みどころ
10人を超える僧侶による転読は圧巻です。また、重要文化財である薬師如来のご尊顔を拝める貴重な機会でもあります。そして、祈祷の際に本尊として掲げるのは十六善神の掛け軸ですが、大泰寺の十六善神は室町時代の作で、文化財級です。年の初めにお参り頂けば、その1年は健康で素晴らしい1年になるはずです。
近年、多くの地元企業が商売繁盛の祈祷をお願いされますが、祈祷した企業は実際に繁盛するところが多く、年々祈祷の希望が増えています。
祭りに参加するには
当日は朝から、開帳された薬師如来を参拝できます。10時半からの法要には当日参加することも可能です。薬師堂に受付がありますので、そちらで願意をお伝えください。般若札をお書きします。
12時からのモチほりには誰でも参加できます(拾う側)。ただ、場所取りは先着順ですのでご注意ください。
モチをまきたい方は、1週間前までにお寺にご連絡ください。内容をご相談したいと思います。
歴史・由来
大泰寺は、もともと青岸渡寺の末寺として発展してきたようです。しかし、江戸時代になり臨済宗に改宗し、禅の道場として新たな歴史を刻み始めました。多くの修行僧をかかえ、また地域に20を越える末寺が生まれる中、年に一度、末寺の住職を集め厄払いを目的として大般若の法要が行われるようになったようです。
地域の本山であった大泰寺の大般若祈祷は特に盛大で、かつては前日の夕方より出店が出て賑わったそうです。
豆知識
大泰寺には、当初まとまった檀家というのはありませんでした。歴代の住職も輩出していた久司(くし)家が、唯一の檀家であったようです。久司という名字も「薬師如来」の「やくし」に由来するなどの説もあり、関わりが深かったことをうかがい知れます。
その久司家の出身で、最も有名なのがアメリカでマクロビオティックという食事法を広めた久司道夫先生です。久司先生は、大泰寺を愛し、アメリカからも、多くの友人を連れられ、度々参拝してくださいました。
大泰寺の薬師堂前に不思議な石畳があります。平たい石をウロコのように並べ、クロスに区切ってあります。これは久司家の家紋を表していると言われています。久司家の家紋は剣花菱。菱形にデザインされた花の文様の後ろに剣がクロスした状態で構成された紋章です。
このことからも久司家と、大泰寺の密接な関係がわかります。
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インフォメーション
名称 | 熊野屈指の薬師霊場 大泰寺 大般若法要 |
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開催場所 |
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
大泰寺 |
開催日 | 2020年1月13日(月) ※10時半より大般若の祈祷。12時より餅ほりがあります。 |
主催/情報提供者 | 宗教法人 大泰寺 |
アクセス | 最寄り駅は太地駅です。町営バスかタクシーで大泰寺まで来られます。車でお越しの方は、門前にあるデイサービスセンターゆうゆう(旧太田川小学校)の駐車場がご利用できます。 https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=42205 |
関連サイト |
https://www.airbnb.jp/rooms/36618416?... https://excamp.jp/land/854/ |
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等は、天候等により変更になる場合がありますのでご了承ください。