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いよいよ春到来!100種類3,000本の梅がライトアップされる「夜・梅・祭」(花火もあるよ!)

2020/2/18
2020/5/19
いよいよ春到来!100種類3,000本の梅がライトアップされる「夜・梅・祭」(花火もあるよ!)

※2020年開催中止(2020.2.27現在) http://www.mitokoumon.com/festival/ume.html

 

茨城県水戸市で毎年2回にわたって開催される夜・梅・祭。2006年に水戸の梅まつり110周年記念に合わせて開催したのが始まりで、2020年で14回目になります。毎年、少しずつイベントが追加されているお祭りであり、今回は偕楽園(かいらくえん)で開催される第二夜での見どころを集めたレポートになります。

(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年2月18日 編集部更新)

偕楽園とは?

茨城県水戸市にある偕楽園は石川県金沢市の兼六園、岡山県岡山市の後楽園と日本三名園の一つに数えられ、園内には100種類、3000本の梅が植えられています。

この偕楽園は領民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと水戸藩9代藩主の徳川斉昭(15代将軍 徳川慶喜の父)が弘道館で文武を学ぶ藩士の休養する場として造らせた庭園です。弘道館も同じく梅の名所であり前の週は第一夜としての夜梅祭が開催されます。

梅の開花状況

関係者に聞いてみると八分咲きとの事でした。3000種類と品種が多いだけあって花の色も白、ピンク、紫、赤と様々でした。暖かい天候にも恵まれ園内を歩くとほんのり梅の香りがします。そんな中、納豆・水戸黄門・梅の花と水戸名物が盛り沢山のマスコットキャラクターである「みとちゃん」もお散歩中でした。かなり背が低くてかわいらしかったです♪

日が落ちると園内はライトアップされ次第に夜梅祭らしくなってきます。来場者はスマホや一眼レフで梅の花の撮影に大忙しです。会場には着物の着付けをしてもらえるレンタルスペースがあり、着物姿でモデルになっている人があちこちにいました。少し肌寒いですが花火の打ち上げ時間に合わせて来る人も多いみたいです。

夜梅おみくじ

毎年、常磐大学TSSボランティアTRICOLORが趣向を凝らして企画・作成する夜梅おみくじ。今回で8回目の開催になるそうです。1個100円で販売されており、箱から千代紙で作られた小袋を引きます。開封するとおみくじの他にも水引や梅模様のストラップが入っています。

企画から作成、販売まで全て学生達による手作りなのだそうです。売れ行きも毎年好評で早い時間に売り切れるのだとか。ちなみに自分は「U・S・Aの振り付けを覚えるべし」とよく分からん内容でしたwww

夜梅キャンドルアート

古くから水戸に伝わる様々な色の西ノ内和紙をキャンドルの容器に使っています。西ノ内和紙とは水に強く丈夫な紙として、商家の帳簿や選挙の投票用紙など重要なものに使われてきており、あの水戸光圀(水戸黄門)が編纂した「大日本史」にも使われているそうです。

このイベントは いばらきキャンドルナイトのメンバーが行っており、5000個以上のキャンドルが梅の花を始めとした様々な絵になる様に設置されています。毎年違った絵が見られるのも楽しみの一つです。また、このキャンドルアートのイベントは夜梅祭だけでなく周辺の地域にも出張しているそうです。当日は風の影響で風よけの蓋をしたりと人手が必要なのか、来場者にもキャンドルの点火をお願いしていました。

また2019年は初めての試みとして「月夜の嫁入り行列」が18:00~、19:30~と2回行われました。狐の面をつけた行列が和奏-wakana-のメンバーによる和楽器の演奏に合わせて歩きます。最後は障子に狐の影が浮かぶ粋な演出もありました。この演出を見ていない人は、九尾の狐を模したキャンドルアートを見ても、何の絵が描かれているのか全く分からなかった様です。

和奏-wakana-のメンバーによる和楽器の演奏。日中のイベントでは水戸黄門のテーマソング「あゝ人生に涙あり」を演奏していました。

春魁(はる さきがけ)の花火

20:40からは、地元水戸市が誇る野村花火工業による花火が行われます。これまで数々の花火競技大会で受賞してきた煙火店であり、最大号数は4号玉ではあるものの、同社が得意とする時差式をふんだんに使った花火も見られました。

以前は好評だった夜梅祭の花火もここ数年は予算低下が原因なのか評価がイマイチでしたが、2019年の花火はかなり内容が良かったように思います。2020年4月4日(土)に常陸大宮市で行われる辰ノ口さくら祭りの花火が楽しみです!

提灯飾り(協賛者名入り提灯)職人による手書きです。

 

※2020年2月18日時点で2020年のイベント詳細は未定です

まとめ

巷では魅力度ランキングワースト1位と言われている茨城県ですが、花火好きにとっては全国有数の魅力度の高い県になります。偕楽園一つ取っても水戸の梅まつりを始めとした四季折々のイベントが用意されています。ランキングが低いのは茨城県をよく知らないだけなのかPRが上手でないかのどちらかだと思っています。

また、毎年8月初旬に付近の千波湖で開催される水戸黄門まつりの花火大会は超至近距離での野村花火工業による尺玉が拝めるオススメの花火大会です。今年は水戸黄門まつりで県外からの来場者を増やすために花火大会を7月20日(土)に前倒して開催となるそうです。花火も増量するとか何とかの噂が…。

(編集部追記)2020年は東京オリンピックの開催期間を考慮し花火大会を7月18日(土)に前倒して開催するそうです。

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