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山古志 棚田・棚池あかりのページェント 新型コロナに負けず、来年へ想いを繋いだ蓬平温泉の女将たち

更新日:2021/1/13 はしもとん
山古志 棚田・棚池あかりのページェント 新型コロナに負けず、来年へ想いを繋いだ蓬平温泉の女将たち

2020年10月30日から11月8日にかけ、新潟県の山古志地域にて「山古志 棚田・棚池あかり」が“新潟県民限定”開催されました。→https://omatsurijapan.com/blog/yamakoshi-tanada-tanaike-light/

新型コロナウイルスの影響で新潟県の名物イベント、長岡花火大会が中止となる中、なにかイベントができないか、花火を打ち上げて地元の方々を元気にすることはできないかと考え、実施されたイベントです。

この記事では、イベントの裏側や協力したお宿・周辺スポットのご紹介をしていきます。

2021年は例年以上の人を他県から迎え入れられることを祈りながら。

無事開催できた山古志 棚田・棚池あかりのページェント

写真引用元:山古志 棚田・棚池あかりのページェント【新潟県民限定】

山古志 棚田・棚池あかりのページェントは、日本農業遺産を照らす幻想的なあかりを中心とした山古志・蓬平温泉のイベント。「棚田・棚池ライトアップ」と「山花火」の2つのイベントを組み合わせたお祭りです。

棚田・棚池ライトアップ:10月30日〜11月8日(各日17時〜21時ころまで)無料
山花火:10月31日、11月1日、11月7日、11月8日(各日17時半〜)有料

約10日間という短いイベント、さらに新潟県民限定のイベントながら、土日の山花火の会場は日を追うごとに周辺道路が渋滞になるくらい賑わいました。これは実行委員会も嬉しい誤算だったようで、自家用車での来場を控え、連絡バスを使って欲しいと呼びかけるほど。

近い距離で観る山花火は、規模が小さいながらも目前で弾け、人間の五感を直で刺激する迫力。自粛が続いた人たちに勇気と感動を与えるものでした。

僕自身もいつぶりかわからないお祭り。そして、いつぶりかわからない花火大会。

取材のことを一瞬忘れて夢中になっている自分がいました。来てよかった…。

お宿の紹介とご飯の魅力

蓬平温泉 高龍神社

今回の山古志 棚田・棚池あかりのページェントをバックアップした、蓬平温泉の3つのお宿。どのお宿もコンセプトが違いますが、女将3人が日々協力しあい蓬平温泉、さらには山古志地域を盛り上げるために奮闘しています。

勉強や情報収集のために3人で新しいレストランにお食事に行ったり、いろんな相談をしたりと連携を強めているとのことです。女将同士が手を取り合い、全力で地域の盛り上げをする。

この話を聞いたとき、長岡花火大会が中止となり時間が無い中なにか次の一手を考えなければいけないときに、女将3人の結束によるイベントのバックアップは強力なものだったんだなと容易に想像ができました。

そんな、蓬平温泉の3女将が切り盛りするお宿に立ち寄らせて頂いたので、簡単ですがご紹介します。

よもやま館

女将さんの幻想的な舞台を目的に訪れる方も多い、よもやま館。

お食事処でも観覧できますが、お部屋からもゆっくり観られます。とってもユニークな形が印象的なお宿です。

新潟県に宿泊なら温泉旅館 花の宿 よもやま舘【公式サイト】| 越後長岡蓬平

和泉屋さん

3軒の温泉宿でも一番客室が多いのが和泉屋さん。館内も広く、ファミリー層も安心して宿泊できます。

入り口のおもてなし。

レンタルの浴衣も種類が多く、気分も施設も温泉宿を満喫できます。

温泉は蓬平温泉鄕を一望できる露天風呂を中心に、貸切風呂も2箇所(露天の貸し切りもある!!)あります。

 

【公式サイト】和泉屋|新潟県 蓬平温泉(よもぎひら温泉)旅館

 

福引屋さん

最後に、150年の歴史を持つ福引屋さん。商売繁盛の神様、高龍神社の霊泉を源とし「福」をテーマにしたお宿です。

お宿にはあちこちに縁起の良いものが飾られており、訪れるだけで福が降りてきたかのようなおもてなしを受けます。

温泉も福をテーマにした「ご利益風呂」で、殿方は「湯〜福(ゆうふく)」商売繁盛の湯、ご婦人は「福余香(ふくよか)」で家内安全の湯となっております。洒落が効いている…。

また、福引屋さんでは毎日宿泊者向けにくじ引き大会を実施しており、僕たちが見学させていただいたときは、なんと宿泊券が当たっている方がいました。

次回宿泊時に、宿泊券を引き当てれば何回でも福引屋さんに来られますね。

蓬平温泉 蓬莱館 福引屋

 

蓬平温泉街と周辺スポットの紹介

商売繁盛の神様として、県内・県外からも参拝者がたえない神社・高龍神社。

足腰に自信がないと躊躇してしまう118段の石段を登ると、境内が現れます。参拝客もかなり多く、高龍神社を目的に多くの人が訪れている印象でした。

こちらは高龍神社より車で5分かからないところにある竹之高地町不動社です。

自然に共存している厳かな雰囲気でした。

近くに川も流れており、自然を満喫しつつリフレッシュしたい方には最高です。

 

 

2021年は全国の皆さんが訪れることを願って

今回、蓬平温泉地域に初めて訪れたのですが、市街地から約20分くらいで、山の中ですが標高もそれほど高くない、さらに広い道路で来れることもあり、温泉郷の雰囲気と満足度のわりにとってもアクセスしやすいのが印象的でした。びっくり。

とってもアクセスしやすい秘境。そんなイメージです。

いまはまだコロナ禍の中気軽に遊びに来れる雰囲気ではありませんが、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、ぜひぜひ遊びにきていただければと思います。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
埼玉県鴻巣在住のガジェット・取材ライター/クラウドファンディングサポート/CAMPFIRE公式キュレーションパートナー。札幌出身、沖縄が実家。
お祭りを盛り上げる方のストーリーが好き。直近の目標は迫力のある花火を撮ること。
[email protected]
Twitter:kentaro_jp
ブログ:https://hashimoton.net/

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