広島県の北部に位置する安芸高田市には、ココロが舞うような魅力がたくさん。
演劇性が高く進化続ける伝統芸能「ひろしま安芸高田神楽」の楽しいおもてなしに、戦国の名武将 毛利元就の足跡を辿り紐解く逸話の数々。
「時を同じくして、力を同じくして、心を同じくすれば、何事もなしうる」
毛利元就の遺訓が息づく安芸高田市。想像を超えた神楽ワールドにあなたをご案内いたします。
神楽とは「神様を楽しませる」が語源のひとつともいわれており、土地土地の神様に奉納される神事として全国で様々な神楽が行われています。起源は日本神話「天岩戸伝説」にまで遡ると言われています。
ひろしま安芸高田神楽は、島根県の出雲流神楽が伝わったとものとされ、他地域の神楽や農民信仰の影響を受け今の形になったとされています。伝統的な舞だけでなく、素早いアクションやドライアイスを使った演出など、演劇性が高く、初心者から玄人まで楽しめるものとして受け継がれています。
ひろしま安芸高田神楽には、伝統的な舞いの「旧舞」と、戦後に創作された新しい舞い「新舞」の大きく2種類の演目があり、特に「新舞」の派手な演出が特徴的。
市内には22もの神楽団があり、安芸高田市の暮らしに密着し大衆化しながら文化を繋いでいるというのも大きな特徴です。
肩肘張らず、気楽に見られるのがひろしま安芸高田神楽の特徴。各神楽団が趣向を凝らした派手な演出、磨かれた技術の高さ、衣装やお囃子など、思い思いにお楽しみください!
神楽門前湯治村は、神楽をテーマに天然温泉、食事処、土産処、宿泊施設等を複合したスポット。なつかしい湯治場のような街並みを再現し、幅広い世代から人気を集めています。神楽にまつわる展示施設や上演施設も併設。
神楽と並び、安芸高田市を巡るうえで欠かせないのは”毛利元就” 毛利元就(1497-1571)は、戦国時代に中国地方のほぼ全域を制覇し、一代で大国を築き上げた戦国武将、戦国大名。彼の出生地であり、拠点を築いた安芸高田には、毛利元就ゆかりのスポットが残されています。