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「お宮秋まつり」秋晴れにハーモニーが美しい|観光経済新聞

2022/4/18
2022/4/22
「お宮秋まつり」秋晴れにハーモニーが美しい|観光経済新聞

2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2022年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

秋晴れにハーモニーが美しい

東北地方有数の大都会、仙台市。宮城県の県庁所在地としても知られる街で、街を飾る木々の景色から杜の都とも呼ばれている。この仙台は、戦国時代末期に伊達政宗が拠点としたことで現代に続く町割りができた。江戸時代も一貫して伊達家が治めた仙台だが、その初期に造られた神社が、仙台東照宮である。ご祭神は徳川家康で、三つ葉葵の御紋が目印だ。こちらで町の人々が手掛けるお祭り「お宮町秋まつり」が開かれているとのことで、境内へとやってきた。

秋も深まった10月中旬の境内。所々、木々にも色づきが始まっているようだ。長い山道を進むと歴史の厚みを感じる重厚な石段が現れた。そしてこの石段の前に並ぶ太鼓の数々。利府太鼓の披露からお祭りがスタートした。力強く響き渡る太鼓の音。木々に包まれた境内の荘厳な雰囲気と調和して、お祭りの熱量が徐々に上がってくる。太鼓が終わると、続いてジャズコンサートが始まった。どうやらこの石段の前は、演奏会場となっていたようだ。「杜で奏でる音楽祭」としてコーラスやアンサンブル等、次々に町の人のよる演奏が続いていき見応えがある。

アットホームな雰囲気のあるこのお祭りだが、地元・東北グルメを提供する屋台が軒を連ねているのもたまらない。まずは肌寒い時期にありがたい定番グルメの芋煮。里芋がごろごろと入っている汁物は体があったまる。さらに海からははらこ飯、山からは玉こんにゃくと、その様相は東北グルメの万博会場のようである。その中でも特に見逃せないのが、セリ鍋ではないだろうか。セリはその香りと歯触りにファンの多い野菜だが、仙台の冬には欠かせない料理となっている。たっぷりとセリの入れられたこの一品はぜひ試しておきたい。

セリ鍋を食べている間も、美しい歌声が境内に響いている。町の方々の協力でつくられているお宮町秋まつり。寒い時期だが、終始あたたかさを感じるお祭りであった。

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