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「厄除け地蔵尊大祭」温泉街で24時間続く祭り|観光経済新聞

更新日:2022/8/24 高橋 佑馬
「厄除け地蔵尊大祭」温泉街で24時間続く祭り|観光経済新聞

2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2022年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

温泉街で24時間続く祭り

山梨の県庁所在地といえば甲府だが、こちらに甲府三大祭りというものがある。2月に行われる「大神宮祭」、5月開催の「正の木祭り」、そして今回訪れた「厄除地蔵尊大祭」だ。

このお祭りが行われる舞台は、甲府駅から北西に少し進んだ湯村温泉。武田信玄の愛した名湯としても人気が高い温泉地だ。その歴史は古く弘法大師による発見という説もあるが、少なくとも信玄の時代には湯治場として認識されていたようだ。

この湯村温泉のランドマーク的存在である福田山塩澤寺が、厄除地蔵尊大祭の舞台である。塩澤寺は、まさに弘法大師が訪れたことにより、808(大同3)年の開創とされる古刹だ。こちらで毎年2月13、14日の2日間に、厄除地蔵尊大祭は開催されている。

お祭りの当日は、温泉街にたくさんの露店が並び地元の子どもたちでにぎわう。露店街となっている参道を抜けると現れる立派な山門。その眼前には、正午から始まるお祭りを前に多くの参拝者が並んでいた。つかの間正午になり、法螺(ほら)貝の音が響きわたる。山伏やお坊さんが行列を成し現れ、厄除地蔵尊大祭の開幕だ。

行列は温泉街を進み、お祭りの開催を知らせながら練り歩く。この際にお坊さんが沿道の客に渡していくお札がユニークだ。カラフルな面に「天下泰平」「万民豊楽」「厄難消除」「開運招福」といった言葉が書かれ、お財布などに入れて持ち歩くとご利益を得られるんだとか。ぜひともこのご利益には預かりたいものだ。

また、山伏が真っ白な御幣で行うおはらいも受けておきたい。1周し帰ってきた行列と共に境内へと進むと、石段を登り切った先にある地蔵堂での祈祷が始まる。火をたき、お経が読まれていく様子はどこか神秘的でもあるものだ。

このお堂にはご本尊の石造地蔵菩薩坐像がいるのだが、お祭りが行われている24時間は耳を開いて願いを聞いてくれるといわれる。ご本尊に願いを伝えたら、山門をくぐり温泉へと進むのも良いかもしれない。

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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