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開口神社 八朔祭 ~600年以上の歴史を重ねた祭りの魅力とは?~

開口神社 八朔祭 ~600年以上の歴史を重ねた祭りの魅力とは?~

◆八朔祭 最大の魅力!豊作の思いを込めた布団太鼓4台の担ぎ上げとは?

大阪府堺市堺区にある開口神社の八朔祭とは、本来旧暦8月1日(朔日)に豊作・豊漁を感謝して行う泉州最初の秋祭り。明治以降新暦に変わってからは9月12日(第二週の金土日)に変更され行われている。

最大の見所はなんと言っても布団太鼓の担ぎ合いだ。関西で唯一、布団太鼓4台同時に差上げが行われる。この数秒間は、一切瞬きをしないで欲しい。脳裏に焼き付くまでは。

「ヨイヤーマッカーソコジャイナ、ヨーイヤセー!!」 (差し上げる時の掛け声↓↓↓)

太鼓台が高く舞い上がり、紙吹雪がさらさらっと舞い散る中、太鼓台4台が大勢の有志と共に、空高く聳え立つ。

1年間せっせと準備に時間を割き、この日のために遊びも趣味も差し置いて、飾り付けや町内の清掃、何十回に及ぶ会議を経て、この瞬間が生まれる。
この瞬間をもっとも感動する者は、一番準備に自分の時間を費やし、汗を掻いた人間である。一見、誰もが同じ景色を見ているようだが、人それぞれ感じているのは全く違う。そのような過程を経て1年という時間を費やして行われるのが、「祭り」というものだ。

各太鼓会の役員が集まり鳥居前での挨拶風景

やった者、参加したものにしか語れないものが必ずある!一見毎年同じようなことをやっているようだが、毎年本番までの物語が全く違う。よって、新たな気づきや、感じるものも毎年違い、やっている者は自然と熱狂してしまう。

◆開口神社に集う太鼓台の担ぎ方とは?

布団太鼓の担ぎ方は、堺地区、貝塚地区、大阪市内地区、東大阪地区によって表現の仕方や目指すものが違う。

例えば、堺の地域では四つ房、八つ房の計12本の房を大きく揺らすように担ぎ、いかに太鼓台全体が勇壮華麗に見えるか、その演出を目指す。

芦原濱太鼓台 房が良く揺れている

60人(+交代20〜40人)で担ぐ布団太鼓を勇壮華麗に見えるようにするには、まず叩き手の歌と太鼓の音がハッキリ明確に担ぎ手に伝わる必要がある。その次に、担ぎ手が足を揃えることが重要だ。

一見そこそこ練習すればできるように思えるが、太鼓を担ぐことは、様々な状況が入り混じって、なかなか思うようにはいかない。
序盤、中盤、終盤を通して、叩き手、担ぎ手の状況が常々変化する。
序盤は、担ぎ手が元気なので、足も揃い易いし、肩の高さも安定しているので、房の揺れ方が大きく波の様に優雅に振れやすい。

中盤は、少し疲れてくるので、担ぎ手の足並みが少し合わなくなり、太鼓台そのものが進まない場面が徐々に増え、それでもタイミングを合わせるように誘導すれば、なんとか計画通りに進む。

問題なのが、終盤である。言わずもがな、担ぎ手は限界に達している。担ぎ手が疲れてくると、自然と、前に足は止まり、ただ上へ押し上げる力に集中しがちになり、太鼓台が前に進まなくなる。そのため、指揮を担当の者は、声を張り上げ、体全体でジェスチャーをし、足を揃えながら前に進むように太鼓台全体を誘導する必要がある。

◆八朔祭のお楽しみコーナー

① 出店(でみせ)
唐揚げ、ベビーカステラ、タピオカを食べたり、ビールに酎ハイ、オレンジジュース、サイダーを飲んだり、くじ引き、ヨーヨー掬いをして遊んだり、秋のお祭りを楽しむことができる。

子供達が楽しそうにどの出店で遊ぶか選んでいる

新在家太鼓台 のり子衣装

アツアツの唐揚げ店

② 太鼓を見る
4台の太鼓それぞれの担ぎ方や装飾品を見ることができ、休憩中に、もっと近くで彫り物を見たり、刺繍を見たり、担ぎ手、叩き手、団扇隊の衣装を見たりなど、各太鼓によって違うので、見る角度を変えると楽しみ方もさまざまである。

手前:芦原濱太鼓台 奥側:隅田太鼓台

③ 神社の観察
1749年前に神功皇后の勅願により御創建される

開口神社 本殿前

(※出展 開口神社HP https://aguchi.jp/about/index.html

④ 神輿の観察
時代のお神輿。当日の夜は、自由に見ることができるため、探求するのにもってこい!

開口神社 御神輿

⑤ 人をみる
担ぎ手、叩き手、指示役、左右でサポートする女性陣が見どころ!
担ぎ手の真剣さや、本当に全員が力を入れている?など、良く見るとわかることがたくさん出てきます。叩き手は、衣装や太鼓の音が合っているいか?、乗り子の声の大きさで、担ぎ手にどのように影響があるかなど。

◆開口神社 八朔祭 概要(歴史)

(※出展 開口神社HP https://aguchi.jp/about/index.html
開口神社は1749年前、仲哀天皇期 神功皇后の勅願により御創建される。
神功皇后が三韓(朝鮮半島)より石津浜に上陸され、塩穴松原にて忍熊王の反乱を平定すべく戦勝祈願の祈祷をした折、老漁師が赤目魚(鯛)を献上したことを吉祥の証と喜ばれ、八重潮路に向かう地に塩土老翁の御魂をお祀りせよとの詔により開口神社が創建される。

八朔祭は、永和元年(1375)の年中行事として8月1日(八朔)の日に御霊会が行われた記録と文明16年(1484)三村社祭礼記録-宮座記録が残っている事から、実に600年以上前から行われてきた堺市で有数の古き祭礼であり、現代に受け継がれてきた間にも様々な伝統文化や文化財、伝統行事が生まれ継承され続けている。

開口神社 紹介文

(※出展 開口神社HP https://aguchi.jp/about/index.html

◆写真コーナー

布団太鼓の担ぎ合いを見るなら、間違いなく開口神社の太鼓台。

4台同時の差し上げを目の前にすると、布団太鼓の圧倒感に包まれる。

是非一度、足を運んで、ご自身の感覚で体感して欲しい!

インフォメーション

名称 開口神社 八朔祭
開催場所 大阪府堺市堺区甲斐町東2丁1-29
開催日 2019年9月6日(金)~2019年9月13日(金)
9月6日(金)宵宮祭 、9月7日(土)渡御祭・還御祭、 9月12日(木)例大祭、 9月13日(金)田実神事
アクセス 【電車】
南海本線「堺駅」より徒歩約10分
南海高野線「堺東駅」より徒歩約15分
阪堺線「大小路駅」または「宿院駅」下車、徒歩約5分

【バス】
南海本線「堺駅」または南海高野線「堺東駅」から南海シャトルバスに乗車
→「大寺北門山之口前」下車、徒歩約3分
JR阪和線「堺市駅」より南海バス「堺駅」方面に乗車
→「大寺南門山之口前」下車、徒歩約3分
関連サイト https://aguchi.jp/access/index.html
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