだ。また、今年の土浦全国花火競技大会はスターマインの規定が見直され(1つの筒で複数の花火玉を打ち上げることを禁止)て最初の開催となる。決められた規定のなかでどのような演出が繰り広げられるのか注目である。

祭り開催情報

名称 第92回土浦全国花火競技大会
開催場所 茨城県土浦市佐野子地内桜川畔
土浦市佐野子地内桜川畔(学園大橋付近)
開催日 2023年11月4日(土)
毎年11月第1土曜日 
主催者 土浦全国花火競技大会実行委員会
アクセス 車:東京方面から常磐自動車道 桜土浦IC降車 国道6号経由 約5km
  水戸方面から常磐自動車道 土浦北IC降車 国道6号経由 約5km

電車:JR常磐線土浦駅
上野駅から普通電車で約70分、特急電車で約45分かかります。
JR土浦駅から花火大会会場へはシャトルバスを運行いたします。
シャトルバスを利用しますと会場までは10分程度です。
徒歩でご来場の場合、会場周辺へは約2.5kmありますので約30分かかります。(混雑状況により到着までの時間は変わります)
関連サイト http://www.tsuchiura-hanabi.jp/
https://www.tsuchiura-hanabi.jp/page/...
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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