ココロ舞う。それはきっと神楽のせい

神楽が繋ぐ、安芸文化の軌跡

広島県の北部に位置する安芸高田市には、ココロが舞うような魅力がたくさん。
演劇性が高く進化続ける伝統芸能「ひろしま安芸高田神楽」の楽しいおもてなしに、戦国の名武将 毛利元就の足跡を辿り紐解く逸話の数々。
「時を同じくして、力を同じくして、心を同じくすれば、何事もなしうる」
毛利元就の遺訓が息づく安芸高田市。想像を超えた神楽ワールドにあなたをご案内いたします。

マップ

ひろしま安芸高田神楽

神楽とは「神様を楽しませる」が語源のひとつともいわれており、土地土地の神様に奉納される神事として全国で様々な神楽が行われています。起源は日本神話「天岩戸伝説」にまで遡ると言われています。
ひろしま安芸高田神楽は、島根県の出雲流神楽が伝わったとものとされ、他地域の神楽や農民信仰の影響を受け今の形になったとされています。伝統的な舞だけでなく、素早いアクションやドライアイスを使った演出など、演劇性が高く、初心者から玄人まで楽しめるものとして受け継がれています。

ひろしま安芸高田神楽の特徴

ひろしま安芸高田神楽の特徴

ひろしま安芸高田神楽には、伝統的な舞いの「旧舞」と、戦後に創作された新しい舞い「新舞」の大きく2種類の演目があり、特に「新舞」の派手な演出が特徴的。
市内には22もの神楽団があり、安芸高田市の暮らしに密着し大衆化しながら文化を繋いでいるというのも大きな特徴です。

  • 現代的なリズムとテンポ

    現代的なリズムとテンポ

    リズム感がよく、スピード早くテンポのよい新舞。神楽面の早変わりや、スピード感のある合戦のシーンは圧巻。「大太鼓」「小太鼓」「手打鉦」「笛」からなる奏楽(お囃子)のリズムにも要注目。
  • 初めてでもわかりやすいストーリー

    初めてでもわかりやすいストーリー

    古事記や日本書記がベースの「旧舞」に対し、「新舞」は勧善懲悪、わかりやすく痛快なストーリー展開が特徴。思わず笑ってしまう”セリフ”もあるなど、初心者でも安心して楽しめます。
  • 探してみよう 推し舞いメン

    探してみよう 推し舞いメン

    市内には22もの神楽団があり、豪華絢爛な衣装をまとった舞人や、派手な演出や優美な舞を魅せる舞人まで、様々なキャラクターの舞人が神楽を舞っています。神楽の演目だけでなく、舞人にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか?追っかけをするファンも多いんだとか。
ひろしま安芸高田神楽の見所

ひろしま安芸高田神楽の見所

肩肘張らず、気楽に見られるのがひろしま安芸高田神楽の特徴。各神楽団が趣向を凝らした派手な演出、磨かれた技術の高さ、衣装やお囃子など、思い思いにお楽しみください!

  • 変わった瞬間がわからない?!神楽面の早変わり

    変わった瞬間がわからない?!神楽面の早変わり

    いったいいつ変わったのか?!その面はどこから出てきて、どこに消えていったのか。あまりに自然に、そして一瞬で変わる面。瞬きできないばかりか、仕組みが気になって仕方がなくなってしまいそう。
  • 1着数百万円?!豪華絢爛キラキラ衣装

    1着数百万円?!豪華絢爛キラキラ衣装

    神、鬼、姫、大蛇など様々な登場人物が、カラフルでキラキラした衣装やボリューム感のある圧倒的な衣装をまとって舞台を彩ります。1着数百万円するものもあるとか。細部にまでこだわった豪華絢爛な衣装に要注目。
  • 進化する舞台芸術!特殊な演出に注目

    進化する舞台芸術!特殊な演出に注目

    エンターテインメント性が高く進化している「新舞」。飛び出す蜘蛛の糸、立ち込めるドライアイス、豪華な衣装を自在に操る高速の舞、工夫を凝らした照明など、見ている人を飽きさせない楽しい演出がたくさん。

ひろしま神楽TV

みどころ

神楽門前湯治村

神楽門前湯治村

神楽門前湯治村は、神楽をテーマに天然温泉、食事処、土産処、宿泊施設等を複合したスポット。なつかしい湯治場のような街並みを再現し、幅広い世代から人気を集めています。神楽にまつわる展示施設や上演施設も併設。

  • 神楽ドーム・かむくら座

    観客にアマい芸能 神楽を楽しもう

    神楽門前湯治村には神楽専用の神楽施設「神楽ドーム」と「かむくら座」が常設され、天候に左右されずほぼ毎週末、年間150日ほど神楽が上演されています。寝転んだり、お酒を飲んだり、しゃべりながら観たりが許される芸能で、誰でも気軽に楽しむことができます。演目の解説もあり初心者でも楽しむことができます。
  • 天然ラドン温泉 岩戸屋

    昔ながらの湯治宿スタイルでリフレッシュ

    なつかしい湯治場のような雰囲気、静かな環境に佇む天然温泉施設は、開放感ある露店岩風呂に屋内大浴場、蒸気サウナなどが充実。神楽の起源ともされる「天岩戸伝説」で言い伝えられている湯場があったとされるところから汲み上げられた天然ラドン温泉です。
  • 夜叉うどん

    ピリ辛でやみつきになるB級グルメ”夜叉うどん”

    神楽の基本色「赤、黄、青、白、黒」の「赤」をイメージし、神楽に登場する「夜叉」をイメージしたピリ辛スープのご当地B級うどん「夜叉うどん」 市内数店舗で食べられる夜叉うどんの発祥の店が神楽門前湯治村に。味噌ベースの出汁に唐辛子やラー油の辛味、具には豚バラと地元産の青ネギが加えられ、刺激的な辛さの後にくる芳醇な旨味がやみつきになります。
毛利元就ゆかりの地

毛利元就

神楽と並び、安芸高田市を巡るうえで欠かせないのは”毛利元就” 毛利元就(1497-1571)は、戦国時代に中国地方のほぼ全域を制覇し、一代で大国を築き上げた戦国武将、戦国大名。彼の出生地であり、拠点を築いた安芸高田には、毛利元就ゆかりのスポットが残されています。

  • 郡山城跡
    山全体が城郭 毛利元就の居城「郡山城」跡
    毛利元就が居城とした郡山城は、盆地を見渡す場所に築かれた中国地方最大級の山城。標高390mの山頂を中心に12の尾根を活かし270もの郭(くるわ)で囲われ、山全体が城郭となっていたとされています。
  • 清神社
    三本の破魔矢 毛利元就に信仰された「清神社」
    郡山城の麓にあり戦国時代に毛利氏に篤く信仰された神社。毛利元就の逸話「三矢の訓」が名前の由来ともなっている、Jリーグ「サンフレッチェ広島F.C」の必勝祈願所としても有名。三矢の訓になぞらえた「三本の破魔矢」を授かることができます。
  • 百万一心碑
    伝説の石碑 百万一心碑
    「三矢の訓」とともに毛利元就の教えとして残る「百万一心」。一日一力一心とも読めるように書かれ「時を同じくして、力を同じくして、心を同じくすれば、何事もなしうる」と一致団結することの大切さを教えています。郡山城拡張工事が難航する中、人柱の代わりに「百万一心」と彫った巨石を埋めたと伝えられ、その拓本を元にした石碑が郡山城跡内に建てられています。

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