松例祭
別名「歳夜祭」とも呼ばれ、毎年大晦日から元旦にかけて夜を徹して行われる神事。修験道を中心とした山岳信仰の山として知られる山形県 羽黒山で行われています。
大晦日から様々な神事が行われますが、特に有名なのが「大松明引き」と呼ばれる火祭りで、平成26年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
二人の山伏が選ばれたのち、各町の若者衆が「位上方」・「先途方」に分かれ「ツツガムシ」をかたどった2体の大松明を作ります。
大晦日の夜にこれらの松明が位上方、先途方の二手に分かれて引き出され、燃やされます。この時の速さなどから、優劣を決めるという競争の形をとって祭りが進められていきます。