読者諸兄姉の皆さま、あけましておめでとうございます。大田区在住のお祭りライターのカワグチです。この記事では、大森駅の西口(山王口)で開催中の『山王口冬季イルミネーション』をご紹介します。池上線や東急多摩川線沿線にお住まいの方は、蒲田駅をご利用になることは多いかと思いますが、大森は馴染みの薄い地域かと思います。普段の買い物は蒲田周辺で済ませている皆さまも、この冬はお隣の大森まで足を運び、ショッピングやディナー、そして異国情緒あふれるイルミネーションを楽しんでみませんか。
多くの映画館や大規模な商業施設が立ち並ぶ川崎駅周辺や、JR線の他にも東急線が乗り入れる蒲田駅と比べると、やや控え目な印象の大森駅。区役所をはじめとする大田区の主要施設は蒲田地区に集中しますが、大森地区も魅力がいっぱい詰まったまち。
大森駅東口は繁華街とオフィス街が広がり、イトーヨーカドーや西友などの大型スーパーも充実。駅ビルのアトレ大森には雑貨や洋服、レストラン、カフェなどが出店。酉の市で賑わう大森鳳神社も大森駅東口に鎮座しています。また、蒲田でおなじみの羽根つき餃子のお店「歓迎 大森店」も東口。本店との食べ比べも面白いかもしれませんね。
一転して大森駅西口は地形の高低差が大きく、閑静な住宅街となっており、JR線に平行する池上通り沿いに商店街が形成されています。日本考古学発祥の地とされる大森貝塚、大田文化の森、品川区立品川歴史館、馬込文士村の史跡なども大森駅西口に位置しています。この記事でご紹介する『山王口冬季イルミネーション』も、大森駅西口前の八景天祖神社参道入り口付近で点灯中!
『山王口冬季イルミネーション』は、大森駅山王口商店会主催による異国情緒あふれるイルミネーションを体感できるイベント。身近な空間に心温まるイルミネーションをテーマに、商店街の顔でもある八景天祖神社すぐのエリアをオーロラ色に輝く光で飾られています。八景天祖神社は夫婦円満や恋愛成就のパワースポットとしても人気があるようですよ。日が落ちて辺りが暗くなっても、大勢の人が絶え間なく参拝に訪れます。この時期の大森駅西口はデートスポットとしても最適ですね。
灯籠やティーカップ型のイルミネーションをはじめ、壁画、ウッドインスタレーションが飾られている『山王口冬季イルミネーション』。今回は、太陽光発電を主軸とする株式会社トライデント・フレームワークスのイルミネーションを起用とのこと。そのほかのインスタレーションは障害福祉事業所を運営するプラネット合同会社の協力のもと作成、設営されました(プレスリリースより)。
プレスリリース:https://www.atpress.ne.jp/news/291606
一見、シャンパンゴールドに見えるイルミネーション。しかし、写真では表現できていませんが、見る角度によって緑色や赤紫色に僅かに色が変化します。公式サイトによれば、オーロラ色とのこと。駅前の幻想的なイルミネーションを多くの方が楽しんでいました。大規模なイルミネーションイベントではありませんが、SNS映えには最適なロケーション。たくさん写真を撮ってSNSへアップしませんか。
「スマホ用写真編集アプリを入れて,ワンステップ上の冬の夜景を!」の記事はこちら
イルミネーション会場は、大森駅西口を出てすぐ。池上通りを挟んだ向かい側に鎮座する八景天祖神社の参道入り口付近。恋愛成就のパワースポットにSNS映えするイルミネーション、そして昭和の名残を残す商店街からおしゃれなカフェやレストランが点在する大森。今年の冬は、ぜひ足を運んでみませんか。
山王口冬季イルミネーション
開催日時 : 2021年12月15日(水)~2022年2月28日(月)
会場 : 山王口商店会(〒143-0023 東京都大田区山王2丁目8-2)
アクセス : JR京浜東北線「大森」駅 徒歩1分
点灯時間 : 16時~終電まで
<主催> 大森駅山王口商店会(公式サイト:https://sannoesa.sanno2.com)
<イルミネーション> 株式会社トライデント・フレームワークス
<アート ディレクション> プラネット合同会社
関東を中心に、干支の「酉」の日に開催される「酉の市」。2021年は11月9日(火)が一の酉、11月21日(日)が二の酉です(今年は三の酉は無し)。今年は一の酉が平日で、昼まで大雨だったため行くのを見送った方もいたのでは?そのぶん二の酉は日曜日ですのでたっぷり楽しめそうですね!
今年オマツリジャパンでは、有名どころや人気の神社など主要な酉の市会場を網羅して「一の酉」の様子を各社寺からレポートしましたので、ここでまとめて一挙公開。「どこの二の酉に行こうかな?」という方にも、「そもそも酉の市って何?」という方にも、各社寺ごとの酉の市の様子や雰囲気がつかめるガイドとなっています。
ぜひ参考にしていただき、気になる酉の市があったら行ってみて、来る年の福を熊手で大いに「かっこんで」来てくださいね!
酉の市の発祥地といわれる4か所のうちの2か所が鷲神社と隣接する寺院の長國寺です。両者は元々が同じ境内にあり、現在は酉の市を共催しているだけあって、浅草の酉の市は盛大で有名。関東三大酉の市の1つに数えられています。
熊手の出店は何と約70店!酉の市の日だけの限定御朱印もあり、お祭りグルメの屋台もびっしりと立ち並んでいて飽きることなく楽しめます。鷲神社へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
関東最大級の浅草・鷲神社の酉の市!詳しい一の酉レポートはこちら!
現在は道1本を隔てて鷲神社と隣接し、浅草の酉の市を共催している長國寺。関東で唯一、酉の市を行うお寺としても知られています。酉の市の日だけの限定御朱印があり、境内には甘酒も。鷲神社の酉の市と合わせて、熊手の出店とお祭りグルメ屋台が堪能できます。長國寺へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
関東三大酉の市の1つに数えられ、都心でアクセスもよいため非常に盛り上がるのが新宿・花園神社の酉の市。特徴は何といっても「見世物小屋」があるところですが、コロナの感染が拡大してからは中止となっています。その一方、お祭りグルメ屋台は一部復活。色とりどりの熊手と提灯飾りは賑わいを取り戻しつつあります。花園神社へのアクセスと開催概要はこちらでご確認を。
府中の大國魂神社では、境内社の大鷲神社の祭礼として毎年酉の市を行っていて、関東三大酉の市の1つに数えられています。有名な「くらやみ祭り」など大きなお祭りが多く、そのたびに長い参道の両脇に立ち並ぶグルメ屋台が名物となっていますが、コロナ感染が拡大してからは自粛となっています。
今年も露店は熊手店のみですが、菊花展も同時開催され、美しい提灯の下で手締めの音と口上があちこちから聞こえてくる酉の市の風情はしっかりと味わえます。大國魂神社へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
酉の市の発祥地といわれる4か所のうちのもう1か所が足立区花畑の大鷲神社です(残りの1か所は千住の中酉神社)。今年の一の酉では熊手の露店が10店ほど出店し、参道にはグルメ屋台が隙間なく立ち並び、大勢の人がお祭の味を堪能していました。アクセスと開催概要などは大鷲神社の公式HPでご確認ください。
酉の市の発祥地の1つといわれる花畑大鷲神社!一の酉レポートはこちら