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今年は三尺玉あり!蒲郡まつり花火大会!市内一斉花火

更新日:2021/11/21 野村 景至
今年は三尺玉あり!蒲郡まつり花火大会!市内一斉花火

蒲郡まつりとは

愛知県蒲郡市最大のイベントは(おそらく)蒲郡まつり。中でも蒲郡まつり納涼花火大会はバリエーション豊富な演出、大量の大玉、超大玉の三尺玉と毎年観覧客はおなかいっぱいだ。例年7月開催のところ今年はオリンピックとコロナを回避して10月開催となっていた。しかし残念なことにコロナ感染症のピークの巡り合わせが悪く2年連続の中止を余儀なくされたのである。しかし!通常の花火大会がダメでも蒲郡にはアレがある!そうオール蒲郡の市内一斉打ち上げだ。

詳しくは過去記事を見て欲しい。不肖わたくしも配信部隊として参加した、あの夢の花火が帰ってくる。しかも三尺玉もある!ぜひともお手伝いをということで、いざ出発!

急募!晴れ男晴れ女

蒲郡駅空気が読めないおテントウ様のせいでなぜかどんより曇った蒲郡。

話の流れ的にここは秋晴れでしょうが…。ここ数日の期待感を裏切るよもやの曇天。しかもこの後雨が降ってくる始末。花火は夜だから、青空が無いのはまだ許せるが雨は勘弁して欲しい。そんなことを考えながらまずは蒲郡市役所へ。入館手続きを済ませて屋上への非常階段を上りきると、いきなり開放的になるそこがライブ配信特設スタジオであった。ひょっこり別世界。

蒲郡市街ライブ配信でもメインカメラの方角にあたる風景。ライブ映像と比べてみると面白いだろう。中央やや右にある島が蒲郡の観光名所「竹島」。

ここにいるとカメラに映っている以上の花火に囲まれることになるのだ。海と反対側にある小学校からも花火が打ち上がる。そのさらに奥の神社からも打ち上げ。市内全域、花火だらけだ。

スタジオ裏側の風景メインカメラと真逆の方角。実はこちらの方が至近距離。中央手前の小学校とその後ろの小山からも花火。

現在の時刻は午後1時。午後4時からの放送開始に向け、スタジオの設営も着々と進んでいた。

潜入!特設スタジオ

「おつかれさまです。なんで曇ってるんですか?」

「どうもご無沙汰しております。なんで雨降ってるんですか?」

冗談のようなネタのような(同じか)、奇妙な時候の挨拶が繰り返される。やはりみんなこの流れを不可解に思っているらしい。だが人事を尽くして天命を待つ。前回は有志が寄せ集め機材をくっつけてどうにかライブ配信の体裁を保ったのだが、今回はエフエム豊橋さんのラジオ中継、株式会社オレンジボックスさんのライブ配信が行われることになっており、見た目から全然違うのだ。

設営風景まだ設営の序盤だが、奥にゴツい機材が置かれている。前回の様子と比べて欲しい。右端がオレンジボックスの清田さん。

この写真を撮影した後も、人と機材が続々と増えていく。カメラの位置を決めていく順番や、養生の手際の良さをみるにつけ、なるほどこれがプロと興味は尽きない。これに比べれば前回は実に無鉄砲なチャレンジをよくやりきったなあと、それはそれで「蒲郡応援団」(と私)に感心したのであった。オレンジボックスの清田さん、アナウンサーの成瀬さん、蒲郡応援団の小池さん・加藤さん、公式公認非公式ライブ配信のさたけさん、前回から引き続きのメンバーはどう感じたのだろう。

雨は降ってくるし時間は迫るしで、しだいにピリピリとした空気が漂い始めたところで、準備の邪魔になるだけの私は退散。次なる任務に向かった。なおスタジオからのライブ配信は、公式アーカイブが残っているのでそちらを見ていただきたい。

点滅!加藤煙火の花火

花火は前回に引き続き地元の加藤煙火が担当。前回と両方観覧できた方はお気付きだろうが今回は大増量!8号玉や10号玉(尺玉)を含む花火が15分間にわたって打ち上がった。端と端では10キロ離れているにもかかわらず要所で同じデザインの花火がきれいにシンクロする演出が、みんな同じ花火を見ているという気持ちを呼び覚まして心地よい。あちこち見ようとすると首をブンブン振り回さないといけないのだが心は穏やかになる。よい花火でございました。

加藤煙火は近年、点滅する花火を進化させるという取り組みを行っており、その過程で生まれたいくつかの玉も打ち上がった。まだまだ進化の途中と伺っているが、同時に開発の過程で様々なバリエーションが生まれており、今日打ち上がった花火も今しか見られないレア玉になるのかもしれない。

加藤煙火の花火1比較的前からある花火。全体的にカラフルで開ききった散り際にチカチカと点滅する。

加藤煙火の花火2これが新型の点滅花火。ピカッと光ってピラピラ躍ってパステル点滅して消える。

加藤煙火の花火3これも新型なのだろうか?瞬きするともう分からない。光り方のバリエーションはまだまだありそうだ。

この写真は、ホテル竹島の客室から撮影したものである。普段の蒲郡まつりとは打ち上げ位置が違うことも奏功し、ド正面に竹島と花火という最高のロケーションになった。そして、最後を飾るのは三尺玉。超大玉が蒲郡の空に帰ってきた。

三尺玉ここまでの花火と縮尺は合わせてあるので、大きさを堪能してほしい。手前の竹島シルエットもいい味。

乗船!三尺玉打ち上げ

三尺玉は実は海の上、竹島沖の台船から打ち上げたのだが、何を隠そう、市役所屋上を後にした私はこの三尺玉に向かっていた。三尺打ち上げの取材と共に、海上からの花火の模様をライブ中継するカメラマンに挑んだのである。ヘルメットと救命胴衣を着用し、いざ乗船。花火が事前にセットされた台船までこの船で向かうのだ。

三尺玉に向かう船猛スピードの怖さと高揚感と、カメラとパソコンに飛び散る海水の飛沫で叫びそうになる。

ここからはサンダーバードのBGMを脳内に流していただきたい。ちょうど今サンダーバード4号が現場に急行しているところだ。ただしこちらのサンダーバード4号は本家と違ってフルオープンタイプのため、雨なのか飛沫なのか不明だがいろいろと飛び散っている。あとキャプテン(船長)の操縦がわりと容赦ない。

花火の台船中央が三尺玉の筒。てきぱきと準備が進む間、私は船で留守番。

台船に到着すると花火師の皆さんが素早く乗り込み最終セットアップ。その間私はサンダーバード4号の中でライブ配信の準備を行う(地味)。なお上の写真で三尺玉の左に三脚があるのが分かるだろうか。ここからの超迫力映像を別の方が手掛けているので、そちらも見て欲しい。

最近の花火は点火タイミングをプログラムしてオートで打ち上げる事ができるので、打ち上げ5分前に開始ボタンを押したら乗り付けた船で現場海域を離脱する。

逃げる船全速力で逃げる。雑なカメラ設置を激しく後悔。

逃げる時もサンダーバード4号は全加速なのでカメラが後方にもげて行きそうで焦るが、とにかく自分が落ちないように必死。国際救助隊を名乗るサンダーバード隊員が救助要請ではシャレにならない。

海上からの花火船に備え付けたカメラからの映像。

やがて海を半円に囲む蒲郡市の各地から花火が打ち上がる。海から見ると、それは直径10キロのプラネタリウムのようだった。もしかしてサンダーバード4号じゃなくて宇宙船だったかな?それはさておき、私が必死で送った映像は清田さんたちの特設スタジオでしっかりと受け止められライブ配信された。少しでも楽しんでいただけたなら幸いだ。

蒲郡市の皆さん、普段の蒲郡まつりとは別に、これも恒例にしませんか?

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
美しい花火、楽しい花火大会が大好きです。親しみやすく、面白くてよくわかるレポートを心掛けています。

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