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金沢まつり|PR・サプライズ打ち上げ花火!in ブランチ横浜南部市場

2020/9/23
2020/9/23
金沢まつり|PR・サプライズ打ち上げ花火!in ブランチ横浜南部市場

今年は中止になってしまった神奈川県横浜市金沢区の金沢まつり。9月20日、この日は次回に向けたPRイベントで、みんなで手持ち花火を楽しもうと来場した人にサプライズのプレゼントが用意されていた。行ってみるもんですよ。

ブランチ横浜南部市場が一周年

横浜市の南端に位置する金沢区は、三井アウトレットパーク等の商業施設、八景島シーパラダイス等のレジャー施設、金沢文庫等の歴史遺産を抱えるエリアである。横須賀・逗子・鎌倉とも隣接しているので意識せず訪れている人もいるだろう。昨年(2019年9月)、市営の卸売市場の跡地にできた「ブランチ横浜南部市場」が開業周年祭を催したので出かけてみた。

横浜南部市場シーサイドライン南部市場駅目の前。遅い時刻の到着だったが、駐車場もそこそこ埋まっていた。

元が海産物の卸売市場(花き市場もある)だったこともあり、食品専門店を中心としたモールでイベントが開催されていた。近隣の三井アウトレットパークでも駐車場待ちの車列ができるなど、人出が戻ってきているのが分かる。とはいえ、あいにく天候が今一つのためか屋外にはそんなに人はいないようだ。

来年に向けて金沢まつりをPR

ところで今回の私の目的は、金沢区役所と横浜金沢観光協会が出展した「金沢まつり」のPRブースだ。たまに間違えられるが石川県金沢市とは関係がない。金沢まつりとは、8月の花火大会と10月のいきいきフェスタの二本柱で開催されていて、ひとつの区が運営するものとしてはなかなかの規模なのだが、いずれも今年は新型コロナウイルスの関係で中止になっている。
会場には歴代のお祭りポスターとフォトコンテスト入賞作品が掲示され、夕方からは手持ち花火の無料配布を行い、その場で楽しめるという趣向。会場内で横浜金沢観光協会の事務局長で常務理事の佐藤英一さんにお話を伺ったがやはり、「中止ではつまらない、何かできる事をしたい!」という思いから実現の運びとなったそうだ。

横浜金沢観光協会右端が事務局長の佐藤さん。突然の取材にご対応いただきありがとうございました。

読者の皆さんの地元にも、中止になってしまった祭りがある事と思うが、何とか街を盛り上げるため、ひいては祭りの存続のため頑張っている人たちがきっといるはずだ。このようなイベントを見つけたらぜひ足を運んでほしい。面白いものが見聞きできるかもしれない。

来年(2021年)の金沢まつりは開催されますか?と質問したところ、やるでしょう!と力強いお言葉をいただいたので、期待して公式発表を待ちたい。会場には私が初めて見るグッズも展示されていて、すでに配布された手持ち花火を持っている家族連れの姿もあった。会場アナウンスによれば、例年の金沢まつりは個人の募金や協賛、自治会や町内会の協賛がそれぞれ数百万円に達し、これに企業協賛を加えた予算で開催されているとのこと。やっぱり、見なきゃ損だ。

歴代ポスター時代を感じさせるポスター。ちなみに本来なら2020年で第46回となるはずだった。

そして夕暮れ。手持ち花火のために家族連れがやってきたタイミングで、なんと!特別のサプライズ!打ち上げ花火が告知されたのだった。

花火の台船中央やや左が台船。京浜工業地帯に隣接した場所から花火が打ち上げられた。

みんなで見上げる花火

「花火やります!」の報で広場に歓声とどよめきがあがる。やっぱりみんな花火が好きなんだなあと実感。ほどなく海上に設置された台船から花火が打ち上がり始め、多くの人が足を止めて空を見上げた。驚いて泣き出す子供も花火大会あるある風景。反対に、炸裂音を聞きつけて駆けつける子供もいる。見ず知らずのみんなと眺める花火は今年初めてで私もじんわり幸せに浸る。でも残念、人が集まって来るか来ないかのわずか3分で花火は終了。続きは来年のお楽しみとなった。

花火風景花火玉のコーディネート。たった数分とは思えないほど絵になるシーンがたくさん。

なお、打ち上げを担当したのは以前インタビューさせていただいた「山田の花火」さん。本来の会場である「海の公園」では8号玉(直径24cm)まで打ち上げるのだが、本日は4号玉(直径12cm)まで。そんな小規模ではろくな花火にならないでしょ!と思われるかもしれないがさにあらず。数は少ないながらもしっかり絵を作ってくれて、見るにも撮るにも(笑)うれしい内容だった。来年は大玉をまじえた大会が盛大に開催されることを願おう。

花火風景その2この他、医療従事者へ送る青い花火もあった。

少しずつ、日常を取り戻そう!

話が前後するが、周年祭イベントとして「Tokyo Bay Jazz Weekend」のライブステージが場を盛り上げた。また手持ち花火コーナーも予定通り設けられ、多くの家族連れが配布された花火で楽しんだ。ちょうど、新型コロナウイルスのピークをまたひとつ乗り越え、イベント開催基準が緩和されるタイミングにも恵まれた。この調子で1つ1つ日常を取り戻すとともに、新しい試みも定着すればよいと思う。

手持ち花火やっている人たちも楽しいだろうが、こうして高台から光を眺めるのも素敵な風景だった。定番にしてほしい。

横浜金沢観光協会の佐藤さんからは「横浜金沢七福神スタンプラリー」について、次回2021年1月に開催できるよう調整中との情報もいただいた。万一開催できずとも、七福神めぐり自体は誰でも可能なので御開帳にあわせて訪れてみるとよいだろう。元旦から10日間のはずだが、詳細スケジュールは今後の公式発表をチェックだ。あのあたりは海も山もあってウォーキングとしても楽しめる。

遠くへGoToするもよし、地元でイベントを探してみるもよし、感染防止には気を付けながら、楽しいひと時を作り出そうと頑張ってくれている人たちを盛り上げたいと思う2020年のシルバーウイークだった。

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